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2023年、始まりましたね。
今年もよろしくお願いします。

今年、自分は本厄との事ですが、色々あったせいで実年齢はあまり関係なくなっている気がするので、全く気にせずレッツゴーです。(フォーエバーヤング!とかそういう事じゃないよ。ちゃんとキレイに枯れていきたい)
実際に体の数値を測ったりしても、年々パワーアップしています。(2018年までが酷過ぎただけかもですが)
気力体力も今まで生きてきて一番元気な気がします。
普通高校生の頃とかすげえ元気なのでしょうが、詩人気取りだった俺はアウトローをはき違えて、フランスパンと水道水と蒸留酒と日本酒以外は摂取しない、という謎の行動に出ていたので、栄養不足のガリガリであまり元気もありませんでした。(身長も本来もう少し伸びた気がする。父がやたらとデカイので)

高校が終わってからは自活を始めて色々なアルバイトをしてきました。
仕出し屋、コンビニ数社、ダスキン、警備員、スープカレー屋(ピカンティ!)auのコールセンター、鬼太郎茶屋、動物病院、リサイクルボーイ、たこ焼き屋、ウーバーイーツ。
この中でも割と長く続いたバイト達が、年末年始は大忙しで人様に奉仕する側だったので、この時期に働いている人に接客されると、なんだかチップの一つでも渡したくなります。

※参考資料「ウーバーイーツ中にお客の前でしゃがんだらお客の家の猫がバッグに乗ってしまいパチリと撮られた写真」

が、チップを渡してる場合じゃありません。
とうとうクラウドファンディングが始まりました。

いくら無名の自主制作インディーバンドとは言っても、自分にもう少し、せめて常人くらいの商売っ気があれば、アルバム1作分の制作費くらいは残っていたかもしれません。
が、そういうのが出来ないからこそ、こんなバンドでいれるんだと思っています。
今更あがいても遠回りな気がしますし、ミイラ取りがミイラになったやつをたくさん見てきたし、一長一短の一長を「素晴らしいアルバム、素晴らしいライブ」一短を「世渡り下手、商売下手」と認め、そのかわり一長の部分は完璧にやるぞ!という風に決めちゃいました。(音楽業界が「世」じゃなければ良かったのですが。恐らくそんじょそこらのサラリーマンの出世街道の世界よりも圧倒的に俗っぽい「世」なのでした)

以前から、バンド友達にレテパの台所事情を話すと「全然変な事じゃないよ。レテパみたいなバンドこそクラウドファンディングするべきだよ」と言われ続けてきました。
が俺は昔から、金を貸したり借りたり貰ったりすると、昔気質のせいなのか、どうしても不和が生まれる気がしてしまいます。

俺は、レテパシーズの歌を自分のものと思っていません。
自分の歌詞やメロディーは、魔法使いで例えると、魔法を使うための呪文の言葉(ちちんぷいぷい、とかそういうやつね)に過ぎないと思っています。(昔はそうは思っていなかった。第一言語だと思っていた。が、今はもっと大きな事がバンドでやれているから、こういう感覚になれたんだと思う)

いつからか無意識に自然と、ライブ中に「愛してるよ」と言うようになっていました。
レテパシーというのは俺の造語ですが、人間の言葉で一番近いのは「愛」だと思います。
呪文を唱えて起きる魔法がレテパシー。
それを愛というからには、この感覚は、レテパを聞いている一人一人のものだと思っています。

なので、その一人一人の純粋な状況の中に、金による不和は持ち込みたく無い、と一生懸命考えました。
そして、クラウドファンディングの形を取った「HIROSHI DEMO」販売、という結論に至りました。

長くなるので、デモテープの内容や歌詞草稿の事は、また今度おもしろおかしく書いてみようと思いますが「HIROSHI DEMO」聞きたい人は買ってね!歌詞草稿は絶対に何倍もの価値になるから博打的に楽しんでね!みたいに俺は思えています。
このやり方なら皆さんと歌との間に不和は生まれないと信じております。

これから音楽をやろうと思っているキッズ達が絶望すると嫌なので、以下は野望説明。(カモンカモン。結局最終的にはメチャクチャ楽しいよ。サイコー)

俺はサブスク配信主流の今の時代が大好きです。
1940年〜2023年の中で「どの時代でも選べるから思う存分歌って生きてごらん」と神様に言われたとしても、今の時代を選ぶでしょう。
どこかに属すのが苦手なので、自分は結局自主制作のインディーでしょう。どの時代でも。(それをカッコイイとか思っていない。子供の頃から苦手なだけ。属しても純度が下がらないタイプの人もいると思う。自分に合ったやり方を探すべき。(まあそれを見つけるのが難しいんですが)なので焦らずゆっくりと(これも一番難しいんだけどね)俺は去年ようやく見つけた気がしています) 

今の時代はどこにも属せない人でも、配信により直接歌を聞いてもらえます。(レテパ結成の頃はレコード会社、CD屋さん、ライブハウス関係者、その他諸々有象無象、との関係が良好じゃないと何も始まらなかった。そして「この人とは良好関係を築きたくないなあ、、」と思わせるタイプの人物は多かった)

ここには不純なものはなく、属せないアウトロー(くどいようだがカッコイイとは思っていない。アウトローとは結果の事。生き方やファッションでは無い。ただの結果)でもやっていける。(もう高校生の頃のようにアウトローを履き違えたりはしていない!朝からモリモリ食べてます)

「やっとレテパ向きの乱世がやってきたな」と希望に満ち溢れているんです。

こんなレテパでも大手レコード会社と色々話し合っていた時期はあります。
が、未来の意味をはき違えている低脳な会議内容に、結局俺が我慢出来ず、会社の会議室の大型冷蔵庫の中に入っていた「お歳暮」と書かれたエビスビールのギフトセットを、会議中に全部隠れ飲んだのがバレてブチ切れられて破談になった。(あんな世界ではレテパの良さは10%も出ないでしょう。彼らの感覚からすれば10%くらいがちょうど良い濃さだったんでしょうが。歴史ある超ビンテージの最高級ウイスキーでクソみたいな飲みやすいハイボールを作ろうとしやがった)

なんだかんだ言っても形はクラウドファンディングだし、せっかくだからお金の話も一つ。
「才能がなかったんだろ」という歌の「今月の配信売り上げは0.776円」の時よりはマシになっています。
今月の配信売り上げは9017円でした。(大体1再生0.5円〜1円)
レテパは自主制作なので、この金額ですが、これがどこかに属していると一桁低くなったりします。
すなわち901円ですね。(属す相手の規模によりますが)
その分、宣伝をしてくれる訳ですから、薄利多売な聞かれ方で大きく広がり、レテパの10倍聞かれれば9017円(一桁低いので)ですし、100倍聞かれていれば90170円です。

レテパは今の10倍聞かれていれば90170円になります。
1ヶ月にこの額になれば、こんな大騒ぎをしなくても普通にアルバム制作は出来ると思います。

今の規模感からの10倍は全然不可能ではないし、まだまだ伸び代しかないし、レテパはサブスクの管理画面で見ても、全年齢聞いてくれているから、ここから伸びる事はあっても、落ちる事は決して無いと信じております。

