フランスではコロナの影響で、樅(モミ)の木農家(ミニモミの木を栽培して、クリスマスに販売している)が樅の木を販売できずに困っている。
このままでは樅の木が大きくなりすぎて売り物にならなくなる。
が、仏政府の特別措置で販売できるようになったので、よかったよかった、というニュースを見た。
あ!と思った。
というのも、うちの庭に、この樅の木達の大大大先輩が生えているから。
義母から聞いた話ですが、50年以上前のクリスマス、この家の4人家族が高円寺の商店街で、ミニモミの木を買って楽しんだ。
が、クリスマスが終わり、処置に困り植えてみたら、、、
今、こんな感じです。
樅の木、今年は何十年振りかの晴れ舞台だろうから、何か飾り付けしてやろう。
君はフランス生まれだったのね。
(違う地方でも、樅の木を輸出しているかも知れませんが、直感でフランスから来た感じがしたので、そういう事にしておいて下さい。)
高校3年生の時の2000年から歌い出したので、自分が芸歴何年目なのか数えるのが簡単だ。
そう、今年は歌手生活20周年のメモリアルイヤーなんです。誰も祝ってくれないが。
レテパは2010年から始まっていますが、数えてみたら10年の間に俺も含め15人が在籍していたことになる。
あと3人で野球の試合が1バンドで出来る計算になります。うーん。
歌手20年、レテパ10年の活動の中で現存するのは6枚のアルバム(厳密にはまだ4枚ですが)と書くと少ない感じがしますよね。
が、今まで制作したアルバムをソロも入れて全て数えると、割とちゃんと作っている方なんです。
廃盤にしたアルバムが10枚で、今レテパがもうすぐ6枚だから、全部で16枚と考えると、そんなにサボっているわけでは無いんです。
小学生の頃はピアノを習っていた。
絶対音感的な聴力は絶賛されたが、演奏の方は才能を発揮できずに、ピアノを嫌いなまま辞めてしまった。
当時の特徴としては、途中で演奏を間違えると、キーッ!っとなって、癇癪を起こし初めから弾き直し、その繰り返しで最後まで弾けない、みたいな神経質少年でした。
その感じに似ているのだろう。
すぐに廃盤にしてしまうのは。
20年の活動の中で、全て廃盤にせずに「その時に出来た歌をその時に録音して残す」みたいな事は出来なかったので、それは少し残念ではある。
が、しょうがない。
レテパの6枚は、言うなれば全100曲以上の中から選ばれた、60曲入りのベストアルバムのようなものなんです。
これからは普通に新曲出来たら録音する人になれたらいいな。
10年後には誰かに「おめでとう」と祝ってもらえるようになれたらいいな。
「長野県のお月様」にはギターの音が2つ入っています。
FCFCを永遠と繰り返しているのは、俺が弾いています。
ギター職人の人に中身を改造してハムバッカー(直流電流という事らしい)にしてもらった、金のグヤトーンです。
レテパで俺がエレキギターを弾いているのは、これと「永遠に、たまに」の2曲だけです。
どちらもバンドスコアに書くとしたら、ギター2という事になるのでしょう。
俺はバンドスコアなるものを1日だけ見たことがあって、それは中2の頃、ギター達人の友達の家での事でした。
友達は「BUCK-TICK」というバンドが好きで「フルミヤ、デビルマンばっかり読んでいないで、暇だったら「悪の華」のギター2を弾いてみてくれ。」と言うのでトライしてみたのでした。
冒頭の「テンテンテテンテンテンテーテテ」というやつを、なんだか良く分からん、ミッフィーの口みたいな記号が沢山書かれているスコアなるものを見ながら練習した。
が、つまらなかったから1日でやめた。
それ以来エレキギターに興味を持てたことが無い。
ハーモニカ、アルトサックス、そして歌。
バカだからか、肺活量を使わないと、心が込められないようで、吹く楽器以外は第一言語にならなかった。
が、心のどこかでは「歌わずにエレキだけ本気で弾き出したら、ギターマガジンの表紙に載るくらいのロックスターにはなれるような気がする」と思っていなくはない。
PS.狸撮影成功。
恋人と別れたのか?一人で来ました。
11/8に書いた「全部終わりました」という文章から、なんやかんや、半月連続で書いてみました。
いかがだったでしょうか?おもしろいですか?
