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雪深い北国育ちの感覚なのでしょうが、昔から5月が一番好きです。
長い冬は白一色。雪解けの春に色が現れて、5月は新世界本番という感じです。
(白樺の若葉がサラサラと輝いているあの感じです)

もちろん東京の5月とは全然違う感覚なのですが、昔からのクセで東京にいても5月になると「新世界!がんばるぞ!」と爽やかに走り出したい気分になります。

で、僕のレテパシーズ。爽やかに走り出しましたよ。

レテパアー写定番スポットの先代ハダユキコの実家の屋上でパチリ。
なかなか爽やかな幸先の良い写真が撮れましたね。

新ピアニストの菊竹南さんは、10代からレテパを好きで、初めてライブを見たのは2013年2月22日の真夜中の新宿JAMだという優等生のエリートです。
先代のユキコとも仲が良く、子供相手にピアノを教えている、ところなんかも同じなんです。

写真見る限りはもう違和感なく馴染んでいるでしょう?
昔から裏方を手伝ったりしてくれていたので、俺の地獄期なんかもちゃんと知っていて、一度はツアー先の車内で当時のメンバー全員で一触即発の大喧嘩になりそうになった時に、菊竹南の一言でその場が収まり、収まるどころか爆笑の渦を巻き起こし、バンドはめでたく存続、みたいな珍事もありました。

この前、先代ドラマーの鈴木亜沙美に会った時に「次のピアニスト菊竹南だよ。」と伝えたら「あー、南ちゃんならあの時(上記の喧嘩止め)の度胸を見る限り大丈夫だね。」と太鼓判を押してくれていました。

先月末からスタジオでは猛特訓が始まっています。
「8th録り終わってからじゃないとごちゃごちゃするからダメ」とメンバー達に言われ、おあずけ状態だった9thの新曲達もついに解禁になりまして、バンドは正常に行進中です。

死んだ後、音楽博士がレテパシーズを解説するならば、今は「中期の初期の後期」といったところでしょう。

「RCはシングルマンからキヨシローがピアノを弾きだしたせいでメロディーが変わってしまい昔の直球メロディーじゃなくなった、という話を恐れて、古宮大志はピアノだけは弾くまい、と決めていたが、2011年の離婚のドサクサで真黒毛ぼっくすの大槻家に奪われた足踏みオルガンが最近大槻さんの断捨離モードにより無事返還されたので、古宮大志は寝ても覚めてもオルガンばかり弾いているから、ちょっとメロディーが変わった時期。でも恐れを知らないメンバーのおかげで、作詞作曲上のただの変化ではなく、音楽や文学の歴史にも一石を投じる新しい時代が始まってしまった、今思えば一番スリリングだった時期」

が所謂「中期の初期の後期」です。

なかなかイカレた良い時期に加入したね。
ここから先は特に楽しいと思うよ。
南ちゃん、よろしく。

PS.ちなみに9thの3曲目は「イカレた人」という歌です。
皆さん永遠に安心して長生きして、レテパのこれからをお楽しみに。

というわけで、ハダユキコ無事に脱退する事が出来ました。
前に「ハダユキコへ」というレテパNEWSで彼女との思い出は山程振り返ったので、今日は多くは書きません。

まあ、この映像13:40〜の必死でポップなユキコの本気の嫌がりっぷりが、レテパシーズとハダユキコの明るさ全てを表しているのではないでしょうか?
最後はこの心温まるおもしろ映像を見て笑ってさよならしてあげてね。

なかなかの問題児でしたが皆さん今までありがとう。
ユキちゃんも8年間ありがとう。
俺達はまだまだまだまだ、ざまあみろ(Let`s go)してみるね。

僕のレテパシーズ8thアルバム「エンデンジャードスピーシーズ」録音スタートしました。
考えてみれば今作は過去作よりも状況が恵まれ過ぎています。

●前作7thとメンバーが同じ
●そのメンバーで何回もライブをした
●収録曲をライブで演奏した
●録音環境が前作と全く一緒
●全曲新曲(2020年冬〜2021年初夏くらいの作曲)
●心身ともに好調

