「鬱の本」について。
本の発売がレコ発ライブと重なってしまったので、このレテパNEWSではまだ紹介出来ていませんでした。
点滅社という出版社の屋良さんという方が、レテパを気に入ってくれたらしく、面識は無かったのですがオファーしてくださいました。
「10代の頃の鬱屈、鬱、読んでいた本」について1000文字で。
という事だったので「鬱、憂鬱、10代、本、と言われ放出したレテパシー」という文章を書いてみました。
鬱も憂鬱も10代も本も、自分にとっては身近なテーマだったので、スラスラと書けました。
発売直前まで他の執筆者が誰なのか知らなかったので、友部正人さんの名前を見てびっくりしました。
俺は偶然にも「読んでいた本」の紹介で友部さんと星野道夫さんの名前を出していたので。
「どこから読んでも良い本」との事なので、パラパラとめくって数人の文章を読んでみました。
みんな「1000文字で2ページ」という約束を守っているので、どこを開いても2ページびっしり文字が並んでいる。
そんな中、パラパラとめくっていたら、1人だけ片方のページが白紙の人が。
それは谷川俊太郎さんでした。
2ページどころか1ページにも満たない谷川さんの文章は圧倒的で、2ページどころか2億光年を感じちゃった。
友部さんの文章も素晴らしく、この前初めて話した印象も相まってか「友部正人は都会に住む野生動物だな」なんて思いました。
友川さんの「スマホ首」には声を立てて笑いました。(俺は20代前半の頃に友川カズキの前座をした事がある。移転する前のススキノLOG)
歌や小説や詩や映画や絵、とかなら、自分なりに優劣(分かりやすく、雑な言い方でごめん)をつけれるのですが、エッセイ的な文章はそういう気持ちで読んだ事が無かった。
好き嫌いはもちろんあるけれど。
他人と並ぶ自分の文章を読むのは初めてだったのですが、なんか自分の文章もいい文章だな、とちゃんと思えました。
文章を書くのは子供の頃から好きなので、今後はこういうオファーもたくさんくればいいなあ、なんて思いました。
「鬱の本」(点滅社)/1800円
書店や通販でどうぞ。
12月になりましたね。
12月1日になって街を歩くと毎年、ついついシオンの「12月」を口ずさんでしまいます。
12月
街はクリスマス気分
あちこちから想い出したようにジョンの声
そして俺ときたらいつもこのごろになると
なにかやり残したよなやわらかな後悔をする
でも、今年は違いました。
シオンじゃなくて自分の歌を口ずさんでいました。
12月1日の朝、起きたら「シェインが死んだ」との知らせ。
抱っこした赤ん坊のピカピカの顔を見つめながらシェインの事を考えていたら、久し振りに歌が出来たのでした。
だからアルバイトに行くために家を出ても、自分の作った歌が頭の中で流れていました。
今年の5月に子供が産まれてからは、まだ1曲も出来ていなかったのですが、シェインのおかげで出来てしまいましたね。
11thアルバム用の10曲完成以降、子供が産まれたり、断酒後初のアルバイトを始めたり、ドタバタしていたせいもあってか、歌が出来るような感じじゃありませんでした。
もしかしたらこのまま一生出来ないのかもな、なんて思ったりもしました。
別にそれならそれで全然構わないのですが。(古い歌を歌うのも好きなので)
というわけで、12thアルバム用のデモテープは「12月1日」という歌で始まりました。
こうなるといつものようにポンポン出来ちゃうような気もしています。
シェインのおかげ。
さすがだね。サンキュー。
「12月1日」
君が死んで悲しい
君に会えてうれしい
ティンカーベルやマガウアンと
今日から街は12月
いつの事か知らない
いつも僕は死なない
ピーターパンやマガウアンと
雪の無い街の12月
明日は僕のバースデイ
雪の早い年にはいつも
おたんじょうび会でソリ遊びができる
だからもっと降れと祈っていた
何の事か知らない
いつも僕ら死なない
マガウアンやフック船長と
ソリ遊びのような旅に出る
雪の無い街の12月
今日から街は12月
2023.11.25
新宿Marble
僕のレテパシーズ9thアルバム
「RADIO LETEPA」レコ発ライブ
1.四面道信号待ち
2.無色の歌
3.ヒーローと
4.イカレた人
5.最後のGB戦士
6.数学と国語
7.ホワイトアルバム
8.夏の中で
9.コード泥棒
10.そばにいる
11.まだもう
12.夏のアルバム
13.17
14.君しかいない
15.青春
16.クレイなジー
17.ハローグッバイファックユー
18.海へ行こうよ
19.空知
20.愛は風景
アンコール
21.小さな町で(友部正人cover)
22.カニハウス
23.さんちゃんへ〜突き抜けたバカ(キャットキャットワンワンズcover)
信じるっていうのはこういう事なんだな、と思えた夜でした。
今まで23年歌ってきましたが、この夜は一番歌に近づけたと思います。
歌そのものになれた、とすら思っています。
危ない綱渡りな時期もあったけど、こんなに元気に辿り着けた。
あとはどこまでも行進あるのみ。
本当によかった。めでたしめでたし。
新しい物語が始まると思います。
この旅はまだまだ終わらない。
上中下、全3巻の旅ならば、ついに上が終わった気分。
最高の結末。感動のラストシーン。
まさにクライマックス。
来てくれた皆さん。
目撃してくれてありがとう。
なんか自分も目撃している気分でしたよ。
「何を目撃したの?」って聞かれたらさ「レテパシーを見てたんだ。」って答えたい。
まあ、20曲目の歌詞の最後の1行の感じです。
愛はただの風景だから
僕も君も眺めてる
10曲目の「そばにいる」という歌は次作10thアルバムの歌だけど、この歌の歌詞もそうです。
そんな街の風景になれたら
なれてたら僕ら
そばにいる
こんな感じの夜でした。
そう思いませんか?