5th,6thの録音作業が終わり、本当に肩の荷が降りまして、色々のびのびと楽しめるようになってきました。
終わるまではずっと「完成させるまでは死ねないぞ」と、何するにも焦って急いで生きていたのですが、今は「いつ死んでもいいや」と前向きに思えるようになり、そうすると色んな事が楽しくなってきました。
先日もスタジオに入りましたが、歌い出してからの20年間で初めて「楽しい」と思えました。
生まれて初めて、心に余裕が出来たのでしょう。
余裕っていいね。素晴らしい。
PS.昨日は21時から、近所の友人達がうちのテレビの前に集まってきて、昭和の一風景のような感じでした。
出てきたのは、力道山でもON(王、長島ね)でもなく、甲本ヒロト。
年齢の話になっていたけど、ヒロトは俺の20コ上。
なので、バームクーヘンの頃に今の俺の年だったんです。
一生忘れない。バームクーヘンツアーの札幌ファクトリーホール。俺高2。
思い出してたら、ライブしたくなってきた。
ちょっと考えてみます。
「長野県のお月様」聞いてみましたか?
聞いての通り、18才まで暮らした実家の部屋から毎晩見てた月と、今長野の山から見る月が同じ月とは思えないんだよな、という歌ですね。
月に習ったギター、とありますが、今でも変わらずにそう思っています。
タイトルの「長野県のお月様」というのにも意味?があって、北海道以外で見る月は「お月様」とでもいった感じで、日本昔ばなしのニオイがする。
北海道の月は「月」で「お月様」じゃない。
そんなのもあって「お月様」と歌っています。
妖精の住む北国、妖怪の住む内地、といった感じかな。
古いフォークソングやロックンロールなんかが、自然と鳴り響ける季節感の中で育てたのはラッキーだったと思います。
日本に似合う音楽を必死になって作らなくて良かったから。
あるいは、それさえ出来ずに外国に憧れたりとか。
おかげさまで、周りの人達よりも、のびのびと自然に歌を作れた気がします。
2010年結成の僕のレテパシーズは、10年経って、こんなところに立っています。
ここは眺めが良いし、気に入ってますが、あまり人が訪ねて来ませんので、親友や恋人に教えてあげて下さい。
カッコいいバンドがいるよ、と。
これは先程ツイッターに書いた文ですが、まあそういうことです。
「長野県のお月様」聞いてみてね。
では、山奥で月を見ながら待ってるよ。
録音メンバー
Vo.古宮大志
G.高野京介
B.タカユキカトー
Key.ハダユキコ
dr.関口萌
レコーディング
タカユキカトー
ドラムテック
北村優一
ミックス
馬場友美
マスタリング
中村宗一郎
ジャケット絵
古宮大志
この曲を先行シングルに推薦した人等
関口萌(経緯はこちら)
岩見沢での葬式後の月光(経緯はこちら)
こんな感じです。
評判良ければ、先行シングル第二弾もやるかもしれません。
どーぞ、よろしく。
本日24時を過ぎると「長野県のお月様」聞けると思います。
(聞けなかったらごめんなさい。多分毎回日付変わると聞けてる。)
関東近郊の方は、まだ間に合うので今から長野の山奥に行って、高円寺の方を拝みながら、正座して涙流しながらロックの夜明けを体感するように。
それはもちろん冗談ですが、この前AppleMusicのレテパのページを覗いたら、最初に目につく「トップソング」(再生回数上位曲)に「ロックンロールじゃ踊れない」と「ロックンロール」と「ロックンロールⅡ」の3曲が並んでいて「これじゃあ、ロックの人だと思われちゃうな。うーん。」と思った。
そう言えば10代の頃、札幌161倉庫時代に「のんべさん」という足の悪い酔っぱらいの客がいて、その人は他人が「ロック」とか「ロックンロール」とか語りだしたら殴りかかる、というクレイジーガイだった。
が、俺も年を重ねたのか、ちょっと気持ちが分かるようになってきた。
(暴力は嫌いなので、もちろん殴ったりはしませんが。)
もし、のんべさんがこのAppleMusicの画面を見ても、多分俺は殴られないと思う。
今日で一週間、小出しに毎日書いてみました。
昔からの札幌時代の友人なんかもこのページを見てくれていて、たまにメールでつっこんでくれたりします。
昨日の薔薇剪定の写真手前に写った、明らかに子供がいる家庭が使いそうな自転車のチャイルドシートを見て「フルミー、子供出来てたのか?」と聞かれたが、出来てません。
レコーディング関連で金が尽きたから、駐車場を中古電動チャリ屋のおじさんに貸したので、ママさん電動チャリがたくさん停まっているだけです。
PS.ね。沢山あるでしょう?