これらの好条件(普通のバンドなら普通の事なんでしょうが)により好調過ぎて、初日で全10曲録り終わってしまいました。

まあ、これはよく普段も勘違いされるのですが、録音が1日で終わったのはそれまでに滅茶苦茶準備しまくっていたからだし、歌が出来る時に5分で出来るのもその他の全ての時間が歌につながっているからなだけであって、全時間使っていると考えれば1年に10曲発表するのに大変な時間がかかっているわけです。
普段ほとんど、起きて、テレビ見て、本読んで、昼寝して、晩御飯の材料を買いに行って、食べて、テレビ見て、本読んで、寝る、の繰り返しなのですが、身内からそれを非難される事があるのでこの場を借りて弁明させて頂きます。
(たまーに、これが「起きて、歌出来て、テレビ見て、本読んで、昼寝して、晩御飯の材料を買いに行って、食べて、テレビ見て、本読んで、寝る」に変わります。最近はなぜか歌は起きた瞬間に出来ます)

録音2日目はやる事が無くなってしまいましたが、アナログテープレコーディングのテープが30分テープで、今作が18分くらいだったので、残った12分のテープ使って、テイク2の歌を録ってみたりしました。(録れるテープ残り時間決まっている→ハンターハンタークラピカの「制約と誓約」作戦です。無限ぶっている今の時代にピッタリですよ)
前までなら「テイク2なんていらない。俺達の人生はいつだってテイク1だった!そうだろ?」「うん。そうだそうだ!」とかなんとか屁理屈をこいてテイク2なんてやらなかったのですが、今回は「さよならさよならB.B.Bの演奏、サイコーなんだけどサイコー過ぎるために演奏が高らかに羽ばたいてるから、アレンジしたての頃の羽ばたくのが怖いが勇気出して羽ばたいてみた!みたいなかっちりしたバージョンも録ってみようか」なんて、ミュージシャンしちゃっていました。

今度の日曜日もおさえているので、吉祥寺GOKでなんやかんや作業しますが、もう山場は越えたので、言いつけ通り吉祥寺の方角を向いて祈ってくれていたピュアな皆様、もう祈らずに足向けて寝ても大丈夫ですよ。

肝心の演奏本番シーンは撮影NGなので(今の世代と違いカメラ向けられるといちいち心が動いてしまう為)ありませんが、名作、問題作、誕生の様子をご覧下さいね。

吉祥寺GOK。
2nd 「愛してるよ」7th「クレイなジー」もGOKでした。
(2ndの時は第一次ベロンベロン期だからほとんど記憶がありません。が、最後の「夏のしっぽ」を録る前に珍しくアディーが酒を飲みながら叩いていたのだけ覚えています。他の9曲が終わって開放感に包まれていたんだと思います)

馬場友美。
昔、馬場ちゃんの企画するライブに出たバンドは有名になるというジンクスがあったみたいだが、俺らだけまだ無名だ。
ので馬場ちゃんに会うと毎回「まだ馬場ちゃんの友人の中で一番無名なバンドだよー。でも今作はいけるはず!期待してて!」という会話が繰り広げられます。

今作は「僕ら」「エンデンジャードスピーシーズ」の2曲でアコギを弾きました。
レテパヘッズ用にマニアックな事を書くと「7月12日、13日」の葬式の後に「MOON PALACE」の店主だったホンダ(「愛は風景」の2番の歌詞は彼女のメールの文を引用してます)から貰ったアコギです。
カニユウヤのギターは7thの時と色とメーカーが変わっていますが、形は同じ。

2台持ち。エピフォンとヤマハ。
ちなみに前作7thでは、、、
エピフォン→「クレイなジー」「あのこは人間を描くのが苦手」「So.Ka.Be」「エレキギター」
ヤマハ→「青春」「としまえんど」「コロナの頃なら」「パンクな名古屋娘」「才能がなかったんだろ」「天国から来た男」
だったそうです。
マニアックな人は8thのどの歌がどっちか当ててみて下さいね。

バンマスの関口萌。
口数は少ないが的確な男。
科学者の魔法と芸術家の魔法を差別しないで感じてくれるから、真の的確。まさにバンマス。
俺は偏りすぎてるし、セッカチなので副バンマス。

引退間近のベテランは余裕の表情。

チェック中。
そう言えば前作までは録音中にヘッドホンが吹っ飛ばないようにクツ紐で頭に固定していたが、今作は固定してないな。
極度の心配症が治って来たんだな。いいぞ。

終わったー!(左の人は張り切り過ぎて原チャで来る時にスピード違反で捕まりました。でも警察のおかげで落ち着けたのか、スピード感だけじゃなく、どっしりした部分も大切にした名盤になった気がします。スペシャルサンクス警察)

