11月24日(木) SAIL AWAY

8thアルバム「エンデンジャードスピーシーズ」レコ発、東京編ワンマンもおかげさまで無事に終わる事が出来ました。
何にも属していない無名のインディーバンド(しかもレテパにはその他の障害もたくさんあるよ)がアルバムを出し続けるというのは、なかなか綱渡りな瞬間もあるんです。
だからここは「無事」に終わった!と大声でバンザイしたい。
バンザーイ!バンザーイ!
というわけで、レテパシーズの綱渡りの大冒険は続きます。
次は9thアルバムへの旅です。

綱渡りな気分の時、レテパシーズを好きな人がいる、ライブや次のアルバムを待っている人がいる、というのは本当に心強いものです。
死者、生者、過去現在未来、すべてのレテパシーを感じながら、まだまだ行進していきますね。
いつもありがとう。がんばります。

PS.ワンマンのセットリスト

我ながら様々な歌が入った素敵なセットリストだったと思います。
今までのレテパシーズだと、その様々な歌をその歌が一番望むような形で演奏出来ていない時も多かったと思います。
が、今回のライブではそれが出来ていたと思う。
たこ公園、7月12日、13日、君しかいない、17、の流れとか、前までなら前半の勢いそのままに、ただただ自分達の道具として歌を利用してしまっていた気がします。(まあ、それはそれで良かった時期もあるんだろうけどさ。今は感覚が変わってしまったからしょうがない)
今回のライブは、ソロ、バンド、含め、今までで一番ちゃんと歌を歌えた気がしています。

PS.ライブ後の楽屋写真

さあ、ここからがんばるぞ!という意味も込めて、当分はこの写真をアー写にしてみますね。

PS.最後になりますが、、

前回のレテパNEWS「大阪思い出アルバム」は、こんな感じで終わっていました。

というわけで、いきなりですが、帰宅。
次は11/17レコ発東京編!ワンマン!
目撃してね。あーあ楽しかったなー。

これは大阪ライブの翌日の朝、11/13の帰宅直後の写真なのですが、この猫(5月、ゴガツ)はあまり抱っこが好きじゃないので、本当は黒い猫(ほたて)を抱こうとしました。

が、見当たらず、仕方なく嫌がる5月とパチリ。

留守番の家族に聞くと、ほたては11/11の深夜、俺が車で出発した後、長い時間拗ねて、いつもと違う変なところでうずくまっていたらしいが、そのまま明け方、俺を捜しに出て行ってしまったとの事でした。

最近はレテパNEWSでもほたての動向を書いていましたが、ぐるぐる徘徊はしまくるが、ジャンプは出来なくなっていたので、きっとそう遠くへは行っていないと思い、13日はずっと近所を捜しました。

が、見つからず、14日の月曜日の朝に動物愛護センター、警察、清掃事務所に電話してみたら、清掃事務所のおじさんが「さっき新高円寺の交番から連絡があって、死んだ猫が一匹いると言うから、これから回収しに行くところだよ。」と言うので「うちの猫な気がするからちょっと待って下さい。交番に行ってみます。」と伝え、交番へ。

優しいお巡りさんが話すところによると、12日の早朝、環七(うちから歩いて1分)でペシャンコになっていたので、飼い主がいたら困ると思って、ぐちゃぐちゃの中、首輪を探してくれたとの事。(首輪はしてなかった)
回収したのが土曜日の早朝で、清掃事務所は土日休みだから、なんとか飼い主が来てくれないかな、と思って月曜の朝を迎えたが、仕方ないので清掃事務所に連絡したところだった、との事。

猫の入った袋を開ける前から、もうほたてな気がしていたが、袋を開けたらやはりほたてでした。
「うちの猫です。預かってもらって本当にありがとうございました。」と伝えると、お巡りさんは「よかった。お迎えが来て。本当によかった。」と、人通りの多い駅前の交番の前の道で、今思うと歩行者から見たら「ぐしゃぐしゃな猫」&「よかった!よかった!」は、なかなか異様な光景だっただろうが、最後にお巡りさんの善意に包まれながら、帰りました。