もう、無謀なホラをこくのはやめました。
レテパシーズは2023年と2024年をマイペースに行進して行くと思います。
少しづつ確実に前へ。
この2023年〜2024年の未踏の独自のルートの行進により、2025年にはドカーン!(俗っぽい言い方ですみません)なはずです。

自主レーベルを立ち上げたり(俺向いてると思う。カッコイイ他人見つけたり、紹介するの大好きだし。レテパを売る為のレーベルじゃなく「イカレた人」な他人を売るやつね)レテパシー野外フェスティバルを開催して素晴らしい朝を迎えたり、夢としてじゃなく現実的に考えると、きっと2025年だな、と思っています。
メンバーにも「2025年!2025年をもっと意識しようよ。焦るんじゃないよ!」と最近は口癖のように言っています。

新年早々、長くなっちゃったかな?
まあ、このクラウドファンディングに悲壮感は一切無いので、ワクワクしながら見守ってやって下さいね。
では、2023年もがんばろー!

PS.このページ作るのなかなか大変だった、、
ひやかしウェルカム。見るだけでも。
レテパシークラウドファンディング

PS.業務連絡→購入する際に書く事が無くても「備考欄への入力が必要です」と出てしまうらしいです。
備考欄設定を「必須」にしてしまったからだと思います。
ややこしくて、ごめんなさい。
特に無し、と書いて貰えれば大丈夫です。

PS.早速買ってくれたあなた!ありがとうございます。
俺はボガンボスのアルバムでは感動しなかったが、どんとの「ゴマの世界」には大感動したクチです。
実はブルーハーツのアルバムよりもマーシーの「夏のぬけがら」をたくさん聞いていたタイプです。
そんな感じで、バンドでは出せないものを「HIROSHI DEMO」では出せているかもしれません。(でも多分、レテパはそこは余裕で凌駕してる気がしますが)
そういうの好きな人はぜひぜひ!(ハガキだけの人も嬉しい!なんか書きますね!がんばりまーす!)

PS.40年前の正月。昨日は同じ所に行きました。(小田急柿生の祖母の家。本祖母義祖母入れて、俺のラストばあさん。じいさん達はとっくに全滅。男は弱い)

取り急ぎ、こんな感じでスタートです。(詳細はこちら
後日またこのレテパNEWSでも詳しく書かせて頂きます。
がんばります。

PS.↓の添付動画「さよならの合図」に歌詞も入れてみました。
(黒猫帆立の最後の動画となりました。歌は義祖母が亡くなって出来た歌。俺が歌ってる事なんて知らなかったが、妙に気が合ったので、よく長時間一緒に過ごしてました)

「レテパも色んな歌が増えてきたから、ここらでいっちょプレイリストでも作りましょう!」との事で、ここ数日ずっと考えていました。

※プレイリスト→SpotifyやApple Music等の音楽配信サイトにて、自分の選曲で作る昔でいうところのオリジナルカセットテープ。
自分で聞くだけじゃなく他人に聞かせる事が可能。
ここでいうプレイリストは、他人の曲は入れずにレテパシーズオンリーの選曲集の意。

↑プレイリストの説明をしてみたが、レテパシーズを聞いてる人の年齢層(配信サイト管理画面で見れる)を見てみると、嬉しい事に10代〜60代以上まで見事に均等なので、世代によっては「プレイリスト」が分からないかも?と思い書いてみました。(厳密には少子高齢化のグラフと見事に重なるから少し年配が多い。が、それは単に人口比率の問題で、より一層「年齢が関係ない歌」の証明になるから嬉しい!)

レテパプレイリストを考えるにあたって、まずはアルバム収録曲を作曲順に並べて見る事にしました。

昔誰かが誰かを褒める時に書いていた文章で「彼がいかに世界に対して純粋な芸術家であるかは、彼の作品が引っ越しや生活環境の変化によって変わっているのを見ても分かる」みたいな事を書いていました。
こうやって並べて見てみると、自分もちゃんと世界と純粋に付き合えてそうだな、と安心しました。
世界は関係無しに、ただただ、、
絵を見て絵を描く、歌を聞いて歌を作る、漫画を読んで漫画を描く、落語を聞いて落語を話す、映画を見て映画を作る、ダンスを見てダンスを踊る、等々、、
をやっている人達は、恐らく自分の生活環境の変化では作品に大きな変化は生まれないでしょう。(逆に見た絵、聞いた歌、、によっては大いに変化するんだろうが)

この年代カタログにちょっと補足を書くと、、

●2020年以降(7thアルバム以降)は、出来た歌は全て収録して10曲毎にアルバムになっています。
これからもそうするつもりです。

●2000年〜2019年はレテパのアルバムに収録された60曲(1st〜6thアルバム)のみ掲載。
アルバムに入っていない歌もたくさんあります。
1st〜6thの60曲は作曲年は関係無く収録されています。
メンバーの変化や新曲の追加等により、多少の変化は生じたが、1stの収録曲を考えた2015年の段階で、6thアルバムまでの収録曲の構想はほとんど出来ていたと思います。(せっかち&近未来の予定を立てるのが1番好きなので)

●「僕のレテパシーズのテーマ」
あれ?なぜここに?という場所に入っています。
これは実は当時(2002年〜2003年)1年間だけバンドをやっていた時期がありまして、そのバンドのテーマ曲だった歌なんです。(とは言っても多分ライブでは演奏していないと思う)
テーマ曲と言っても、自分としては他の歌と変わらずにただの歌の感覚だったので、バンド名の部分を僕のレテパシーズに変えて4thアルバムに収録された、というわけなのでした。
(いつか解散ライブをする際は、この歌をラストにやると思うのでよろしく)

●「夕立が降ってる」
こう見ると、歌手人生がこの歌から始まっている、と思われてしまうかもしれないので補足。
この前にも、、
「僕の頭が火事になったら」
「よかった僕は恋をしていて」
「僕ははだしで」
「イチゴさんへ」
「またね」
等々、、
今では数少ないと思いますが、俺の歌を2000年代から聞いてくれている人からすると、懐かしいナンバーがたくさんあります。
「夕立が降ってる」は自分の中では一つの節目の歌という感じです。
歌詞にもありますが「本当はこんな歌ずっと歌いたかった」「なのになんて明るいんだろう」と「夕立が降ってる」以前の、死にたくて死にたくてしょうがなかった時期から「死ぬにしても、自分を殺せるのは自分だけなんだから、好きで選んで死のう。ざまあみろ。バーカ。」と前向き(その先に何があるにせよ)に生きれるようになった頃の思い出深い節目の歌です。

●ターニングポイントな歌
「夕立が降ってる」のように思い出深いターニングポイントな歌は他にもあります。
さっき書いたように、引っ越しとか新たな恋とか、触れている世界が変わると、歌も変化していた気がします。
ちょっと思い付くままに書いてみましょう。