きっと、同じ気持ちだと思います。
ありがとう。愛してるよ。
これからも、懐かしい風が吹く風景のようなバンドでいたい。
あなたも素敵な風景でいて下さい。
そしたら僕ら「そばにいる」と思います。
PS.夏は普通に物干し竿に洗濯物を干しますが、今の時期は庭木にしか日が当たらないのでこうなります。
これはライブで着てたツナギ。
キラキラ光ってて、近くで見ると湯気が立っていた。
日光ってすごいなあ。
洗剤のいい匂いの蒸気を見てたらさ、なんか希望に満ちた気分になったよ。
「中巻」は素敵な事が続くような気がします。楽しみ。
PS.「自分が歌い出すキッカケになった人」の目の前で歌ったので、歌達も喜んでいました。
まあ父みたいなものですからね。
アンコールでは友部さんのカバーで「小さな町で」も歌いました。
17才〜18才の頃、この歌を何時間もリピートして聞いていた。
授業中も制服のワイシャツの中からイヤホンを通してバレないようにエンドレスで。
自分のくだらない人生とは関係の無い、遠い夏の夜の世界に逃げ込んで、安心した気持ちになっていたのでしょう。
でも、今回あらためてこの歌と向き合い、歌詞を紙に書き、何度も歌っていたら、あの頃とは違う歌に聞こえてきたんです。
まるで、あの頃の自分と今の自分が糸電話でつながっているような。
制服の中に忍ばせたウォークマンのイヤホンを通して、あの頃の自分に教えてあげているような。
アンコール、そんな気分で18才の自分に歌ってあげていました。
「大丈夫。うまくやっていけるさ。」
なんか、今も書いてて涙が出てきたよ。
ほんとよかったね。
「小さな町で」友部正人
小さな町で車を止めて
コーヒーを飲み本を読む
そんなことができるなら
そんなことがしてみたい
夜の向こうには何もない
ぼくらはどこへも向かってはいない
ラジオから流れるロックンロールが
ぼくらを古い時代に連れ戻す
制限速度の標識のように
君はぼくの前に立っていた
その時君はまだ18歳
ぼくらは制限速度を置き去りにした
さあ、あと2日です。
我々は最後のスタジオも終え、準備万端です。
セットリストも新旧織り交ぜた素敵な曲目になったと思います。
「伝説の2023.11.25のセットリストTシャツ」を作りたくなるくらいのセットリストだと思います。
Tシャツといえば「RADIO LETEPA」Tシャツを元メンバーのハダユキコが作ってくれました。
前から彼女に「このジャケはTシャツにしなきゃ勿体無いよ。」と言われていたのですが、時間に追われ(週4でバイトしてるしね!)諦めておりました。
いつまで経っても作ろうとしない俺を見て、業を煮やしたユキコが「じゃあ勝手に作っちゃうからね。そのかわり売り上げ何割か貰うからね!」と言い放ち、作ってくれました。
【RADIO LETEPAジャケTシャツ】
白とグレーの2色。
Lサイズのみ。
2500円。
各20枚の枚数限定販売。
11/25の会場のみでの限定販売。
で、一つ業務連絡を書くと、、
各所に置かせて頂いた「RADIO LETEPAのフライヤー」を持参すると「RADIO LETEPAの缶バッジ」が貰えるのですが、遠方から来てくれる人とか大変だろうなあ、と思い(新宿にも各所置かせて貰ってるが、ディスクユニオンとか、ちょっと遠回りですしね、、)このTシャツやアルバムとか、物販を買ってくれた人にもプレゼントする事にしちゃいます。
フライヤー持参の方の缶バッジも当日物販コーナーでお渡ししようと思っています。
開演前でも終演後でも好きな時に貰いに来て下さいね。
※「1st〜6thアルバムジャケ6枚セットTシャツ¥22000」の在庫もおかげさまで数少なくなりました。
買ってくれた方々、本当にありがとうございました。
おかげさまで在庫少なく、セット売りが難しくなったので、11/25は残った在庫をバラで販売しようと思っています。
粋にパッとセットで買ってくれた方々、ありがとう。お許しを。
さっきセットリストの事を書きましたが、今回のセットリストには次作10thアルバムからも5曲入っています。
この5曲、実は先月末にレコーディングをしました。
いつもはアルバム10曲をまとめて録音するのですが、今回はカニユウヤが「10thの歌はドッシリしてるので、10曲まとめてじゃなく、5曲ずつアレンジして録音しましょう。10月に5曲。2月に5曲。」と提案してくれたので、そういう運びとなりました。
せっかくなので歌詞を読んでから聞いて貰いたいな、と思ったので「歌詞」のページに載せてみました。
11/25のライブが終わったら消そうと思ってますので、今のうちに読んでみてね。
10thアルバムは全曲夏の歌。
タイトルは「夏のアルバム」です。
来年の初夏には出したいな、と思っています。
今日は長くは書きません。
前回、前々回のレテパNEWSに全て書いたので。
とにかく「RADIO LETEPA」を聞いてみてね。
そして大好きだったら11/25目撃してね。
昔はこの純粋現象を起こすのも大変でした。
無名の自主制作インディーのエンデンジャードスピーシーズ(絶滅危惧種)なバンドの「アルバムを聞いてもらう」のは一苦労だったので。
今はこの文章を読んだ数秒後には「四面道信号待ち」のイントロが始まります。
で、その25分後(今作はジャスト25:00でした)には「サンキューレディオレテパ。バイバイ。タラッタラタラララ🎵タラッタラタラララ🎵」となります。
で、余韻のままにチケット購入。
なんて純粋な現象だろう。最高に好き。
昔の方が良かったとかさ、ギャーギャー言う人もいるけれど、俺はこの2023年のやり方が一番純粋で大好きです。
歌が出来て、録音して、聞いてもらって、見てもらう。
邪魔者はいない。
歌とあなただけ。
まさに純粋現象。
これでダメなら純粋現象として悲しむのみ。
全然平気。余裕の行進。
では、ライブで会いましょう。
バイバイ。
PS.🎵タラッタラタラララのあの音はカニイヤン(カニ君の呼び名ね)の持っていたFMシンセ(KORG Volca FM)という見た目もかわいいマシーンです。
あのジングルを当日は生で聞けるかも知れませんよ。
色々用意しています。お楽しみに。
レテパNEWS、ずいぶんご無沙汰になってしまいました。
前回書いた「歌う事に決めたのは高度1万メートルだった」に今伝えたい事を全て書いたので、それ以上書きたい気分にならなかった、というのもあるのですが、単純に忙しく、ゆっくり文章を書く時間が無かった。
2019年2月に酒問題でたこ焼き屋のバイトをクビになって以降、アルバイトをしていませんでした。(いわゆる売れないバンドマンなので、ずっと労働しながら活動してきた)
高校を卒業し、2001年の春に岩見沢から札幌に出てきて、フリーターの一人暮らし。
それから18年、さまざまなバイトを経験しました。