終わったー!(リズム隊は2人でもスタジオに入ったりして、どんどんどんどんカッコよくなっていきます。萌ちゃんはアラジン(息子)誕生で大変な時期なのにがんばりました。ヤハタトシキは「Mr.伸びしろ」なので、ひたすらまっすぐ伸びて行きます。前方の光に向かって)

終わったー!
あまりにも良い写真だからジャケにしようかな、とジャケ用に四角にして見せたがユキコに反対された。
(ヤックンがポーグスの4thジャケみたいでカッコいいのにね)

というわけで絶好調の録音となりました。

以前「僕のレテパシーズ全アルバムジャケTシャツセット」を販売する際に「売上金は私利私欲に一切使わず、全て8thアルバムの制作費に充てさせて頂きます」と書きました。
高いのに買ってくれた皆さん。
おかげさまで、金の心配をせずにただただレテパシー放出が出来ました。
アルバムを聞いて名盤だと思ったら「自分はこの名盤を作るのに一役買ったんだぞ」と自慢して下さいね。

高くて買えなかったけどレテパヘッズな皆さんも、いつも本当にありがとう。
人類が自分一人でも多分レテパシーは使えるが、それをアルバムや歌という形にしようとは思わないと思うので。
皆さんも「自分は貧乏だけど、この名盤を作るのに実は一役買ったんだぜ」と大いに自慢して下さいね。

では日曜日になんやかんや作業して、ハダユキコは引退です。
ほんと集大成な素晴らしい演奏でした。
おつかれさま。

PS.3/21映像「大丈夫このまま」ご覧になりました?


 
8thアルバムの9曲目です。
(2020年のクリスマスにGoToトラベルで沖縄に行った時の歌。まあ歌詞の通りですね。金槐和歌集な源実朝タイプなので、全部歌詞のそのまんまです)

2022.3.21 新宿Marble
撮影/二宮ユーキ
録音/五月リョータ
ミックス/馬場友美
映像編集/toru

PS.歌詞も載せときますね。
ちなみに、歌詞を書く時に迷ったり悩んだりしないタイプなのですが(迷ったり悩んだりタイプで素晴らしい人もたくさんいる。あくまでタイプの問題)今回だけはちょっと迷った。
金武町のタコス屋はキングタコスというお店だったので「コロナで金武のタコスは」にするか「コロナでキングタコスは」にするかで迷いました。両方聞こえてきたので。
凄い大盛りのタコライスだったので、昼ご飯では食べ切れずに、クリスマスのディナーにも申し訳なさそうにぐちゃぐちゃの見栄えで登場してきたのが面白かったです。

ブランキーのラストアルバム「Herlem Jets」を、なぜか沖縄でオープンカーで爆音で聞きたくなって行ってみたら、沖縄でレコーディングしていたアルバムだと運転中に知らされて、ビックリ合点がいったのでした。
俺もそうでしたがブランキーは食わず嫌いの人も多いでしょう。
ブランキーもたまもブルーハーツも心の底から大好き!という人は案外少ないのです。
ブランキーは「ワイルドウインター」という本をまず読んでから「Bang!」か「Herlem Jets」のどちらかを聞いてみて、それでも嫌いなら嫌いなまま生きていけば良いと思います。

「大丈夫このまま」

レンタカーでビートル借りてオープンカーでブランキーを
聞くため クリスマスの沖縄に来た

GoToトラベルでタダになったこの車
あいづち打つように爆音で

大丈夫このまま 大丈夫このまま
緑と青が重なった 懐かしい気分

コロナで金武のタコスはテイクアウトオンリーで
食べ切れないまま クリスマスの夜まで

GoToトラベルで安くなった高級ホテル
チキンやケーキとタコライス

大丈夫このまま 大丈夫このまま
緑と青は暗闇に 懐かしい全て

来週はいよいよ録音本番です。
バンドによっては重ねて録ったり、じっくり時間をかけて録ったり、と色んなタイプがいるので、俺らのように「来週は録音だ。もう死にそう。」みたいな極端な気持ちにはならないバンドもいると思います。
今のレテパシーズはいっせーのーせで全員一緒に録るタイプなので、小学校の時のブラスバンド部の全道大会直前のような緊張感と高ぶりがあります。