「札幌ナンバーの最後」
高校が終わり、札幌に引っ越して、バイトとライブのフリーター人生スタート。
そんな中、同世代のバンドマンの友人がたくさん出現して、いわゆる青春っぽい生活が始まり、自分もバンドを組んでみた。
この歌から「雪包丁」あたりまでは、バンドサウンドが頭に鳴りながら歌が出来ていた時期です。
※札幌コーポ幌北時代(2001〜2004)

「北」
札幌に飽きてきたので上京。といっても調布から多摩川を挟んだ「稲田堤」に住みました。
なので上京と言っても川崎市多摩区になりますね。
引っ越してから1〜2年くらいは酷いホームシック(札幌ではなく空知地方への)にかかり、この「北」なんかもそんな気分の中、出来た歌です。
「北」〜「サマー」までは稲田堤ユアサハイム時代ですが、終盤は新しい恋の影響で「見知らぬ青年との会話」なんて最先端のラブソングなんかも出来たりして、この辺りから風向きが変わっていると思います。
レテパシーズの結成もあったしね。
レテパシーズの最初の歌は何か?と聞かれたら「見知らぬ青年との会話」という事になります。
※稲田堤ユアサハイム時代(2005〜2011)

「ハローグッバイファックユー」
新しい恋に伴う引っ越しにより、狂乱の高円寺時代が始まりました。
明らかに出来る歌に変化が生まれた気がします。
が、急激な変化に耐えられず、このあたりから酒量がみるみる増えてしまい、2015年からは完全なる連続飲酒状態が始まりました。
この高円寺大竹マンション時代は生活の荒廃により、断トツで作曲数が少ないです。
特に荒れていた2015年〜2019年の5年間はなんと7曲しか出来ていません。
※高円寺大竹マンション時代(2012〜2019)

「才能がなかったんだろ」
アルコール依存症の治療も順調に進み、現在の家に。
6thアルバムの完成を機に全て終わるんだろうなあ、と思っていたが、それまでCDのみの販売だった1st,2ndアルバムをサブスク配信してみた所、歌詞の通りの悲惨な有様だったので、ムカついていたら出来た歌。
この歌を機にまた歌が出来る生物に戻り、2020年〜本日までに43曲出来ました。
※今の家時代(2020〜)

断言できるのは、上京後最初に住んだ場所が稲田堤じゃなかったら、1st〜6thの内容はだいぶ違ったものになっていたという事。
平和な稲田堤のせいで、20代(23才〜29才)をのんびりと使い過ぎたきらいはありますが、今振り返ると、これで良かった気がしています。(これを当時の自分が読んだら「のんびりしてねーよ!」とブチ切れるでしょうが。まあドンキホーテ的な真剣さでしたね)

ようやく本題です。
こういう感じで昔を振り返っていたら、なかなか考えがまとまりませんでした。(プレイリストの話です)
作曲順プレイリスト?
実家編、コーポ幌北編、ユアサハイム編、大竹マンション編、と物件名プレイリスト?
ラブソング集?
夏の歌?雪の降る歌?
と、色々考えたのですが、、
「北国に住んでた時に出来た歌&東京から北国を思い出して出来た歌プレイリスト」にしよう、と決めました。

タイトルも考え「North Country Blues」か「North Country Songs」で迷いましたが、ブルースにしました。(作ってから気付いたが、ボブディランの歌で同名の歌があるんですね。が、ノースのカントリーのブルースについては、やつよりも俺の方が本場だと思うので許してねボブ)

※補足
→公開した時から少し変えたくなりまして、本日数曲順番変えちゃいました、、
(最初は季節や場所や人を重視して並べてみたんだが、曲調や演奏の熱量による違和感を補正した感じです)

僕のレテパシーズ
「North Country Blues」

説明文
→僕のレテパシーズ古宮大志の北国リメンバー集。
月形(2才〜13才)岩見沢(14才〜18才)札幌(18才〜22才)
在住時に作曲した歌や、遠い東京から思い出して生まれた歌達。

1.空知
2.たこ公園
3.いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま
4.夕立が降ってる
5.月形
6.夏のしっぽ
7.廃墟
8.深海
9.17
10.実家のハイロウズのリストバンド
11.雪解け
12.雪包丁
13.札幌ナンバーの最後
14.MOON PALACE
15.161倉庫
16.地下室の外は
17.東区が恋しくて
18.愛は風景
19.7月12日、13日
20.北
21.東京の空で
22.炭住の赤い屋根に

※Spotifyはこちら
※Apple Musicはこちら
(ヤハタトシキが作ってくれました。サンキュー!)

※歌詞
→見ながら聞けるように全部並べてみました!えらい!こちらからどーぞ。

その他の配信サイトユーザーの人や、CD派の人達は自作で並べて聞いてみて下さいね。
(21曲目「東京の空で」22曲目「炭住の赤い屋根に」がいかに感動的になるかを考えて1〜20まで並べた感じです。また気が変わったら並び替えるかも、、。が、この21,22の並びは変えないと思います)

1時間くらいなので短い映画だと思って、めくりめくノースカントリーの世界へレッツゴー。

PS.炭住というのは炭鉱住宅の略。
空知地方はかつて炭鉱で栄えた地域で、所謂アフターザゴールドラッシュな雰囲気です。
今はだいぶ壊されたけど、俺が住んでいた頃には、閉山になった炭鉱町に炭鉱住宅だけが残されていて、激安家賃の町営アパートなノリで使われていました。

PS. 「North Country Blues」のジャケ写

フジカラー85とあるので、1985年ですね。
月形町。雪が少し汚いから残雪の春先?
もしかしてまだスパイクタイヤの時代かも?
※今のスタッドレスタイヤの前はスパイクタイヤだったから、春先に雪が解けコンクリの路面が見えてくると、スパイクが削れて粉塵になってしまい、春先の雪は黒く汚れていた。

PS.前回書いた死んだ猫ホタテについて
読んだ人が心配して連絡くれたりしたので、追記。
最近俺は誕生日だったので、心配した家族が、ホタテの写真をプリントしたブランケットを作ってくれました。
ので、強制的に次の段階に進まされた感じです、、
サンキュー!がんばる!

PS.これも誕生日にもらったポストカード

なんか俺のやってる事に似ているとの事。
他人からはこう見えてるのか、、
レテパの花は今8本。来年は10本までいきたいです。

PS.使わなかった地図

何かの時に書いたが使わなかった地図。
今回の「North Country Blues」にピッタリな気がするのでどーぞ!