仕出し屋、コンビニ、掃除屋、警備員、スープカレー屋(札幌ピカンティ)、auお客様センター、鬼太郎茶屋(調布市深大寺)、動物病院、リサイクルショップ、たこ焼き屋。
そして2019年2月、たこ焼き屋もクビになり、バンドもアルバム作り(4thアルバム「ブルースマン」制作中だった)もアルコール依存症による心身衰弱&錯乱で崩壊寸前、借金も限界を超えていて、いわゆる「底つき」を再確認、2度目の本格的なアル中治療に入りました。(おかげさまで4年8ヶ月断酒続いています。たまに勘違いされるから書くが、ライブ中に飲んでるのはノンアルです。ご心配なく。ありがとう)
その後、幸運な事に、高円寺の古い空き家に住める事になり、家賃がかからなくなりました。(妻の祖夫母が住んでいた家。7thアルバム「クレイなジー」収録曲「コロナの頃なら」で歌っています。ちなみに「さよならの合図」のおばあさんとは別のおばあさん)
そこの駐車場を中古電動チャリ屋のおじさんに貸して収入を得たり、思いがけない大きな臨時収入が続いたり、と、歌い出してから初めて、何年もアルバイトをしない生活を経験しました。(あ、一時期運動不足解消の為にウーバーイーツの配達員をやってたか。ウーバーは今までの人生で3本の指に入るくらい夏を感じられた。良い思い出)
そして今までの賃貸アパートと違い、大きな声で気兼ねなく歌えるのも影響したのでしょう、この家に住んだ2020年の春からの3年半で50曲(レテパで言うと7th〜11thアルバム収録曲)も歌が出来ました。
①「断酒も続いている」
②「歌もたくさん出来る」
③「ライブもシラフで良いライブが出来ている」(2017年の1回目の治療時はこれがクリア出来なかった。シラフで会場に着くと「なんでこんなとこで歌わなきゃいけないのだろう」と思い、ライブが始まっても「こんな人達の前で歌ったってなんの意味も無い。死ね。死にたい。」と思いながら歌っていた。端的に書くと断酒起因の鬱状態だった)
この①②③がバッチリ出来ているのに、なんでまたバイトをしなきゃいけないのか、これが全てなんだから、バイトなんてしなくて良いはずだ!良いアルバム、良いライブ、が出来ている以上はこの生活を続ける権利がある!と迷い無くノリノリで前進あるのみ状態でした。
なので、昨年妻が妊娠した時も「どう考えても、子供にかかる金は一銭も出せそうに無い。今の良い状態を崩したくない。だから、産まれるまでの金も産まれてからの金も全部そっちでなんとかしてくれ。その代わり家事は全部俺がやります。」と伝え、後で揉めないように正式に約束してもらいました。(我が家は金銭を完全に別にしている。なので俺がどんな状態にあっても妻は俺に一銭も貸さない。共依存防止)
しかし、今年の初めあたりにはとうとう金が底を付き、そろそろ限界か、と思いながらも、また消費者金融(2ndアルバム「愛してるよ」収録曲「ロックンロール」でも歌われてますね)それも足りなくなり、中古自転車屋のおじさんに「あと3年貸すので3年分の場所代をまとめて払ってくれませんか?」とダメ元で言ってみたら、快くOK!そんな感じでだましだまし過ごしていました。(クラウドファンディングもありがとうございました。これは9thアルバム「RADIO LETEPA」の制作費に使わせて頂きました。残った分は10thアルバムのアレンジの為のスタジオ代に使わせて頂いています)
そして何よりも「RADIO LETEPAが夏に出る。これが評判になれば何とかなる!」と思う事にして、現実逃避しておりました。(音楽で収入を得られる時代じゃない、とは思っていません。むしろレテパのような無所属で、しかも飛び込むジャンル、シーン、も見当たらないバンドには好都合の時代です。ただ、まだ数年はかかる山登りなのが現実。その「現実」から逃避していた、という意味です。2020年代のサブスク乱世は大好きです。山賊気分。楽しい)
が「RADIO LETEPA」による収入は制作費にも遠く及ばず、、(良いんです。分かってた事です。もっと長い目で大きな山を見てるんで大丈夫です)
前置きが長くなりました。
冒頭に書いた「レテパNEWS、ずいぶんご無沙汰になってしまいました」「単純に忙しく、ゆっくり文章を書く時間が無かった」のは、アルバイトを始めたからなんです。(週4だ!)
いまさら、
「ええと、コミヤタイシさん?」
「あ、分かりづらくてすみません、、フルミヤヒロシです。」
「バンドマンなんですって?夢追ってるって素敵ですよね。応援しちゃいますよ!うちにはバンドマンや芸人の卵がいっぱいいますからね。きっと仲良くやれますよ。フルミヤさんはどんなジャンルなんですか?」
「ええと、うーんと、まあ、普通のよくある編成のいわゆる普通のバンドって感じっす。」
みたいな、やり取りをするのはめんどくさいなあ(まあ、意外と平気で出来るんですが。そしてどのバイトでも優遇、厚遇される傾向にある。多分仕事が出来る方なんだと思う。どこでも優しい扱いを受ける事が多かった)と思い「来月になったらバイト探すぞ」と言いながら早数ヶ月、、が経ったある日、ひょんなキッカケでとある喫茶店のバイトを紹介されたのでした。
その喫茶店はご夫婦でやっていて、しかもその店のマスターは歌手で俺も昔何度か共演していて、分かりやすくゲスな書き方をすると「負けた!」と何度も思わされた素晴らしい人だったので、社会復帰するならこのバイトしか無い!と覚悟を決め、お願いする事にしたのでした。
働き出して、早1ヶ月、思っていた通りの素敵なバイト先で、本当に楽しく労働させて頂いてます。(チャボ?キヨシロー?のどっちかが昔「週4超えたら仕事になっちゃうからね、バイトは週4までだ!」みたいな事言ってたから、教えに背かず週4です)
ただ、週4でバイトしてみて分かったが、時間が一気に無くなりますね。
まあ、しょうがない。
10thアルバムの制作資金が無いんだもん。
稼ぐしか無いよ。がんばります。
というわけで、今後レテパNEWSやレテパツイッターへ文章を書く回数が露骨に減ると思います。
が、そのかわりアルバムを出すペースは落とさないつもりです。
まあ、歌が全てだから大丈夫。
レテパシーに触れたい時はアルバムを聞いて下さいな。
そして、今言いたい事は「11/25のレコ発はぜひ目撃を!」のみなので、ちょうど良い。
もう来月ですよ。
11/25!新宿Marbleで会いましょう。
PS.レテパツイッターでお知らせしていますが、レコ発ライブのチラシを手に入れて当日会場に持参すると「RADIO LETEPA缶バッジ」が貰えます。
チラシ、都内を中心に色んなお店に置かせて頂いています。
本当にありがとうございます。
PS.前作8thアルバム「エンデンジャードスピーシーズ」(これは「絶滅危惧種」という意味です)のレコ発ライブは、大阪でも開催しました。
とても楽しかったし「9thの時もまた来ます!」みたいに言った気もします。
が、悲しいけど行けません。ごめんなさい。