いっせーのせ、で一緒に録るのがカッコいいと思っているわけでは全くありません。
ただ、レテパシーズの歌は曲中の速度の微妙な変化が大切なので、クリックを聞きながらのドラムでは表現出来ないから、なだけです。
これは多分ブラスバンド部の田中先生の影響です。
(RCの「ぼくの好きな先生」同様に、教師になんてなりたくなかった、音楽家、絵描き、文筆家、になりたかったし、まだなれると思っています、子供達と同じく自分も勉強中。みたいな先生に小中校で幸運な事に何人か出会えました。そういう先生は魅力的でした)

自分の体感としては、17才(2000年)〜27才は「フォークシンガー」で、レテパを始めた28才〜33才までは「バンドではうまく歌えない悩める元フォークシンガー」で、34才〜37才は「メンバーに感化された遅咲きロックンローラー」で、38才〜は「バンドマン兼音楽家」といったところです。
ので、8thは音楽家的目線からも絶賛されたいなあ、なんて思っています。
今作はなかなか最先端な気がしています。

では来週、月火日(日は多分やる事無くて録音終了&さよならハダユキコ打ち上げになっているはず!多分!)は吉祥寺の方角には足向けて寝ないように。
がんばりまーす!

PS.ひろしマンガ第22話「理由なき反抗」
(過去作はこちら)

先代の高野君なんかは、ギターは1人で録りたいタイプでした。
ので、ギター含め全員で録ったやつ(その時のギターは仮で、後で消せるように音はかぶらないようにする)に後でギターだけ1人で録っていました。
「全員で録ったやつ」というところはポイントで、この方法だとバンドのいつもの速度感、高揚感、を出しつつ、後で録りたいタイプの人も本領を発揮できる、というわけです。
録音は魔法に似ている部分があるので、魔法の呪文や儀式にあたる「録音方法」や「制作過程」の部分は絶対にその人その人のやり方を尊重するようにしています。(合理的じゃなかったり、非科学的なロマンチックなやり方も時には絶対に必要だと思います)

マンガにもありますが、俺は元々せっかちソングライタータイプなので「夜に名前を」や「見知らぬ青年との会話」なんかに特に現れていますが、余計な前奏間奏後奏は省くタイプでした。
なんか最近はサブスクの影響で世の中もそういう風潮になって来たらしいですね。
元祖ムダ省きバンドの本領を発揮して8thアルバムは10曲で20分切る予定です。
ですが、もちろん必要な間奏は大切にしています。
6曲目「雪解け」の間奏なんかを聞くと納得してもらえると思います。

では、完成をお楽しみに。
俺も楽しみです。
(「来週は録音だ。もう死にそう。」とさっき書いたけど、今回は楽しみで死にそうな感じなんです。いいでしょ!)

「僕のレテパシーズの8thアルバム録音直前景気付けナイト」

「ハダユキコの最後」を目撃してくれたあなた。
(ラスト「ペシャンコ!」バッチリでしたね。「ロックンロールじゃ踊れない」は高速過ぎて滅茶苦茶でしたね。なんて若々しい未完成な伸びしろしか無いバンドなんだろう)

2人でも素敵だったハシリコミーズ。
(2人でも変わらずカッコいい!じゃなくて、2人でもまた違った感じでカッコよくなるんだから、こりゃいよいよ本物だ。「自分達は貴重なバンドなんだぞ」と超偉そうに行進し続けてほしいものです)

新宿Marbleの皆さん。
(ほんと良いお店。皆さんもぜひ)

久し振りに撮影してくれた二宮ユーキ。
(いつ以来だろう。ソロになっちゃうが京都のせーこのやつ以来かな。2014年か。色々ありすぎたけど今が1番元気(産まれてから)だし、多分世界中のバンドマンで俺が1番元気だから出世払いでよろしく!と薄給を堂々と渡しながらタンカ切っておきました)

録音してくれた五月リョウタ。
(なんか凄腕エンジニアみたいに見えました。逆に。一周まわって。そういえば五月リョウタのシングル「あいつは映画みたいな生き方」にハダユキコ参加してるから聞いてみてね)

残念ながら目撃できなかったけど、レテパシーズの良さを分かってくれているあなた。
(伝わっている。から続けられている。サンキュー)