8thアルバム「エンデンジャードスピーシーズ」レコ発、東京編ワンマンもおかげさまで無事に終わる事が出来ました。
何にも属していない無名のインディーバンド(しかもレテパにはその他の障害もたくさんあるよ)がアルバムを出し続けるというのは、なかなか綱渡りな瞬間もあるんです。
だからここは「無事」に終わった!と大声でバンザイしたい。
バンザーイ!バンザーイ!
というわけで、レテパシーズの綱渡りの大冒険は続きます。
次は9thアルバムへの旅です。

綱渡りな気分の時、レテパシーズを好きな人がいる、ライブや次のアルバムを待っている人がいる、というのは本当に心強いものです。
死者、生者、過去現在未来、すべてのレテパシーを感じながら、まだまだ行進していきますね。
いつもありがとう。がんばります。

PS.ワンマンのセットリスト

我ながら様々な歌が入った素敵なセットリストだったと思います。
今までのレテパシーズだと、その様々な歌をその歌が一番望むような形で演奏出来ていない時も多かったと思います。
が、今回のライブではそれが出来ていたと思う。
たこ公園、7月12日、13日、君しかいない、17、の流れとか、前までなら前半の勢いそのままに、ただただ自分達の道具として歌を利用してしまっていた気がします。(まあ、それはそれで良かった時期もあるんだろうけどさ。今は感覚が変わってしまったからしょうがない)
今回のライブは、ソロ、バンド、含め、今までで一番ちゃんと歌を歌えた気がしています。

PS.ライブ後の楽屋写真

さあ、ここからがんばるぞ!という意味も込めて、当分はこの写真をアー写にしてみますね。

PS.最後になりますが、、

前回のレテパNEWS「大阪思い出アルバム」は、こんな感じで終わっていました。

というわけで、いきなりですが、帰宅。
次は11/17レコ発東京編!ワンマン!
目撃してね。あーあ楽しかったなー。

これは大阪ライブの翌日の朝、11/13の帰宅直後の写真なのですが、この猫(5月、ゴガツ)はあまり抱っこが好きじゃないので、本当は黒い猫(ほたて)を抱こうとしました。

が、見当たらず、仕方なく嫌がる5月とパチリ。

留守番の家族に聞くと、ほたては11/11の深夜、俺が車で出発した後、長い時間拗ねて、いつもと違う変なところでうずくまっていたらしいが、そのまま明け方、俺を捜しに出て行ってしまったとの事でした。

最近はレテパNEWSでもほたての動向を書いていましたが、ぐるぐる徘徊はしまくるが、ジャンプは出来なくなっていたので、きっとそう遠くへは行っていないと思い、13日はずっと近所を捜しました。

が、見つからず、14日の月曜日の朝に動物愛護センター、警察、清掃事務所に電話してみたら、清掃事務所のおじさんが「さっき新高円寺の交番から連絡があって、死んだ猫が一匹いると言うから、これから回収しに行くところだよ。」と言うので「うちの猫な気がするからちょっと待って下さい。交番に行ってみます。」と伝え、交番へ。

優しいお巡りさんが話すところによると、12日の早朝、環七(うちから歩いて1分)でペシャンコになっていたので、飼い主がいたら困ると思って、ぐちゃぐちゃの中、首輪を探してくれたとの事。(首輪はしてなかった)
回収したのが土曜日の早朝で、清掃事務所は土日休みだから、なんとか飼い主が来てくれないかな、と思って月曜の朝を迎えたが、仕方ないので清掃事務所に連絡したところだった、との事。

猫の入った袋を開ける前から、もうほたてな気がしていたが、袋を開けたらやはりほたてでした。
「うちの猫です。預かってもらって本当にありがとうございました。」と伝えると、お巡りさんは「よかった。お迎えが来て。本当によかった。」と、人通りの多い駅前の交番の前の道で、今思うと歩行者から見たら「ぐしゃぐしゃな猫」&「よかった!よかった!」は、なかなか異様な光景だっただろうが、最後にお巡りさんの善意に包まれながら、帰りました。

見事にペシャンコだったので、顔も分からなかったが、持ち上げたら重さがほたてでした。

ほたてと出会ったのは、2009年。
(レテパシーズ結成の前年)
京王線の終電で眠ってしまい、若葉台で降ろされて、金も無いから2時間歩いて稲田堤のアパートに辿り着き、部屋に入ろうと思ったら軒下から、ニャオンニャオンと子猫の声が。
出ておいでー、と1時間くらい呼び続けたら、やっと顔を出した黒猫の赤ちゃん。

あれから13年。
ほとんどの歌を最初に聞いたのは彼女でしょう。
家でのあだ名は「第一夫人」で、晩年は俺が抱いていないと徘徊してしまうので、ずっとお腹に入れて暮らしていました。
レテパの「猫との午前」という歌で「不安そうに見送った」のが彼女です。
(この歌は札幌からずっと一緒だったオスのヨモギネコがいなくなった時の歌です)

死んだほたてを迎えに行ってから3日後。
悲しいが、どこか明るく強い気持ちでシェルターのワンマンの日を迎えました。
ふと「あ、何かライブの登場曲のSEがほしいな」と思い、CDの棚を漁りました。
高校生の頃に買ったランディーニューマンの「SAIL AWAY」というアルバムの1曲目、同タイトルの「SAIL AWAY」という歌が今の気分に合う気がしました。
よしこれに決めた、と思ったが、そういえば「SAIL AWAY」ってどういう意味かも知らずに20年以上このアルバムを聞き続けてきました。(俺は英語が苦手だからどんな意味か見当もついていなかった)
「あまりにも変な意味だったらやだな。一応調べてみるか。でもなんか多分今の気分にぴったりな意味な気がするな。」と確信に似た答え合わせな気分で調べてみました。

そしたら、、

「SAIL AWAY」→「出航」

ああ、やはりね。
と笑いました。
ほたては漢字で書くと「帆立」です。

帆を立てて出航するんだよ。
ほたて今までありがとう。がんばるね。


(今見たら死んだ日付間違ってますね、、。明日書き直す。すまん第一夫人。)

金曜日の深夜、東京を出発。
運転手は菊竹南とレテパ映像関連でおなじみの長谷川大。
行ってきまーす!

運転よろしくお願いしまーす!
※この2人は北海道出身だが、あちらでは面識は無かった。
ヤハタトシキは2012年発売の「LIVE AT MOTION」でレテパを好きになってくれた筋金入りのレテパヘッズ。
カニユウヤも南ちゃんも10代からレテパを聞いてくれてた人達。
そういう人達が演奏してくれると、歌達も喜んでいる気がします。
(ちなみに彼らがキッズだった頃、関口萌と俺はお互い別の荒くれ武闘派バンドでバチバチの仲でした)

岡崎サービスエリアに到着。
なぜかというと、、

レテパスタッフのソノダさんと待ち合わせなのでした。
※彼はそんじょそこらのバンドスタッフと違い、ピュア過ぎていわゆる「バンドを売る為の戦略」なんてものは一つも持ち合わせていない。
未だに「こんなにいい歌なのになー。なんでかなー。分っかんないなー。」の一点張り。
が、彼がいなかったら俺はとっくの間に終わっていた事でしょう。
この場を借りてありがとう。

なぜ、こんな所で待ち合わせかと言うと、彼の父に不幸があり、その打ち上げ(あえて「打ち上げ」と書かせて頂きます)で母との初めての2人旅行をしていたので、実家から岡崎SAまで真夜中3時間歩いて登場したという訳でした。
(父が亡くなった様子を俺に話した時の彼の顔が素晴らしく、俺はまた彼を好きになりました)

というわけで、この眠そうな4人+長谷川大で向かいます。
※カニユウヤ、関口萌は現地集合。

運転手2人の頑張りのおかげで早く着き、大阪の工業地帯で朝日がドーン!
俺はこういう夜から続くサンセットを見ると、浅川マキの「淋しさには名前がない」の「何にもいらない これからは 扉を開けたら 朝の光が」の部分がいつも頭の中を流れます。

貧乏バンドマン御用達でしょう「世界の大温泉」の前からの通天閣でパチリ。
1500円でずっと滞在できます。

運転お疲れ様。ありがとう。

着きました。ハードレイン。
今だから言うけど、俺は過去にこの店で良いライブを出来た事が一度も無かった。
さて今回はどうでしょう?