そちらから来てくれたら嬉しいです。(もちろん他の遠方の方々も)
絶対に素晴らしいライブにするので。
PS.「最近発見したカッコいい人々紹介コーナー」
※唐突に思われるかもですが、素敵な人を発見した時は勿体ぶらずに大騒ぎしよう!という方針で生きています。
ので、たまに大騒ぎします。
「THEドイ」(「犬丸二」も)
知ってから毎日聞いています。
ライブもカッコ良かった。大好き。
繊細で不安定な人がキラキラ(時にはイライラ。それも良い。)しているのを見ると、感動する。
喜怒哀楽全部に平等に付き合ってる感じがする。それはとても大変な事。偉いよ。すごい。
そして、いつか平気な顔をして喜怒哀楽の向こう側ですらクルクル回りながら歌ってしまうのでしょう。
そういう状態の事をディーバっていうのかもね。本当は。
「のりもの」
俺は昔からこの3人のファンだった。
ので、この3人が新しいバンドをやっていると知ってすぐに見に行った。
案の定すごかったし、その頃モヤモヤと思っていた事を一瞬で解決してくれた。
俺達は正しい。
※「その頃モヤモヤと思っていた事」
↓
「初めて、パンク、ロック、ブルース、とかの伝説を聞いた10代の時とかに、自分の暮らす平凡な世界と比べて遠い出来事のように感じてたんじゃないの?お前。でも今お前はようやくちゃんと辛くて暗い世界で虐げられてるじゃん。サイテーの暮らし。なのになんで、そんな自分と無関係な歌しか歌わないんだろう?せっかくようやく絶望の先の(明るさでも暗さでもそれはどっちでも良い。同じ事だから。)歌を歌える状態になったのに!せっかくここまで来たのに!変だよ!もったいないよ!」と、何人かの昔カッコよかった友人達の現在の歌を聞いてモヤモヤしていました。
どうしても嘘の茶番に見えてしまい、モヤモヤ分からなくなっていた。
なぜだ?と。
明るくても暗くてもどっちでも良いからさ、輝いてよ、と思ってました。
パンクもロックもブルースも、ジャンルやスタイルじゃなくて、ただの現象じゃん。状態じゃん。
お前はそんな事絶対に知っているはずなのに。なぜだ?分からん!何がどうなったらこうなる?と。(その後思った結論を書くと「歌う事をやめる」という選択肢が欠如してしまうとそうなってしまうのかな?と思いました)
が「のりもの」は俺と同じ世界を見てて、俺と同じ土の上に、俺とは違う芽を出して、3輪の可憐な花を咲かせていた。(最近発見、では無いが、先月久し振りに見た「メシアと人人」にも同じ事を思った。ドキドキしながらボーカルの人に熱い思いを伝えたら「うちら今日はあんまり良くなかったでえ」なんて関西弁丸出しで仰っていましたが。俺はとても感動したよ)
近年はサブスクで色々聞いて、グッときたら必ずライブを見に行くようにしています。
その際はなるべくドラマチックにしたいので、歌とジャケ写以外の情報は極力未知の状態で当日を迎えます。
ドキドキ!キャー!出たー!わー!こんな顔かよ!素敵!ってな感じで、メンバーが登場するだけで、ドラマチックに鳥肌まで立ってしまうのです。
でも、時給1100円の労働を始めると、貧乏臭い金銭感覚も復活するみたいで、ライブハウスのチケット代って高いなあ、と最近改めて思います。
誤解無いように書くと、3000円+ドリンクで3600円も払うんだから、出演バンド全部とはいかないまでも、せめて半分は素敵にしてくれよ、と思う。(せめて2組でも素敵なら全然安いと思う)
いくら、ドラマチック状態とはいえ、お目当てのバンドが30分の演奏で、他の3組がボロボロじゃあ、なかなか悲しくもなる。
その点、先月見に行ったPASSiON RECORDSのイベントは素敵なバンドがたくさん出ていて嬉しかった。
でも、なんか自分が不安定だったのか、疎外感的な気分がその後何日も続いた。
そんな落ち込みモードのある日、ふと思い出したんだけど「ロックンロールじゃ踊れない」ってこんな気分の時に出来た歌だったなあ、と思った。
「あはは。もう歌ってんじゃん、やるな2010年の俺。サンキュー。」と思ったら救われた。
自分は昔から本当に落ち込んだ時はレテパシーズのアルバムを聞きます。(レテパすら疑いたくなるくらいに落ち込んだ時、レテパを続けるか確認する為かもしれません)
この前は7thアルバム「クレイなジー」を久し振りに聞きました。
とても良くて元気が出た。全然大丈夫じゃん!問題無し!と思えました。
他にも書きたかった最近カッコよかった人々もいるけれど、もう時間切れ。
長くなるのでまた今度。丁寧に書きたいしね。
俺は時間に追われる労働者。(今「週4のくせに!」と思ったあなた!いいね。鋭い。)
売れないバンドマンはつらいぜ。
さあ、勝負はいよいよここから。バイトマン、バンドマン。
楽しく颯爽と山登り。がんばろう。
11月25日は「RADIO LETEPA」レコ発ライブです。
チケットはこちらからお願いします。
1999年。17才。
北国の高校2年生。
5月の最後の日にはハイロウズのバームクーヘンのツアーを札幌ファクトリーホールに見に行った。
周りの人々は進路を決めていたが、自分は何になりたいのか、まだ全く分からなかった。
ハイロウズを見ても、不思議なもので、自分もやりたい、とは1ミリも思わなかった。
ただ、人間じゃない人間もこの世にはいるんだな。カッコイイな。
と、体がちぎれるほど興奮した。
ある日、新篠津村のガールフレンドと地元岩見沢の本屋で待ち合わせをしていたが、待てど暮らせど現れなかった。
ケータイは普及し始めていたが、自分は嫌いで持っていなかった。
田舎の本屋には読みたい本も置いておらず、ただひたすらにボーッと待っていたが、しびれを切らしテキトーに一冊の雑誌を手に取った。
阿部薫特集のBURSTだった。
その日からアルトサックスを吹いてみたいような気がした。
阿部薫のCDは、地元にはもちろん、札幌のタワレコにも売っていなかった。
確か、廃盤になっていて取り寄せも出来なかった。
なので代わりに阿部薫の事を色々な人が書いている本を見つけて読んだ。
その中に友部正人さんの名前もあった。
友部さんの歌はまだ知らなかったが、素敵な文章だと思った。(浅川マキさんの文章もよかった。翌年には札幌でライブも見れた。本当にすごかった。)
友部さんの文章を読んだ後「あれ?この名前見た事あるな。誰だっけ?」と考えたら思い出した。
大好きだったマーシーの「夏のぬけがら」の「地球の一番はげた場所」の人だった。
ようやく手に入れた阿部薫のCDは、想像していたとおり、優しくてキレイな音だった。
音を聞く前に、色んな人の書いた、破滅的に神格化された文章を読んでから聞いた事になるのだが、どれも的外れで、やっぱり俺の睨んだ通り友部さんという人の文章に近い音だった。
その頃CDウォークマンからは阿部薫、チャーリーパーカー、エリックドルフィー、、とサックスの音ばかりが鳴り響いていた。
雪深い北海道の田舎町。
学校にもほとんど行かなくなった進路未定の17才。