皆さんありがとう。
おかげさまで、無事景気付きました。
あとは録るだけですね。

景気付いて、メンバーも最高で、これで8thが駄作だったら、作詞作曲者の問題です。
その時はためらわずにインストバンドとして出直すことにしますのでご安心を。

録音は4月。
3日間やる予定。(4/18,19,24)
全10曲で20分切りそうだから、もしかしたら1日で終わっちゃったりするかもだけど、一応最終日の4/24をもってハダユキコは脱退します。
4/24の夜は全レテパヘッズ、吉祥寺GOKの方角を向きながら「ユキコおつかれー!よくがんばった!えらい!ブルースとロックンロールとパンクとフォークの灯が絶えなかったのは君のおかげだ。あとは任せろ。」とレテパシー送ってやって下さいね。

PS.終演後うんこ座りでパチリ。
は、いいんだけど、ライブ前に体操していたらジーパンの股あたりがビリっていったの忘れてて、写真見たらキンタマが結構バッチリ張り詰めた感じではみ出てました。
ので、ペンで消してもらいました。

昨日思ったんだけど、、

友達(カニユウヤ)に「カッコいいバンドいない?」
と聞いて、
「ハシリコミーズっす」
と言われて、
アルバム聞いたら2枚ともサイコーで、
俺は懐古主義のロマンチストなので、SNSやYouTubeは見ないので、アルバムジャケ写のみで想像を膨らまし、
ついに2ヶ月後、ライブをドキドキしながら見に行き、
メンバーが出て来て「わーわー!本物だ!デカイ!デカイ!小さい!みんなカッコいい!」と大興奮し、
全曲イントロの瞬間に電撃が走り、踊り、
また家に帰り、アルバムを聞く。

そんな、旧ロック時代のようなドリーミーな気分になれるだけでもサイコーなのに、

初めて聞いてから3ヶ月後に共演して仲良くなれるなんて、俺の人生はすげえ素晴らしいのかもな、と、掘りごたつから雪を眺めながら思いました。

ちょっと長くなるが重要な事なので書くわ。
皆さんも気になるバンド名を発見したら、まずアルバム(シングルでも。正式音源の意)を聞くと良いよ。(今は最高の時代で、スマホでアルバム聞けるのですから。アルバムとライブ以外はただの宣伝や蛇足です。じゃあこのページは?と聞かれたら、このページは手紙みたいなもんだから良いんじゃない?と答えます。皆さんもブログというよりは手紙と思っていたでしょう?手紙はグレーゾーン)
で、カッコよかったらライブに行くまで、1枚のアー写とジャケ写しか見ないで、アルバムを聞きまくる。
「ライブハウスサイコー」とかいうやつのほとんどが分かっていない。
つーか、そのサイコーが俺の下の中くらいの感覚なのだろう。
この、聞き方でトキメキながら、ライブハウスに行って初めて見ると、本当のサイコーになれるよ。

PS.なんで「スマホでアルバム聞ける」のが最高なの?
と聞かれたら「CD屋さんに音源が並ぶには、バンドが資本主義企業に属すか、自主制作を置いてくれる良心的なお店に頼んでおいてもらうか、の2択。で、どちらも苦手なナイーブな天才を俺はたくさん見てきた。消えたのを見てきた。から、アルバムを聞かせるのに、人間関係、媚び、人情、がいらない今のサブスク時代は最高。作品至上主義っす」と答えます。
(一生のうちに強制的な変化は何度も訪れると思います。サブスク時代になって困る人もたくさんいるでしょう。でも、チャップリンが自伝で「舞台役者」〜「サイレント映画」〜「トーキー映画」に苦労しながら対応していくのを読んでから、変化を面倒くさがるのをやめました)
(前も書いたが「聴く」という漢字嫌いなので「聞く」です。でも別に他人が使う分には嫌いじゃないので「私の歌詞「聴く」だ!どうしよう。作り直さなきゃ!」とか思わなくて大丈夫です)

PS.それでは、8thアルバム名盤目指してがんばります。
タイトルは「エンデンジャードスピーシーズ」だ!

さあいよいよあと2日。
今日はライブとしては3/21がラストとなるハダユキコについて懐かし写真と共に振り返ってみましょう。

彼女がレテパシーズに入ったのは2014年の秋田ハイコーフェスからだったと思います。
(この時は多分サポートだったはず)

その後、はなえもんと共に正式加入。
最初のアー写。
(なんでこんな写真なんだろう。つーかこの頃はこういう時にいつもケンカになってたから、この時もケンカ後でみんな機嫌が悪かった気がする)

どこだろう?
1stアルバム「僕を殺せるのは僕だけさ」の録音時の屋上かな?