顔馴染みの超右腕と談笑していたら、チッツ登場。
俺は生粋のロマンチストなので、チッツのアルバムを聞きまくってるくせに、あえてYouTubeの映像とかは見ずに、まだネットが無かった頃のスターに会うような状態にしてこの時を迎えた。
ドキドキしながら「はじめまして!僕のレテパシーズのボーカルの古宮大志と言います!」と緊張のあまり大声で挨拶しているの図です。
それを見ている超右腕リリコの表情が素敵ですね。

オープン準備。
レテパ企画でお馴染みのラジカセ君。会場BGMはいつもこれで流してます。
なんか、変な理由かもしれないが、ライブハウスの大きなスピーカーからは、出演者が鳴らす音が第一音目であって欲しい気がしてしまうのです。
会場BGMもバンドの音も同じスピーカーから流れてると、なんかダレるというか好きじゃない。緊張感が無いというか。うーむ。伝わらないかな?
(こういうのをカニユウヤに言うと、全部バッチリ伝わるからいつも彼とは話が合います)

スタート直前のチッツ登場前に、前口上として言い訳的な挨拶で説明しましたが、、
作詞作曲家という意味では、歌が出来たら終了。
アルバム制作という意味では、録音したら終了。
なので、物販をせっせと用意するのは商人のする事だ!
自分は芸術至上主義者だからエンデンジャード〜のレコ発なのにエンデンジャード〜持ってくるの忘れました!(3枚だけ奇跡的に入ってた、、)
が、物販売れないと帰りのガソリン代が無さそうなので、今までセットで買ってくれた人達ごめんなさい!
この夜だけ「1st〜6thジャケ6枚セットTシャツ22000円」を1枚3000円でバラ売りしてしまいました。
許して下さい。(高いのに22000円セットで買ってくれた人達のおかげでアルバム作れました。本当にありがとうございました!)

おかげさまで当日券出せなかったのですが、アナウンス出来てなかったようです、、。
もし来て入れなかった人がいたら、ごめんなさい。失礼しました。

スタート直前。
前述の前口上的な言い訳中ですね。
「作詞作曲家という意味では、歌が出来たら終了なんです!ええと、、物販忘れました!」

ライブスタート。
分かるでしょうか。俺、泣いてます。
すげえカッコいいバンドを見つけて、聞きまくって、なんと共演まで出来るんだから、素晴らしい人生なんだろうな。

超右腕、ちゃんと全員が写っている写真が無くてごめんなさい。(終演後のリリコの素敵な写真を後で載せるから許して下さいね)
以下勝手な妄想感想です。(本人がどうだったかは分からん)

チッツが素晴らし過ぎたのだろう。
ライブスタート時、ボーカルリリコは少し拗ねたような顔に見えた。
そしてライブが進むにつれて表情が変わっていった。
あのチッツの後の表情としては、一番純粋で素直な表情だと思う。
エンターテイメントやらショーやらプロフェッショナルやら、そんな言葉はリリコには通用しないね。
こういうところが好きなんだよなあ。
そして、その拗ねた表情では終わらなかった。
俺もリリコも昔はソロシンガーだったからね。お互い良い仲間見つけたね。元気にがんばろーね。
なんて思いながら見てました。
要するに素敵なライブでした。

そしてレテパシーズ。
リリコのMCを聞いていたら、急遽1曲目を変えたくなり「永遠に、たまに」から歌い始めました。
さあ、ハードレインで良いライブは出来たのでしょうか?
答えは次の写真にて。

これが答えだ!
この時カニユウヤは後ろで「すごい楽しい夜でした」と感慨深げに言っていた。言い方も良かった。
俺も同じ気持ちだった。
昔は客に「楽しかったです」と言われると「何が楽しかったんだろう?なんか違うな。分かってないな」と思ったものでした。
まあ「音楽」という歌の感じだったんだろうけど。
いつか「音楽Ⅱ」という歌が出来るかもね。(Ⅰが嫌いになった訳じゃないよ。出来た歌は全部ずっと好きです)

憧れの人達に褒められた。嬉しい。
「何が好きだったらこういうふうになるのだろう?何が好きなんですか?」と聞かれたから「いっぱいいるけど分かりやすく言いますと、ブルーハーツ、ブランキー、たま、の3本柱全部大好きタイプの人間です。こういうタイプは意外と少ない気がします。」と言ったら「俺らと同じや。」と言っていた。
俺は心の中でニヤリとしました。そんな気がしてたので!嬉しかったなー!

集合写真撮りますよー!集まって下さーい

はいチーズ。パチリ。

この2人は大学の軽音部?でコピバン仲間だったらしい。
それがこうやって対バンしてるんだから、これまた素敵な人生ですね。

先代のギタリスト高野京介がツアーで近所にいたみたいで、終演後に登場。
レテパの一番キツイ時期の3年間を支えてくれた男です。
おかげで今夜がある。ありがとね。

↓に+1曲目「永遠に、たまに」アンコール「17」でした。
※急遽、有料生配信もしました。(撮影/長谷川大)
https://twitcasting.tv/c:umedahardrain/shopcart/197149
で、2週間見れるとの事。ぜひぜひ。

というわけで、いきなりですが、帰宅。
次は11/17レコ発東京編!ワンマン!
目撃してね。あーあ楽しかったなー。

さあ、明日はいよいよ大阪レコ発です。

①歌が出来る→②バンドで練習する→③アルバムにして発表する→④お披露目ライブをする(しかも大好きなバンドにも出てもらう)

この①〜④を気が済むまでずっと繰り返したい。
ただそれだけです。
良かったら目撃してみてね。

2022年11月12日(土)
梅田HARDRAIN

僕のレテパシーズ「エンデンジャードスピーシーズ」レコ発

開場/18:00
開演/18:30

前売/¥2000(1D別)
当日/¥2500(1D別)
※先着予約特典の受付は終了しました。サンキュー!
※ご予約はこちら

出演
超右腕
チッツ
僕のレテパシーズ

PS.①〜④をやっている大好きな友人に穂高亜希子がいます。
先日彼女のバンドほたるたちの2ndアルバム「虹の向こう」が発売されました。
この前、NHKでスティーブジョブズのドキュメンタリーをやっていたが、その中で(批判的な意味で)「彼は部下を神様かマヌケのどちらか2つに分けてしまう」という元同僚?の証言をやっていました。
見ながら「ああ、自分もこの2択主義者の類か、、」と思ってしまいました。