死者達のラッパの音はどこまでも続く氷点下の中で唯一の熱だった。
その頃、生きている人間が全員嫌いだったからかも知れない。
遠い死者の音色が何よりも近くて熱かった。
その熱だけを頼りに生きていた時期だった。
自分でもアルトサックスを吹き出した。
とにかく朝も昼も夜も吹き続けた。
目的は無かった。
ただ吹いていないと呼吸が出来ないような感覚だった。
そんなある日、母がCDを買って帰って来た。
栗山町の小林酒造で行われた西岡恭蔵さんの追悼ライブの帰りだった。
そのCDは友部正人の「読みかけの本」だった。
早速ウォークマンで聞いてみた。
自分が今まで聞いてきた歌とは全く違う歌だった。
11曲目の「小さな町で」という歌が流れて来た時、救われたような、未来を提示されたような、希望に満ちた気分になった。
アルバムを全部聞き終わった後、その歌を何回も何回も繰り返して聞いた。
「その時君はまだ18歳 ぼくらは制限速度を置き去りにした」という歌詞が、死ではなく生の方角にアクセルを踏んでいるような気持ちにさせた。
かつて自分のような感覚を持って生きていた人が、今も50才になって生きている。
そんな風に思って救われたのだろう。
その後、修学旅行で東京へ。
東京のCD屋には色んなCDが売っていた。
廃盤になっていたアルバムもたくさん手に入った。
渋谷のタワレコで母へのお土産も何か買ってやろうと思い、友部正人のCDを探してみた。
「CD選書ベストセレクション」というシリーズもののやつが、沢山入っているのに1500円と安価だったのでそれにした。
そして帰りの飛行機。
相変わらずジャズのラッパを爆音で聞いていたが、ふと母へのお土産も聞いてみる事に。
再生ボタンを押す。1曲目は「反復」。
ハーモニカ、ギター、咳払い、そして歌が始まった。
この瞬間、喉に刺さっていたサキソフォンは抜けていた。
俺は歌を歌う事に決めた。
あれから23年。
高度1万メートルで始まった「歌を歌おう」という気分は今も変わらず続いています。
ちょっとドラマチックに書き過ぎたかな?
要するに2023年11月25日「RADIO LETEPA」レコ発ライブは必見ですよ、というお知らせでした。
ご来場ぜひお待ちしております。
PS.その後、初めてライブを見に行ったのはこれ。
札幌時計台。高校3年生の冬でした。
会場の都合?(借りられる時間が決まっていたのでは?)なのか、雪の降る中、外で物販を買った記憶がある。
札幌でCDを買うと帰りの高速バス(札幌-岩見沢)の中で初めて聞く事になる。
岩見沢三井グリーンランドの観覧車が見える頃に大抵のアルバムは終わりを告げる。
友部さんの「ジュークボックスに住む詩人」に載っていた、たま、どんと、チャボ、シオン、シバ、三宅伸治、遠藤ミチロウ、ポーグス、トムウェイツ、ランディーニューマン、、
札幌のCD屋で買っての帰り道、初めて聞くのはいつもこの高速バスの中でした。
書いててとても懐かしい。あのバスの中の冬の感じ。
PS.「読みかけの本」は母のやつをそのまま貰ってきたので、今見たらチケットと新聞の切り抜きが入っていた。
PS.今回の文章の頃の事(アルトサックスが喉に刺さっていた頃の事)をよく表している歌に「雪解け」という歌があります。
8thアルバム「エンデンジャードスピーシーズ」収録曲。
良かったら文章と合わせて聞いてみて下さいね。
「雪解け」
3月の通学路はみずうみで
歩きやすい道を選んでく
サキソフォンをのどに刺してたから
息をしたら音になっただけさ
残雪は黒く汚れてたが
解けた水は春は美しいな
革命は白いミズバショウ
ふるえてる 僕の目の中で
サキソフォンをのどに刺してたから
息をしたら歌になっただけで
僕の心 黒く汚れてたが
解けた水は春は美しいな
「冬の寒い道を歩き丘の上の学校に行く時
僕の息が白く白く舞い上がるのが嫌だったので
僕はアルトサックスを買ってそれをのどの奥に刺した
それから僕の吐く息は全ておかしな音に変わった」
8thアルバム「エンデンジャードスピーシーズ」収録収録
(2021年作詞作曲)
「RADIO LETEPA」リリースから2週間が経ちましたね。
今日は「RADIO LETEPAが出来るまで」という題で、アルバム完成までの道のりを振り返ってみようと思います。
「RADIO LETEPAが出来るまで」
アルバム制作をどこからと捉えるか。
それは各メンバー違うと思う。
自分が振り返る場合は作曲からになりますね。
歌が無けりゃあ、始まらないです。
全曲振り返るのは長すぎるので、アルバム2曲目の「無色の歌」を例にとってみます。
2021年の夏。カブで東京から北へ。
埼玉で白バイに捕まる。
罪状は「サンダルでの走行」
東京では捕まらないが、埼玉ではダメらしい。
で、仕方なく犯行現場の近所のホームセンターで一番安い履き物を買ってパチリ。500円。
おまわりの予告通りに懐かしい雨が降って罰金6000円がチャラになる直前の空。
これは違う旅の時ですが、同じ服着てるからバレないかな、と思って流れで載せようと思ったら、一つだけ違うところがありました。
間違い探しみたいで面白いので載せときます。分かるかな?
そして旅から帰って忘れた頃に歌は勝手にやって来ます。
今見たら、懐かしい雨が振ったあの日は2021年8月20日。
歌が出来たのは2022年1月28日。(アルバムリリースは2023年8月2日)
歌は「多重録音DubDub」というやつに録音して、メンバーに渡します。
すごくアナログなので、自分の性に合っています。
出来る作業が「録る」「重ねて録る」「リバーブをかける」「LRに振る」のみで、音を重ねる時も箇所箇所では出来ずに、いちいちその部分まで静かに待っていないといけない。好みです。
高校生の頃、テープに吹き込んでいたのと同じ感覚。
制約があるのは良い事だと思う。
魔法を使うためには。
過去の写真を振り返っていたら、この写真が去年の明日(2022年8月17日)でした。
その1週間後。
8thアルバムのCDが出来たよー!とメンバーに渡した日の写真。
一番右の顔を隠しているのは先代のキーボードのハダユキコ。
この時はもう脱退していたのに、スタジオにいるのには訳があります。
この頃ユキコはキーボードの菊竹南に色々引き継ぐ為、スタジオにやって来てくれていた。
彼女達は元々仲が良いので、ユキコ→南への引き継ぎはとてもスムーズにいったと思います。
少し戻るがこれは2022年の4月。
菊竹南加入の時の記念写真。
それから約半年でこの写真か。
そう思うと南ちゃん、すごいなあ。たくましい。
ちゃんとレテパシーズになれました。
この写真は2022年11月18日下北沢シェルターでのワンマンライブ後の楽屋。
半年で、このセットリスト+この日やらなかった9thアルバムの歌5曲、をレテパシー放出しながら弾けるようになるのは、結構大変だったんじゃない?えらい!