近所の町内会長さんはよく世間話をしに来てくれますが、この前「ライオンさん(会長は俺の事をライオンさんと呼ぶ。髪型かな?)すごい自転車ですが、集会でもやってるんですか?」と聞かれたので、慌てて否定した。
あやしいものではございません。
会長さんは、この家のおじいちゃんおばあちゃん(ユキコ祖父母)とも、旅行に行ったり仲が良かったようで、色々気にかけてくれています。
PS.今日はレテパスタジオでした。
ベースのタカユキ君が抜けて、心配な方も多いでしょうが、ちゃんと動き出していますのでご安心を。
また、タイミング見てご報告します。いい感じよ。
PS.札幌時代の知り合いの20%がフルミーと呼びます。
PS.あと2日で「長野県のお月様」だ!
11月20日配信のシングル「長野県のお月様」の日本歌詞と英訳歌詞を「歌詞」のページに載せました。
「歌を聞く前に歌詞だけ読むのは違う気がするな」というタイプの人もいるのかな?
そういう人は、読まずに配信を待っててね。
自分で歌を歌うようになってからは、他人の音楽をあまり聞かなくなった。
これは、自分の音楽の聞き方が「救い」を求めて聞いていたからだろう。
自作曲で自己救済が出来るようになってからは、ぐっとクルー「さようなら美しさ」の歌詞「悲しい歌おりてきて できあがれば嬉しかった」じゃないけれど(歌詞原文が見当たらない。漢字使い違ったらごめん。)本当にその繰り返しのみで生きていた。
ので、一番CDを買っていた時期は歌手になる前の16〜17才頃だろう。
岩見沢から札幌のタワレコやHMVやvirginやら行って、バイト代(岩見沢の仕出し屋「大空」でバイトしてた。日払いだし、残ったオードブルを大量にくれるのが良かった。この前書いた亡くなった祖母の家にオードブルを持っていくと、すげえ喜ばれたものです。)は全てCD代に消えた。
買ったCDを帰りの高速バス(札幌〜岩見沢間は約1時間)でウォークマンで聞くのですが、俺はまず歌詞カードだけ一通りじっくりと読んでから、満を持して聞いていた。
正直、歌詞にしか興味ないと言っても過言じゃない聞き方でした。
今はだいぶバンドマンになれたので、昔から好きな曲を聞いたりすると「はー、ギターもカッコよかったのか。知らんかった。」とか今更気付いたりしています。
PS.「バラはいつでも咲くから、節操がなく淫らだ」みたいな言葉を聞いたことがありますが、うちのバラも咲いては枯れ、咲いては枯れ、を4月から何度も繰り返しています。
キレイだから、淫らでもいいじゃん、と思っていたが、また最近狂い咲きしてて、さすがにちょっと淫らに見えてきた。
通路にはみ出してきて、通る人皆を傷つけるので、少し切った。
うちは古い家なので、縁側があります。
ここで育った義母によると、縁側は昔から野良猫の通り道だったそうです。
そう聞いては我慢出来ないので、餌をおいてみたら、色んな猫がやってくるようになりました。
そして、最近は狸も食べに来ます。(この話をするとよく「ハクビシンじゃないのー?」と言われるが狸です。)
中央線と高円寺の歴史を紹介する際にはよく「こんな狐や狸しかいない、雑木林に線路をひいてもしょうがない」みたいなエピソードが出てきますが、まだいるんだな。
この辺りは関東大震災で焼かれた東の方のお寺が沢山引っ越してきて、周りは寺だらけだから、狸もまだ住めているのでしょう。
うちに来る猫(と狸)
・ニコタマ
名前の由来↓
初登場の際、あまりの貫禄にこの界隈のボスだとすぐに分かった。
食べっぷりも堂々としたものだった。