当たり前だけど、良いと思っていないものを良いと言ったら取り返しがつかないくらい死にたくなるので、お世辞は言えません。
なので、いくら信頼している大好きなほたるたちのアルバムと言えど、聞くまではとても緊張します。
「素晴らしかったらいいな。頼むよー!ドキドキ」
こんな感じで再生ボタンを押すので、今回も買ってから聞くまで1週間も心の準備にかかってしまいました。

で、先日やっと聞けた。
結果は「神様」大絶賛。

ライブは良いが録音はダメ。あるいはその逆。ミュージシャンの永遠のテーマかもしれません。
ほたるたちはライブが素敵すぎるから、偉そうにちょっと心配もしてたんだけど、そんなレベルじゃなかったですね。
素晴らしいアルバムなので、レテパシーズ好きな人はぜひ聞いてみて下さい。

ほたるたちには宮沢賢治がよく使うあの「ほんとうの」というやつがよく似合う。
ほんとうの歌。ほんとうのバンド。ほんとうのアルバム。ほんとうの人間。

昨日はスタジオでした。最近はレコ発ライブの練習ばかりしています。
こう見えてレテパシーズはセットリストをかなり入念に考えて決めるタイプのバンドです。
まずは俺が家で考えて、その後散歩しながら頭の中で通してみます。(たまにその「脳内セット通し散歩」中に知り合いに会ったりしますが、恐らくかなりそっけない態度をとっていると思います。途中で止まると最初からになってしまうので、、すみません)それで全部通して良い感じだったら、今度は家で通して歌ってみます。それでも良い感じだった場合のみメンバーに伝え、みんなで通してみます。
だけどスタジオに持って行っても毎回一度では決まらずに、2〜3回は↑の作業を最初からやり直します。
30分〜40分のライブなら余裕なのですが、ワンマンともなると20〜30曲になるのでなかなか大変な作業です。

今回のレコ発ワンマンのセットリストも昨日やっと決定しました。決まってないうちは頭の中でチェックしながら歌っているので、なかなか大興奮とはいかないものなのですが、昨日は久し振りにレテパシー大放出の興奮状態(要は突き抜けるあの感じ)を味わえました。
「ほんと良いバンドになってきたね。」
「まだまだ伸びしろはあるもんですね。」
「考えてみたら南ちゃん入ってまだ半年だもんなあ。」
なんてメンバーとしみじみ話しながら帰りました。

昨日みんなから教えてもらったのですが、吉祥寺GOK無くなるそうですね。

↓この8thアルバムトレイラーはGOK映りまくってるから記念にここにも載せときますね。

レテパシーズは2nd「愛してるよ」7th「クレイなジー」8th「エンデンジャードスピーシーズ」の3枚のアルバムをGOKのアナログテープで録音しました。テープの音ももちろんなのですが「テープの残り残量があるから基本1発録音の1テイクしか残せない」という制約がバンドの気質に合っていて、上記3作とも独特の緊張感と思い切りの良さを出せた気がしています。GOKのおかげ。ありがとうございました。
ちょうど次の9thアルバムの録音方法も考えなきゃなあ、なんて時期に入っていた所だったので、さてどうしましょうかね。まあ、今のメンバーならどんな環境でもそれはそれで素晴らしいものを作れる気がするので、出たとこ勝負で最高傑作を目指す事にします。

バンドも好調、録りたい歌もある、が録音する金が無くなってしまったので、今日は何か売れるものでも無いかな?と思い、押し入れの中を整理してみました。が、占い師に「金儲けには完璧に向いていない」と断言されただけあって、ただただ思い出に浸る1日になってしまいました。(レテパシーズ結成の頃の古い手帳を覗いてみたらバンド名を模索していた形跡があって面白かった)
今までは「バンド名の由来は?」と聞かれたら「1人になれる歌、1人で聞く歌、だから「僕ら」ではなく「僕」。自分の知っているあのテレパシーのような愛の感覚をレテパシーと名付けた。だから僕のレテパシーズ。」と颯爽と答えていました。まあ、それに間違いは無いのですが、多少模索はしていたみたいです。全然覚えてないや。笑っちゃった。

PS.昔からレテパシーズを撮影してくれている、長谷川大がくれた高級パソコンで、いつもこのレテパニュースを書いていますが、今、焦げ臭い匂いと共に画面が真っ暗になってしまった。もうダメそう。さらば高級ジャンボパソコン。
こうなると非常に肩の凝る書きにくい環境になってしまったので、今日はここでおひらき。
バンド名模索ダサくて面白かったから、近日レテパツイッターにでも写真載せてもらいますね。

レテパシーズを脱退したハダユキコは今も菊竹南に過去曲の楽譜を作ってくれたりして(南ちゃんはクラシック畑だから楽譜好き。レコ発では過去曲も未来曲も8th曲もたくさんやるよ)関わってくれています。
そんなハダユキコから、、

「せっかくのレコ発なんだから先着特典くらい作ったら?」と言われ、

「うーん。もう一銭も無いしなあ、、♫高円寺の北口のアコムでー♫(by.ロックンロール)」とおどけたら、

「せっかくだから金借りてでも作りなよ」

「じゃあ金は何とかするから、デザイン等よろしく」

「しゃーねーなあ」

ということで、彼女が作ってくれました。

「光り輝く絶滅危惧種キラバッジ」

届いたやつを「どうだ!」と見せられた時、思わず「参りました。これで千客万来です」とひれ伏してしまうほど、カッコ良かったです。
(ビックリマンというよりはドキドキ学園のキラリ方で素敵。ドキドキ学園派だったので)

ハードレイン、シェルター、共に個数限定の先着予約で貰えます。
ハードレイン20個、シェルター30個くらい残ってるとの事。
「自分はエンデンジャードスピーシーズ(絶滅危惧種)だ!しかも光り輝いている!」というタイプの人はぜひ手に入れて付けて下さいね。

PS.近頃は大阪のレコ発で対バンする超右腕(スーパーウワンと読むよ)やチッツ、最近知ったピーナッズの2枚のアルバムや、LIFE IS WATER BANDばかりを聞いて暮らしています。
性格的に一度好きになったら同じアルバムをとことん繰り返し聞くタイプなので、音楽を聞くというよりは、自分の人生の一時期一緒にいてもらう、という感覚の聞き方になります。
何年後かに久し振りにそのアルバムを聞いたら懐かしくて泣いてしまう、そんな聞き方です。

PS.去年の夏の終わりは、7thアルバム制作の真っ只中でした。
毎アルバム、レコーディング自体は武闘派バンドといいますか、小細工せずに練習の成果をいっせーのせで大爆発させるのみ!というタイプの録音方法だから瞬殺で終わりノーストレスなのですが、ミックス等の作業になると色々神経質になり、毎作調子を崩すので、7thの時は「何か音楽とは関係のない、それでいて毎日気が紛れる娯楽は無いかな?」と思い探し、見つけたのがヤクルトスワローズでした。(いつもは毎日テレビですが、神宮もカブで20分と近いのでよく行きます)