1.ライブハウス
2.実家のハイロウズのリストバンド
3.年末年始音楽番組感想
4.島崎智子へ
5.161倉庫
6.エンデンジャードスピーシーズ
7.雪解け
8.さよならさよならB.B.B
9.たこ公園
10.7月12日、13日
11.君しかいない
12.17
13.ロックンロールじゃ踊れない
14.イカレた人
15.無色の歌
16.ヒーローと
17.数学と国語
18.ホワイトアルバム
19.青春
20.クレイなジー
21.ハローグッバイファックユー
22.海へ行こうよ
23.水平線
24.札幌ナンバーの最後
25.大丈夫このまま
26.僕ら
さあ、バンドも好調。
あとは録音するだけだ!
と思ったら、金が無い。
無いというよりも、今までのツケがたまり借金しかない、、。
そこで悩んだ挙げ句、クラウドファンディングをする事に。
物販を売るとか、ただの金集めには抵抗があったので「メンバーに聞かす為に多重録音DubDubで録音してたデモテープをリターン限定で販売しよう!それならば10thや11thの新曲も聞いてもらえて嬉しいから一石二鳥だ!」という感じの内容になりました。
その名も「HIROSHI DEMO」
7th〜10thアルバム用のデモ40曲と、その時出来たばかりの11th用の2曲が収録されていました。
一応おもしろ高額商品も用意するか、と思い用意した「母のお下がりの赤いジャンバー(PVやライブでよく着てるやつ)」を30万円で販売しましたが、これは売れず、、。
ですが、無事9thアルバム用の資金が集まったのでした!
本当にありがとうございました!
すぐに録音!
7th,8thを録った吉祥寺GOKが閉店してしまったので、今作は違うスタジオ。
西荻のリンキーの地下の部屋です。
カニユウヤからこの部屋を勧められた時に「チッツのひっしーさんもよく利用してます。あと幽霊も出ます。」と言われ、なんか良いじゃん!と思い即決した。
大正解だったと思います。
録音の合間の喫煙者チーム。
全然違うタイプの2人ですが共通点が1つだけある。
それは「10代の頃からレテパシーズを好きだった」です。
それで十分なんです。
さあ、バッチリ録れたからジャケット写真を撮らなくちゃ!
という事で、さっそくイメージ絵を描きました。
MV「ヒーローと」撮影の合間に絵の通り撮影してみた。
が、絵の方がジャケには合っている気がしたので、絵がジャケになってしまった。
そして写真はアー写になったのでした。
そして毎回この写真を撮ると「9thも終わったなー!」という気持ちになります。
これにておしまい。
というわけで、今日は「RADIO LETEPAが出来るまで」でした。
色々懐かしい写真を振り返っていたら、去年の今日(2022年8月16日)がこれでした。
この黒い猫はもういない。
そして、、
歌が出来てからバンドでアルバムにするまでには1〜2年くらいかかってしまいます。
例えば、もし今日歌が出来たとしてもアルバムに入るのは12thアルバムです。(毎作同じ10曲入りにしたい。数字が違うと気持ちが悪い。のと、出来た歌は全部アルバムに入れたい。ので。)
今出来た歌を聞いて貰えるのはまだまだ先になっちゃうけれど、自分さえしっかりしていれば歌は腐らないので、気長に待ってやって下さいね。
今見てる星の光は何年前の光、、とかいうけれど、それとちょっと似てるのかな?
要するに、しっかり光っていれば問題無い、という事ですね。
なんだか素敵な歌がどんどん出来そうな予感がします。
というわけで「RADIO LETEPA」よかったら聞いてみてね。
これを評判にして10thアルバム録音の資金にしたいので、好きだった人は大騒ぎしてやって下さいな。
9th,10th,11th,12th、、、、!
あせらずびびらず落ち着いて大行進するのみ!
がんばります。
PS.今度の金曜の夜、告知あります。
お楽しみに!
PS.ほたるたちの穂高亜希子がソロライブに誘ってくれました!
9/17(日)下北沢leteにて。
嬉しいので、この件は今度またゆっくり書きますね。
店狭いみたいです。ご予約お早めに!
「リリースから1週間が経ちました。ずばり今の気分は?」と問われたら「うーん。正直に言うと、こんな感じかな!」と、この写真を見せる事でしょう。
今、レテパシーズは10thアルバムのアレンジ真っ最中。(次回の8/27のライブは10thから結構やると思う。全曲夏の歌達。ぜひぜひ。※当日は高円寺阿波踊りなので街はメチャクチャでしょう。しかもお店は踊りのメインコースのど真ん中。なので、駅から会場まで普通に行ったらすごく時間かかると思います。なんか裏技とか無いのかなあ?コース内の店に用事ある人は警備員さんが誘導してくれるとか。俺、近所なので聞いてみようかな。阿波踊り事務所みたいなのが確か近所にあったから)
話がそれましたが、写真に丸が二つ付いていますね。
一つは次作10thアルバムの場所。
このアルバムの歌は2022年に出来た歌達になります。
カニユウヤ曰く、10thの歌はコードが複雑なんだそうです。
この時は「足踏みオルガンブーム」だったので、デモテープでもオルガンを弾きながら歌っている歌が多い。
そのせいらしい。
オルガンやピアノは全くコードが分からずに適当に弾いているので、自分でも知らないうちに「セブンス?ナインス?ディミニッシュ?」とかを使っているらしく、バンドアレンジも9thの時より時間がかかっている気がします。
でも、それは難航では無くて、バンドが成長している感じ。いい感じ。
というわけで、今の気分の大半を「10thアルバムを過去最高の名盤にしたいなあ!」が占めています。
もう一つの丸は12thアルバムが入るべき場所です。
12thアルバムの歌はまだ1曲も出来ていません。(11thの歌は全部出来ました)
最近は「新しい楽器に触れると歌が勝手にどんどん出来る」という傾向にあります。
なんか自分が魔法使いになったような不思議な感覚です。
ちなみに8thアルバムは、、
このギターがひょんな事からうちにやって来て、触ってたら出来た。
今作9thアルバムは、、
この変な形の改造ギターを真黒毛ぼっくすの大槻ヒロノリがくれて、触ってたらどんどん出来た。
次作10thはこの足踏みオルガンでした。(このオルガンについては長くなるのでまたいつか)
その次の11thはこのギターに触れていたら10曲出来ました。(左の方。右の金色のやつは7thアルバムの時に触れてたやつ。先代のベースのタカユキカトーがくれた)
こういう感じで、導かれるように新しい楽器がアルバム毎にやって来ます。(購入してない。勝手にやって来る。)
そして、触れているとアルバムの10曲が勝手に完成しています。
なので最近は、次に触る楽器は何かなあ?もうさすがに新しいのは導かれて来ないかなあ?なんて思って暮らしていたのですが、急に懐かしい連絡があり、やはり導かれて来るそうです。すごいなあ。
12thはどんな10曲になるのかなあ、そういえば父になってからの初めてのアルバムだなあ(作曲という意味では)なんて思いながら生きています。(先人達の父になってからの作品には素敵なものが多い印象があるので、自分もそうなのでは?と楽しみにしている)
なので「9thアルバムリリースから1週間が経ちました。ずばり今の気分は?」と問われても「ごめん、9thの事はあまり頭に無いんです。10thと12thが頭の中を占領しています。ゴーゴー!」と答えます。
もちろんたくさんの人に聞いて貰いたいので、一喜一憂する時はあります。
でも、もう気付いたんです。
登っている山の高さは正確に把握した。(多分これが一番難しい)
なのでレテパはこれからも「素晴らしいライブ。素晴らしいアルバム」を続けるのみ。
それがこの山を確実に登り切る方法だと思います。
この山から見る朝焼けは「レテパシーロックフェスティバル」の感動的な朝焼けでしょう。
夏の匂いがいい感じ。要は突き抜けるあの感じ。
まあ、簡単に書いちゃうと、レテパが有名になって「イカレた人」達を誘って、全部メチャクチャにしてやりたい!という感じです。
欲張りなのかなあ?