見事にペシャンコだったので、顔も分からなかったが、持ち上げたら重さがほたてでした。

ほたてと出会ったのは、2009年。
(レテパシーズ結成の前年)
京王線の終電で眠ってしまい、若葉台で降ろされて、金も無いから2時間歩いて稲田堤のアパートに辿り着き、部屋に入ろうと思ったら軒下から、ニャオンニャオンと子猫の声が。
出ておいでー、と1時間くらい呼び続けたら、やっと顔を出した黒猫の赤ちゃん。

あれから13年。
ほとんどの歌を最初に聞いたのは彼女でしょう。
家でのあだ名は「第一夫人」で、晩年は俺が抱いていないと徘徊してしまうので、ずっとお腹に入れて暮らしていました。
レテパの「猫との午前」という歌で「不安そうに見送った」のが彼女です。
(この歌は札幌からずっと一緒だったオスのヨモギネコがいなくなった時の歌です)

死んだほたてを迎えに行ってから3日後。
悲しいが、どこか明るく強い気持ちでシェルターのワンマンの日を迎えました。
ふと「あ、何かライブの登場曲のSEがほしいな」と思い、CDの棚を漁りました。
高校生の頃に買ったランディーニューマンの「SAIL AWAY」というアルバムの1曲目、同タイトルの「SAIL AWAY」という歌が今の気分に合う気がしました。
よしこれに決めた、と思ったが、そういえば「SAIL AWAY」ってどういう意味かも知らずに20年以上このアルバムを聞き続けてきました。(俺は英語が苦手だからどんな意味か見当もついていなかった)
「あまりにも変な意味だったらやだな。一応調べてみるか。でもなんか多分今の気分にぴったりな意味な気がするな。」と確信に似た答え合わせな気分で調べてみました。

そしたら、、

「SAIL AWAY」→「出航」

ああ、やはりね。
と笑いました。
ほたては漢字で書くと「帆立」です。

帆を立てて出航するんだよ。
ほたて今までありがとう。がんばるね。


(今見たら死んだ日付間違ってますね、、。明日書き直す。すまん第一夫人。)

11月17日(木) 下北沢シェルター

2022年11月17日(木)
下北沢SHELTER

僕のレテパシーズ「エンデンジャードスピーシーズ」レコ発ワンマン

開場/19:00
開演/19:30

前売/¥2500(1D別)
当日/¥3000(1D別)
※先着予約特典は終了しました!
※ご予約はこちら

出演/僕のレテパシーズ

先着予約特典
「光り輝く絶滅危惧種キラバッジ」
※受付終了しました!サンキュー!

11月14日(月) 大阪思い出アルバム

金曜日の深夜、東京を出発。
運転手は菊竹南とレテパ映像関連でおなじみの長谷川大。
行ってきまーす!

運転よろしくお願いしまーす!
※この2人は北海道出身だが、あちらでは面識は無かった。
ヤハタトシキは2012年発売の「LIVE AT MOTION」でレテパを好きになってくれた筋金入りのレテパヘッズ。
カニユウヤも南ちゃんも10代からレテパを聞いてくれてた人達。
そういう人達が演奏してくれると、歌達も喜んでいる気がします。
(ちなみに彼らがキッズだった頃、関口萌と俺はお互い別の荒くれ武闘派バンドでバチバチの仲でした)

岡崎サービスエリアに到着。
なぜかというと、、

レテパスタッフのソノダさんと待ち合わせなのでした。
※彼はそんじょそこらのバンドスタッフと違い、ピュア過ぎていわゆる「バンドを売る為の戦略」なんてものは一つも持ち合わせていない。
未だに「こんなにいい歌なのになー。なんでかなー。分っかんないなー。」の一点張り。
が、彼がいなかったら俺はとっくの間に終わっていた事でしょう。
この場を借りてありがとう。

なぜ、こんな所で待ち合わせかと言うと、彼の父に不幸があり、その打ち上げ(あえて「打ち上げ」と書かせて頂きます)で母との初めての2人旅行をしていたので、実家から岡崎SAまで真夜中3時間歩いて登場したという訳でした。
(父が亡くなった様子を俺に話した時の彼の顔が素晴らしく、俺はまた彼を好きになりました)

というわけで、この眠そうな4人+長谷川大で向かいます。
※カニユウヤ、関口萌は現地集合。

運転手2人の頑張りのおかげで早く着き、大阪の工業地帯で朝日がドーン!
俺はこういう夜から続くサンセットを見ると、浅川マキの「淋しさには名前がない」の「何にもいらない これからは 扉を開けたら 朝の光が」の部分がいつも頭の中を流れます。

貧乏バンドマン御用達でしょう「世界の大温泉」の前からの通天閣でパチリ。
1500円でずっと滞在できます。

運転お疲れ様。ありがとう。

着きました。ハードレイン。
今だから言うけど、俺は過去にこの店で良いライブを出来た事が一度も無かった。
さて今回はどうでしょう?