その去年の7thの頃の自宅での応援中、瀕死のボロボロの状態でうちに入り込んできた野良猫の名前も「サンタナ」と名付けました。(ヤクルトの外人。彼が三振して画面から消えた瞬間に縁側から入って来たので)
サンタナはもともといる老黒猫のホタテとは距離を置き、たまに喧嘩をしながらも、いつしかうちに居着いたのでした。

この一年、決してじゃれあったりくっついたりしなかった二匹でしたが、一昨日のとても寒い日(1934年以来との事。俺はそのあたりの文学がとても好きだから「ああ、あの人達はこんな季節外れの寒さの中、いったいどんな一日を過ごしたんだろう?」なんて、一人妄想にときめいていました)猫とは正直なもので、ついに、、

ホタテは赤ちゃんの時に拾ったから、他の猫とくっついて眠ったのは母猫以来12年振りだと思います。

よほど嬉しかったのでしょう。
一日の大半を町内のパトロール(この前ハクビシンをどこまでも追いかけていた、、)に費やすサンタナの帰りを待ちわびて、今、屋根の上で眠っちゃいました。(開け放った窓から聞こえる季節外れのピーナッズの夏の歌が黒猫の夢の中にまで聞こえている事でしょう。幸せな猫だ。が、ここまで色々あったからなあ。晩年はのんびりで良かったね)

レテパのメンバーでも「夏が好き、冬は嫌い」「冬が好き、暑いのは嫌」とか色んな人がいますが、俺はもう全部が懐かしくて好きですね。
ふるさとの北国の季節はもちろん、東京の全ての季節も。
良い年のとり方をしてるのかもね。ラッキー。
もうすぐ40才。青木世代だ。

PS.そういえば前に「黒猫はもう死にそう。夏を越せないだろう。皆様今までサンキュー」って書いた気がするな。
なんか、持ち直しました。ガリガリにはなったけど。

MV「実家のハイロウズのリストバンド」

これでも数テイク撮影しましたが、なんせ曲が短いので「曲が短いってこういう時も助かるねえ!」なんて言いながら楽しく撮影出来ました。(録音やミックスも楽だよ)
諸先輩方からのありがたい影響のせいか「PV?そんなもんでごまかして大して良くもない歌を良い風に見せるなんて外道だね。歌の力と全く同等の効果しか無いPVか、なんなら下に見えるPVしか認めないね。」という方針の下、今まで真面目に音楽活動してきました。
で、今回は「歌と全く同等」のPVな気がします。
雲の上の諸先輩方もお怒りになることは無いでしょう。よかったよかった。

この歌は前にレテパツイッターに載せてもらったこの文章が全てです。


 
この葬式の時、羽田空港に行くのに品川駅で乗り換えたのですが、ふと左を見ると品川プリンスホテルが見えました。
それは高校の修学旅行で泊まったホテルでした。(その頃は担任と契約を結び「単位ギリギリの回数だけ出席すれば遅刻早退欠席は自由。その代わり絶対に退学はしない」という状態だったので(自己評価に関わるのか自分のクラスから絶対に退学者を出したくない様子だった)出来ることなら修学旅行なんて行きたくなかったが、単位的に欠席できなかった)
高層階の部屋の窓から船が見えて、爆音(本当に今では耐えられないレベルの爆音だった気がする)でウォークマンからエリックドルフィーの「AT THE FIVE SPOT VOL.1」の1曲目「Fire Waltz」の演奏が始まる瞬間、本当にいつでも救われた気分になれた。(ガヤガヤガヤ、、、タララタッタタ、、、パララパララー!)
でもそんな気分は長くは続かず、進路未定の17才はかなり不安な状態で、港の船を見ていたと思います。
「俺はこれからどうなるんだろう?つーか何をすればいいんだろう?」
(しかしこの次の日、渋谷のタワレコで買ったあるCDにより進路は「フォークシンガー」に決まったから不安は一気に吹き飛ぶのですが。その話はまたいつか)

20年前の思い出の品川プリンスホテルを見上げながら「おーい!ついに岩見沢のばあちゃんが亡くなったぞー!あと、俺のやる事はやはり歌だったぞー!がんばってるぞー!」とあの頃の自分のウォークマンのイヤホンを外し、エリックドルフィー以上の爆音で叫んで安心させてやりたい気分になりました。

というわけで、MV「実家のハイロウズのリストバンド」を見て気に入った人はレコ発ライブを目撃してね。
東京、大阪、チケット販売中!

PS.家の近所に「目ん玉変な方向にされたあげく吊るし上げられているピーポくん人形」を飾ってある警察ファックな雰囲気のカッコいいバイク屋さんがありました。
が、気付いたらバイク屋は無くなっていて、後にTKA4というお店が出来ていたみたいで、そこで「ほたるたち」のライブがある、と穂高亜希子から聞いたので(最近仲良し)見に行きました。
「ほたるたち」だけでも楽しみなのに「真黒毛ぼっくす」ではヤハタトシキがギターを弾くと言うし、「ヤスエでんじゃらすおじさん(バンド)」では元レテパの飯田裕、ハダユキコが参加すると言うし、張り切って向かったのでした。(自宅から徒歩5分)

「ほたるたち」
→穂高亜希子とは同世代だし2000年代にも2010年代にも何回も対バン(俺も彼女もソロ)していた。
が、今年に入って偶然ほたるたちを知り、そのライブを見て衝撃を受けました。
それから大ファンになり、行けるライブは全部行くようになりました。
7月に行われたワンマンを見ていた時は隣の客がちょっと目障りだったので目をつむりながら聞いていたら「近未来。レテパ主宰の野外フェス。23:30。客が疲れを通り越して神聖な気分になってきた頃。ほたるたち登場。山の中。明滅しながら。ほたるたちが強いほたるのような演奏をしている。」という妄想が始まり、ずっと目を閉じてレテパフェスの中で勝手に感動しちゃいました。
(いつかレテパ野外オールナイトフェスを開催するのが夢です。今はMVを公開して1日経っても再生数が100回もいかない真の無名バンドですが、ここからめちゃくちゃがんばります)

「真黒毛ぼっくす」
→ヤハタトシキのギターカッコ良かったですね。
ホーンのいない真黒毛であんなミスターバンドマンなギター弾いたら、さすがの大槻さんも90年代バンドマンあんちゃんモードになっていて「ホーン無し編成もシャキッとしていいじゃないですか!」と伝えたら「そうですねえ。」なんて言いながら、終わった後はわいわい俺のうちで大勢で飲んでいたが、そのまま1人大槻さんだけ泊まり、起きて、また朝早くから2人で飲み始め(俺はもちノンアル)結局ヤクルト対阪神のナイターまでがっつり一試合見てしまい、23時頃にようやくおひらき。
久し振りにこんな長時間(24時間以上)大槻さんと話したが、まあお互いに「こんな人生じゃ全く満足出来ないねえ。まだまだイカレた瞬間が待っているはず!」という感じは会った頃から全く変わらないので(単に無名でくすぶっている欲求不満状態、という事なんですが、、)相変わらずの仲良しで、クラッシュの「サンディニスタ!」なんかを聞きながら、明るい未来への作戦会議というわけでした。