世界はもっともっと素晴らしいんじゃないの?と思っちゃう。
今はまだまだつまらない。もっとドキドキしたい。こんなもんじゃないでしょう。
そう思いませんか?
思う人は朝焼けを楽しみに!がんばりまーす!
PS.オズワルドのお二人からのコメント読みました?
本当に嬉しいですね。ありがとうございます。
レテパシーズを好きな人は、このインディー音楽界隈以外の人の方が多いんじゃないか?と思って生きています。
なので、全然違う場所で活躍しているお二人がコメントを書いてくれて本当にありがたかった。
全然面識も無いのに、以前ラジオで「17」を流してくれた、という事だけ(まあ本来それが全てなんですが)でオファーしてみたら快諾してくれました。
粋だなあ、いいなあ、なんか嬉しくてスッとしましたよ。
かっこいいなあ。
PS.レテパシーズツイッターの方にカニがライナーノーツを書いてくれました。
面白いのでこちらにも載せておきますね。
俺も今度こういうの書いてみます。
あとMV「ヒーローと」の撮影秘話も書こうと思っています。
PS.「RADIO LETEPA」レコ発ライブ。
そろそろ告知出来るかと。
ドキドキ楽しみにしてて下さいな。
期待を裏切らないと思います。
さあ!いよいよ明日!
2023年8月2日リリース
僕のレテパシーズ9thアルバム
「RADIO LETEPA」
1.四面道信号待ち
2.無色の歌
3.ヒーローと
4.イカレた人
5.最後のGB戦士
6.数学と国語
7.ホワイトアルバム
8.激めん
9.カニハウス
10.さんちゃんへ
リリース後はこちらで配信されます↓
https://linkco.re/pGxynMfX
※歌詞は全てこちらに掲載済みです。
配信サイトの歌詞は改行が気に入らないので、こちらでぜひぜひ。
ブツ派の通販の方はこちら↓
https://yoruninamaeo.theshop.jp/
※第一弾昨日発送しました!
多分大丈夫ですが、もしかしたら届くの木曜かも。
木曜になったらごめんなさい。
ちょっとトラブってしまった、、。
この後も随時通販お待ちしています!
このジャケは最初「こんなポーズで写真を撮ってジャケにしよう!」のイメージ絵でした。
が、MV「ヒーローと」撮影の時に拡大コピーして持って行ったら「これ良いじゃん!これで良いじゃん!これが良いじゃん!」という事になってしまいました。
一応絵のまま撮りましたが、越えられず?やはり絵がジャケになりました。
まあ、結果オーライでバッチリです。(撮影は長谷川大。ありがとう!)
MV「ヒーローと」見ました?
自信満々なのでぜひ!
出演
Vo.古宮大志(本人)
G.カニユウヤ(天使)
B.ヤハタトシキ(草)
Key.菊竹南(花)
Dr.関口萌(木)
撮影/長谷川大
編集/菊竹南
監督,脚本/古宮大志
撮影秘話はまた今度。
個人的な名シーンランキングを書くと、、
第一位「ラストの関口萌の笑顔」
→いい笑顔。なんか、泣ける。
色々あったからかなあ。
最後、この笑顔で完成した感じがした。
第二位「カニ天使」
→トイレットペーパーじゃないよ。エンジェルです。
第三位「俺のジャンプ」
→人生で初めてやった。
まさかあんなに飛べるとは。
二度は飛びたく無いので、練習無しで全力でやってみた。
まだの人はぜひ見てね。
最初このアルバムは「命はそこではちょっと軽くて 約束は重くて」というタイトルにしようと思ってました。
が、気が変わって「RADIO LETEPA」になりました。
タイトルからは消えたけど、アルバムラストでキャットキャットワンワンズが歌ってくれています。
まあ、あとは聞いてのお楽しみ!
以下はリリースに寄せてちょっとご挨拶!
↓
小学生の頃はみんなと一緒でカードやシールを集める子供でした。
高学年になると化石収集に全てをかけるようになりました。(隣町の三笠が化石の発掘地だった)
あれから何十年も経ったけど、基本姿勢は変わらない。(占い好きの家族曰く「射手座だからしょうがない」)
今は「10曲集めると1枚アルバムが手に入る」ということに全てを賭けています。
はたから見ると芸術家のように見えますかね?でも自分としては子供の頃と全く同じ気分なんです。
違うのは、あの頃の冒険ごっこよりもスリリングな事。
本当の冒険。
下手したら死ぬけれど、ドキドキワクワク、こんな旅に出たかった。
おーい、月形の少年よ。あと30年生きたら冒険の旅に出られるぞ。楽しみにしとけよ。
と、あの頃の少年Hに伝えたい気分。
♫突き抜けたバカと一緒に 冒険の旅に出かけたい
命はそこではちょっと軽くて 約束は重くて♫
(キャットキャットワンワンズ「突き抜けたバカ」より)
それでは!
僕のレテパシーズ9thアルバム「RADIO LETEPA」の世界をお楽しみ下さい!