去り際に、立派なキンタマを見せてくれて、うちの猫はメス2匹なので、玉を見慣れていないユキコが「ニコタマ先輩!」と大興奮し、以来ニコタマ。
・ハナピンク
名前の由来↓
鼻がピンク。
一番食べに来る。
ニコタマの女。一緒に来ることもたまにある。
・ハニーバニー(旧名、ミケ)
名前の由来↓
先日マスタリング作業で煮詰まり、俺はちょっとヤバくなっていた。
そこで、気分転換に「パルプフィクション」を初めて見た。
ユキコの誕生日プレゼントに、なぜか五月リョウタ君がくれたDVDだ。
それを見たら「おい大志。間違ってないから、そのままゴーだ。」と、アウトロー達に励まされた気がした。
最高の気分だった。
で、出てくるチンピラ強盗の「ハニーバニー」みたいなわめき声で、近所全猫といつも喧嘩してるから、ハニーバニーと呼んでいる。
・ヨモギ
名前の由来↓
ヨモギ猫。
が、これは北海道弁らしい。
こちらでは、キジ猫。キジトラ。
・ニセホタテ
名前の由来↓
多分、裏の家の猫。
うちの黒猫ホタテ同様、黒猫なのでニセホタテ。
隣は保育園なのですが、子ども達が毎朝「あ、ジジだー。」とニセホやホタテを見て、喜んでいます。
うちのホタテの場合はデブなので「お腹に赤ちゃんいるんだねー。」とママさん達から勘違いされています。
・狸
縁の下で夜な夜な変な声が聞こえるから、子猫かな?と思い、夜通しずっと呼んでいたら、出てきたのは狸だった。
その後も、夜中に近所で、変な声で鳴いていたのを聞いた。
声のトーンから恋人を探しているのだと、すぐに分かった。
こんな街中で恋人なんか見つかるのかな、と心配していたら、一昨日、恋人と一緒に餌を食べに来た。万歳。
オスは少しだけ食べて、あとはメスにあげてた。
うちには狸の置物がたくさんあるから、何かしら安心できるものを感じ取ったのかな?夜中によく来る。
・雀
引っ越し当初は、決まった3匹しか来なかったが、2階の窓から毎日話しかけていたら、どんどん増えて今は20羽くらい来る。
「レコーディング疲れたよー。もうだめだー。」
「チュンチュン。」
「これで評価されなかったら、家出するわ。全部やめる。」
「チュンチュン。」
こんな感じです。
・ホタテ
飼い猫。
引っ越ししたての頃、お外デビューで調子こき、近所の猫達の規律を破り色々滅茶苦茶やったので、みんなに嫌われている。
一度、寄って来たニコタマの頭を叩いてしまい、それが評判を下げる決定打となった。
縁側の窓はすりガラスなので、餌を食べる猫の色やシルエットで、誰だか分かる。
ニコタマを本当は好きみたいで、ニコタマが食べている時だけ、女っぽい動きでウロウロする。
他の猫の時は、ウーウー威嚇する。
一度、狸に額を傷つけられて帰ってきた。
結構ショックを受けていた。
猫以外の敵を知ったからか、それ以来、他の猫には少し優しくなった気がする。
・5月
飼い猫。癲癇(テンカン)持ち。よく倒れて痙攣する。
引っ越しから半年、やっと2階に上がれるようになった。(癲癇のせいか、運動神経が悪い。)
1階は日が差さないから、太陽を求めて2階に来る。
太陽への執着が強く、前のアパートでは太陽欲しさに身を乗り出しすぎて、4階から2度も落下している。
2度とも死にかけたが、復活した。
まあ、こんなところです。
PS.ハナピンク。
狸カップルを撮影出来たらまた載せますね。
PS.ホタテはかぶりものが好きなので、お土産に貰ったメロンのネットを付けたら、そのまま出かけていった。
保育園から「あの猫、怪我してるんだね。」と聞こえてきた。
PS.長野県のお月様、まであと4日ですよ。