アルコールだけの影響か?と心配になるほど病的に足元がおぼつかない大槻さんを駅まで送ったが、台風が近づく街は閑散としていて「あれ?なんかの一コマに似てるな。なんだろう?」と思ったのですが、今書いてて思い出しました。

つげ義春の「無能の人」の、、

このシーンに似てたんだな。
大槻さん、俺がんばるんでレテパフェスまで生きててね。(急がねば。生きててもライブがクソになったら意味無いんだし)

「ヤスエでんじゃらすおじさん(バンド)」
→ヤスエさんとも何度も共演したはずだが、シラフでヤスエさんを見るのは初めてでした。
シラフで見たせいか、ヤスエさんが変わったせいかは分からないが、めちゃくちゃカッコよかったのでヤスエさんに「今までの非礼をお許し下さい。こんなにカッコ良かったなんて、、。失礼しました!」と丁重にお詫びしました。(ギターの人も素晴らしくて狭い会場なのを良いことに超目の前に三角座りして目撃させて貰っちゃいました)
ほんといいバンド。でもメンバー毎回違うのかな?どうなんだろう?
(レテパフェスの際はぜひこのメンバーで出て欲しいな)

以上、MVについて書くつもりがレテパ野外フェスの話に飛んでしまいましたね。
無名の完全自主制作のインディーバンドが世に広まるのは想像以上に難しいんだな、と再確認の日々です。
が、もし今神様が現れて「君、日頃の行ないサイコーだから、好きな時代に生まれ変わらせてあげよう。好きな時代でのびのびと音楽やりたまえ。」と言ってくれても俺は「今の2020年代が一番向いてそうっす。なぜならレコードもCDも無い未知の乱世状態だから。山賊気質の自分にはピッタリっす。でも気にかけてくれてサンキューベリマッチ!」と答えることでしょう。

大槻さんにも「ひろしが元気で救われるよ。これでレテパが売れたらねえ、、」と24時間で10回は言われました。
みんないつまでカッコいいか分からないからな。
レテパが壊れない程度には急がなきゃね。

PS.今回はちょっと暗い文章に感じるかもしれないが、何年後かに「え!レテパシーズってちょっと前までYouTubeにMV公開しても100回未満しか再生されないバンドだったの?!なーんだ、俺らも絶望せずにがんばろう!」と誰かを励ますかもな、と思い記念碑的文章として書きました。
ので、明るい文章なのですよ。
がんばろー!

「アルバムリリース後は、はじめましての人も多いだろうから、いつものレテパNEWSじゃなくて、読まれやすいTwitterに色々書いたほうが良いよ」と助言を受けました。
2つの事を同時にやれないタイプなので(ライブ中にチューニングしてる時、小粋に喋ったりせずに黙ってしまうのもそれが理由なんだろう)このレテパNEWSのページは約1ヶ月振りになってしまいましたね。
発売から1ヶ月が経ち、昨夜レコ発ライブの告知を行いまして、8thアルバム関連作戦は終わりを告げました。
今後はまた、このページにもちょこちょこ書いていこうと思っています。

レコ発ライブは東京大阪の2箇所。
外泊や集団行動が苦手なので、東京以外ではあまりライブをしないから今回は珍しいですね。
2020年春頃かな?元気になってきたのでいわゆるサブスクで新しい音楽を聞くようになりました。
その時大好きになって聞いていたのがチッツとマドベでした。(他にも3組素晴らしいのを見つけた)

マドベは今は超右腕として活動しています。
ので、今回は超右腕(スーパーウワンと読むよ)にオファーしました。
「エンデンジャードスピーシーズ」と数日違いで発売されたアルバム「PEEK-A-BOO」皆さん聞きましたか?
カッコいいので是非聞いてみて下さいね。
来週9/23には東京でライブもあるみたいです。(岡山のバンドです)
俺も見に行きます。楽しみですね。

チッツは今でももちろん聞くが、発見した2020年あたりは毎日ずっと繰り返し聞いていました。
アルバムが2枚あって両方とも素晴らしいが、特に2枚目の「出番のないひと」は完璧過ぎるアルバムでした。
自分もようやくここ数年でソリストからバンドマン気質になってきたので、このアルバムの恐ろしさが100%分かりました。
すごいバンド。で、世代的に同世代な気がしたから恐る恐る「僕のレテパシーズ チッツ」で検索してみました。
すると、2017年の1月に、、

1/8(日)【UFOCLUB21周年記念COLOUR ME POP!!!】
住所不定無職 
ガール椿(広島)
僕のレテパシーズ 
チッツ
三輪二郎バンド(三輪二郎+伊賀航+北山ゆうこ)

こんなイベントで対バンしていました。
この直後が治療法が合わなくて結局失敗に終わった第一次断酒時期なので、この時期の事は何もかも覚えておらずこんな凄いバンドを見逃していました。
本当に愚かだなあ、、と検索結果を見ながら呆然としちゃいました。
恐る恐るチッツの方に「昔対バンしてたみたいですが、かくかくしかじかで記憶なく失礼しましたが、今は大ファンなんです」と伝えたら、その日大阪からやって来ていたチッツも移動の時間の関係でレテパシーズを見てなかったそうで、よかったよかった?というわけで、今度のライブが事実上はじめましてになるのです。

まあ、超右腕にもチッツにも大ファンとして書きたい事は山程あるのですが、長くなるのでまた今度。
とにかく、、

と、、

予約スタートしたので、皆様ぜひぜひ。

あと、昨日の予約スタート時に「今のレテパシーズはこんな感じだからこれ見て好きだったら来てね」というメッセージを込めて、、

という新しい歌のライブ映像も公開してみました。

「イカレた人」

ロックスターが好きで 瓶ビールはラッパ
配信よりもレコードが好きか なんだか嫌いだな

今まで歌ってきて 10人位いたな
こういうのロックスターなんじゃねえの? 迷惑かけるけど

イカレた人 Oh Oh
過ぎ去ってしまう 何も残せずに

イカレた人 Oh Oh
目の前にいるよ だけど知らぬふり

ジャケットの中にいる ジョーイやジョンが好きか
実際に目の前にいたら 嫌な顔するくせに

借りた金返さない 暴力も振るうだろう
酒やクスリはこの狂った世界から自分を守るため

イカレた人 Oh Oh
過ぎ去ってしまう 何も残せずに

イカレた人 Oh Oh
素晴らしい歌なのに 君は知らぬふり

イカレた人 Oh Oh
過ぎ去ってしまう 天才だったのに

イカレた人 Oh Oh
素晴らしい人なのに 何も残せずに

ジャケットの外にいる ロックスターにゃ知らぬふり

(2022年2月5日作詞作曲,アルバム未収録)

今のレテパシーズはこんな感じです。
良かったら目撃してね。