2023年8月1日「RADIO LETEPA」発売前夜に
古宮大志
PS.9thが評判になって金が貯まったら、即10thアルバムの録音に入るんだ。
「RADIO LETEPA」を気に入った人は大きな声で隣近所に知らせてね。
PS.アルバムに寄せる素敵なコメントを頂きました。
明日夜に公開予定です。お楽しみに!
先日はシングル「イカレた人」をリリースしました。
明日はMV公開しちゃいます。(どの歌でしょう?お楽しみに!)
で、来週はいよいよアルバムリリースになります。
2023年8月2日リリース
僕のレテパシーズ9thアルバム
「RADIO LETEPA」
1.四面道信号待ち
2.無色の歌
3.ヒーローと
4.イカレた人
5.最後のGB戦士
6.数学と国語
7.ホワイトアルバム
8.激めん
9.カニハウス
10.さんちゃんへ
只今より通販の受付をスタートします。
※通販ページはこちら。
今作は今までと違い、クラウドファンディングという形で制作資金を集めたので、まずはキチンとお礼を。
以下お礼!
↓
集まったお金で、練習、録音、ミックス、マスタリング、MV撮影、させて頂きました。
大変お待たせしましたが、いよいよ9thアルバムリリースになります。
今作は皆さんのおかげで、ただただ作品作りに没頭する事が出来ました。
素敵なアルバムになったと思います。
ありがとうございました。
昨日もレテパシーズはスタジオでした。
昨日は10thアルバムのアレンジを進めました。
10thアルバムのタイトルは「夏のアルバム」(全曲夏の歌)
今年の夏には間に合わなかったけど、必ずや来年の夏のBGMになってみせます。
期待してて下さいね。
去年の夏、8thアルバムをリリースしました。
タイトルは「エンデンジャードスピーシーズ」(これは絶滅危惧種という意味でした)
その後、すぐに9thアルバムを録りたかったけど金が無い。
その時はクラウドファンディングには抵抗がありました。
でも、その時点で9thどころか10thの10曲も揃ってたし、11thの歌も出来始めていた。(今は無事11thも全10曲揃いました)
「歌が出来ても録音する金が無いんじゃ、歌出来ない方がいいな。出来るにせよ、もっと遅いペースで出来れば良いのに。」
という悲しい考えに取り憑かれはじめていたが、ある日良いアイデアを思い付いた。
「クラウドファンディング限定で新曲のデモテープ(メンバーに聞かせる用のやつ)を売ろう!それならば、録音資金も出来るし、新曲を今すぐ聞いてほしい、という欲求も満たされるぞ!」
そして、今回のクラウドファンディングに至ったのですが、今では本当にやって良かったな、と思っています。
皆さんのおかげで出来た9thアルバム。
あとは作品の力を信じます。
たくさんの人がレテパシーズを好きになってくれますように。
そして、10th,11thとどんどん録音出来ますように。
本当にありがとうございました!
まずは明日のMV公開をお楽しみに!
僕のレテパシーズ代表
古宮大志
PS.新アー写見ました?
これはMV撮影のスタジオで撮りました。(写真撮影/長谷川大)
俺が手に持っているのは「こんな感じでジャケ写を撮りたい、とイメージを描いた絵が意外と好評で、最終的にジャケ写候補がアー写になり、イメージ絵がジャケ写になった。やつ」です。
意味分かる?要するに9thのジャケです。(アー写はジャケ絵をそのままやっています。絵ではカニより南がデカくなってますね、、絵では南の髪が「M」になってるところがポイントです)
ヤハタが持っている「ON AIR」もよく見ると手作りですよ。よく見てみてね。俺作りました。
PS.シングル「イカレた人」のジャケ見ました?
これは昨日Twitterに載せてもらった通り。
↓
これは昨日の朝に文を書いてTwitter担当に託し、俺はスタジオに行ったのですが、昨日のスタジオでは怪奇現象が続出した。
様々な怪奇現象を前にみんな不思議がってたが、俺は「あ、亡霊が来たな。全亡霊消滅、大笑い、とか書いちゃったから、張り切ってまた来やがったな」と思いました。
でも、説明するのが面倒で「俺はこの怪奇現象に心当たりがあるが、説明には時間がかかるから説明しないわ。でも無害だから安心して!」と伝え、張り切って10thアレンジを行いました。
それでは明日、MVの中で会おう!
2ndアルバムリマスター祭りも終わりました。
最後には現メンバーも色々書いてくれました。
嬉しかったので、記念にこちらにも載せておきますね。(レテパツイッターに投稿してくれたやつです)
ヤハタトシキ
※Twitterではライブの動画も添付しました
↓
以上です。
「愛してるよ」の頃は、俺以外のメンバーが色々張り切ってくれて、各メンバーの個性も伝わりやすかったと思います。(あの頃は全てみんなに任せていた。なるべくレテパを広めたいが、嫌な事は出来ないので、そのラインを一生懸命気を使って探ってくれていた)
今のメンバーも個性的ですが、演奏以外の部分を紹介する機会が少ないので、こうやって少しでもみんなの人柄に触れてもらえて嬉しいです。
読んでいたら、ハジメちゃんに加入を打診した時の事を色々思い出しました。
最終的には井の頭公園で2人で会って、ずいぶん長く話したんだった。
新しいスタートだ!という輝かしい気分では無く、何とか6枚残すんだ、残さなきゃ、歩かなきゃ、一度止まったらもう終わりだぞ、という気分だったので、今思い出した2人で歩く井の頭公園までの道は、ずいぶんと暗い夜道に感じます。
2018年の頭くらいかなあ?辛い時期でした。
今、ハジメちゃんは公私共に抱える事が多過ぎて、たまにバンドを続けるのが大変そうな顔をしています。
そんな時俺は「2018年からのレテパ最悪の貧乏くじ期を乗り越えて、ここからはただただ純粋にどかーん!という明るいラッキーレテパなのに、ここで力尽きたらもったいなさ過ぎる!と思うよ。」と言います。
それに対してハジメちゃんは「あはは。ほんとそうだね。」と笑います。
未来は僕の手の中!力を合わせてがんばろう。
本来、リマスターとかリミックスとか、俺も全然マニアックな音楽好きでは無いので、そういうのには興味が無い方なのですが、今回の「愛してるよ」のリマスターは何というか過去の亡霊と戦う気になった(話し合う気になった、が正解かな。話し合いという名の戦いが出来るようになった!という感じかな!)記念すべき作業になったと思っています。
これは前に進む為に絶対に必要な戦いでした。
では、戦いも終わったし、遠慮無く前に進む事にします。
今後のレテパシー予報です。
↓
今度の水曜日(7/26)からその次の水曜日(8/2)までは怒涛のレテパシー週間になるでしょう。
ドキドキ覚悟するように。お楽しみに!