顔馴染みの超右腕と談笑していたら、チッツ登場。
俺は生粋のロマンチストなので、チッツのアルバムを聞きまくってるくせに、あえてYouTubeの映像とかは見ずに、まだネットが無かった頃のスターに会うような状態にしてこの時を迎えた。
ドキドキしながら「はじめまして!僕のレテパシーズのボーカルの古宮大志と言います!」と緊張のあまり大声で挨拶しているの図です。
それを見ている超右腕リリコの表情が素敵ですね。

オープン準備。
レテパ企画でお馴染みのラジカセ君。会場BGMはいつもこれで流してます。
なんか、変な理由かもしれないが、ライブハウスの大きなスピーカーからは、出演者が鳴らす音が第一音目であって欲しい気がしてしまうのです。
会場BGMもバンドの音も同じスピーカーから流れてると、なんかダレるというか好きじゃない。緊張感が無いというか。うーむ。伝わらないかな?
(こういうのをカニユウヤに言うと、全部バッチリ伝わるからいつも彼とは話が合います)

スタート直前のチッツ登場前に、前口上として言い訳的な挨拶で説明しましたが、、
作詞作曲家という意味では、歌が出来たら終了。
アルバム制作という意味では、録音したら終了。
なので、物販をせっせと用意するのは商人のする事だ!
自分は芸術至上主義者だからエンデンジャード〜のレコ発なのにエンデンジャード〜持ってくるの忘れました!(3枚だけ奇跡的に入ってた、、)
が、物販売れないと帰りのガソリン代が無さそうなので、今までセットで買ってくれた人達ごめんなさい!
この夜だけ「1st〜6thジャケ6枚セットTシャツ22000円」を1枚3000円でバラ売りしてしまいました。
許して下さい。(高いのに22000円セットで買ってくれた人達のおかげでアルバム作れました。本当にありがとうございました!)

おかげさまで当日券出せなかったのですが、アナウンス出来てなかったようです、、。
もし来て入れなかった人がいたら、ごめんなさい。失礼しました。

スタート直前。
前述の前口上的な言い訳中ですね。
「作詞作曲家という意味では、歌が出来たら終了なんです!ええと、、物販忘れました!」

ライブスタート。
分かるでしょうか。俺、泣いてます。
すげえカッコいいバンドを見つけて、聞きまくって、なんと共演まで出来るんだから、素晴らしい人生なんだろうな。

超右腕、ちゃんと全員が写っている写真が無くてごめんなさい。(終演後のリリコの素敵な写真を後で載せるから許して下さいね)
以下勝手な妄想感想です。(本人がどうだったかは分からん)

チッツが素晴らし過ぎたのだろう。
ライブスタート時、ボーカルリリコは少し拗ねたような顔に見えた。
そしてライブが進むにつれて表情が変わっていった。
あのチッツの後の表情としては、一番純粋で素直な表情だと思う。
エンターテイメントやらショーやらプロフェッショナルやら、そんな言葉はリリコには通用しないね。
こういうところが好きなんだよなあ。
そして、その拗ねた表情では終わらなかった。
俺もリリコも昔はソロシンガーだったからね。お互い良い仲間見つけたね。元気にがんばろーね。
なんて思いながら見てました。
要するに素敵なライブでした。

そしてレテパシーズ。
リリコのMCを聞いていたら、急遽1曲目を変えたくなり「永遠に、たまに」から歌い始めました。
さあ、ハードレインで良いライブは出来たのでしょうか?
答えは次の写真にて。

これが答えだ!
この時カニユウヤは後ろで「すごい楽しい夜でした」と感慨深げに言っていた。言い方も良かった。
俺も同じ気持ちだった。
昔は客に「楽しかったです」と言われると「何が楽しかったんだろう?なんか違うな。分かってないな」と思ったものでした。
まあ「音楽」という歌の感じだったんだろうけど。
いつか「音楽Ⅱ」という歌が出来るかもね。(Ⅰが嫌いになった訳じゃないよ。出来た歌は全部ずっと好きです)

憧れの人達に褒められた。嬉しい。
「何が好きだったらこういうふうになるのだろう?何が好きなんですか?」と聞かれたから「いっぱいいるけど分かりやすく言いますと、ブルーハーツ、ブランキー、たま、の3本柱全部大好きタイプの人間です。こういうタイプは意外と少ない気がします。」と言ったら「俺らと同じや。」と言っていた。
俺は心の中でニヤリとしました。そんな気がしてたので!嬉しかったなー!

集合写真撮りますよー!集まって下さーい

はいチーズ。パチリ。

この2人は大学の軽音部?でコピバン仲間だったらしい。
それがこうやって対バンしてるんだから、これまた素敵な人生ですね。

先代のギタリスト高野京介がツアーで近所にいたみたいで、終演後に登場。
レテパの一番キツイ時期の3年間を支えてくれた男です。
おかげで今夜がある。ありがとね。

↓に+1曲目「永遠に、たまに」アンコール「17」でした。
※急遽、有料生配信もしました。(撮影/長谷川大)
https://twitcasting.tv/c:umedahardrain/shopcart/197149
で、2週間見れるとの事。ぜひぜひ。

というわけで、いきなりですが、帰宅。
次は11/17レコ発東京編!ワンマン!
目撃してね。あーあ楽しかったなー。

11月12日(土) 梅田ハードレイン

2022年11月12日(土)
梅田HARDRAIN

僕のレテパシーズ「エンデンジャードスピーシーズ」レコ発

開場/18:00
開演/18:30

前売/¥2000(1D別)
当日/¥2500(1D別)
※先着予約特典の受付は終了しました
※ご予約はこちら

出演
超右腕
チッツ
僕のレテパシーズ

先着予約特典
「光り輝く絶滅危惧種キラバッジ」
※特典受付終了しました!

11月11日(金) ①〜④の繰り返し。明日は④!

さあ、明日はいよいよ大阪レコ発です。

①歌が出来る→②バンドで練習する→③アルバムにして発表する→④お披露目ライブをする(しかも大好きなバンドにも出てもらう)

この①〜④を気が済むまでずっと繰り返したい。
ただそれだけです。
良かったら目撃してみてね。

2022年11月12日(土)
梅田HARDRAIN

僕のレテパシーズ「エンデンジャードスピーシーズ」レコ発

開場/18:00
開演/18:30

前売/¥2000(1D別)
当日/¥2500(1D別)
※先着予約特典の受付は終了しました。サンキュー!
※ご予約はこちら

出演
超右腕
チッツ
僕のレテパシーズ

PS.①〜④をやっている大好きな友人に穂高亜希子がいます。
先日彼女のバンドほたるたちの2ndアルバム「虹の向こう」が発売されました。
この前、NHKでスティーブジョブズのドキュメンタリーをやっていたが、その中で(批判的な意味で)「彼は部下を神様かマヌケのどちらか2つに分けてしまう」という元同僚?の証言をやっていました。
見ながら「ああ、自分もこの2択主義者の類か、、」と思ってしまいました。

当たり前だけど、良いと思っていないものを良いと言ったら取り返しがつかないくらい死にたくなるので、お世辞は言えません。
なので、いくら信頼している大好きなほたるたちのアルバムと言えど、聞くまではとても緊張します。
「素晴らしかったらいいな。頼むよー!ドキドキ」
こんな感じで再生ボタンを押すので、今回も買ってから聞くまで1週間も心の準備にかかってしまいました。

で、先日やっと聞けた。
結果は「神様」大絶賛。

ライブは良いが録音はダメ。あるいはその逆。ミュージシャンの永遠のテーマかもしれません。
ほたるたちはライブが素敵すぎるから、偉そうにちょっと心配もしてたんだけど、そんなレベルじゃなかったですね。
素晴らしいアルバムなので、レテパシーズ好きな人はぜひ聞いてみて下さい。

ほたるたちには宮沢賢治がよく使うあの「ほんとうの」というやつがよく似合う。
ほんとうの歌。ほんとうのバンド。ほんとうのアルバム。ほんとうの人間。