2代目アー写。
ユキコ実家の屋上にて。

実は1st録音後すぐに2ndを録音してた。
が、寺中四の脱退、飯田裕の加入、によりバンドが一変したので、お蔵入りとなった。
写真は恐らく幻の2nd収録「地下室の外は」でのハダユキコボーカル録音時。

2ndアルバム「愛してるよ」の頃のアー写。(また実家屋上)

「愛してるよ」は飯田裕が不器用ながらもバンド活動のイロハを知っていたので、今までで1番派手に宣伝した。
購入特典もタワレコ、HMV、ヴィレヴァン、その他、によって違い、カバーCD+何かしらおまけを付けていた。
写真ははなえもん画伯による「ユキコステッカー」
ちなみにカバーCDは「即死(ハイロウズ)」「赤いタンバリン(ブランキー)」「クズんなってGO(ピーズ)」「インマイライフ(ビートルズ。歌詞は俺が変えたやつ)」があった。

「愛してるよ」ツアーの京都か。
このあたりはトラブルが多く、ハダユキコ脱退の話はちょいちょい出ていたと思う。
(この時はツアー先の対バンがくだらないバンドで、今より神経質だった俺は「こんなイベントに呼ばれるなんて誰も俺の歌の良さを分かってないじゃん!」と大騒ぎの大絶望して、最終的にはみんなの車に乗るのも嫌になり、朝一番の新幹線で一人で帰ったら途中で広場恐怖症になり、散々な目にあった記憶があります。

そしてユキコは去った。
で、はなえもんはこんなのを描いた。

4人になった時のアー写。
どこかしらみんな寂しそう。(はなえもん作)
2017年、4人体制のこの時期は、俺の第一次断酒治療期とも重なり、暗くてつらい時期だった。
アルバムでいうと3rd「永遠に、たまに」の頃。

2018年10月秋田ハイコーフェスの帰りの写真。
このハイコーからユキコは復帰した。
この頃は毎年呼んでくれていたハイコーフェスだけが心の支えだった。
心の支えというより「レテパを続ける」ために「死なない」といった大切な約束をしていた感覚だった。

そしてこのメンバーで4th「ブルースマン」の録音に向かうも、録音途中で俺が限界をむかえ、エンジニアもサジを投げてしまい、2019年2月7日より再治療に入った。

そして2019年〜2020年の5th「レテパシー」6th「アコースティック」制作が始まりました。

6th「アコースティック」収録「夕立が降ってる」MV撮影時。
♫観覧車が手を振る〜の岩見沢三井グリーンランドの観覧車の前で。

6thのジャケ写や「月形」のMV撮影で月形町に行った時の写真。
当時のメンバーの高野京介、タカユキカトー、関口萌、は予定が合わなくて行けず、ひろしマンガでもお馴染みのスタッフそのださんが写っています。
MV「月形」でもこの3人が映っていて、ハードコア3ピースバンドみたいで面白かった。

そして無事6枚完成。
結局ユキコは3rd「永遠に、たまに」以外は参加している。
今度の8thが無事に出来たら、俺8枚、ユキコ7枚、関口萌5枚、が参加枚数ベスト3です。
写真は「どのアルバムのどの歌が好きですか?」と聞かれ「アコースティックの調布飛行場」と渋い回答をした時の写真。

2021年4月。現メンバー。
つーか、いつも実家屋上で撮影してますね。

7th「クレイなジー」ミックス時。
ほんとここまでよく頑張ってくれました。

というわけで「さようならハダユキコ」特集でした。

今まで本当にありがとう。
レテパシーズは君のおかげで良いことも悪いこともたくさんあったが、一緒にバンドやれてよかったな、と思っていますよ。
前の脱退はみんなにとって100%悲しい出来事だったけど、今回のは悲しくも嬉しくもないね。
今回のは季節が巡るのと同じでとっても自然な出来事に思えます。
このバンドがついに季節と同じレベルの自然になれたのは、いつでも頑張ってくれていたユキちゃんのおかげです。
お疲れ様でした。
自分のピアノ教室を持つ夢、きっと叶えてね。
で、素敵なピアニストを育成して、いつかレテパシーズに加入させてくれ。
何十年でも待ってます。よろしく。

昨日はスタジオでした。
はじめちゃんが急遽来れなくなってしまったので、また4人練習。
が、これはこれで意味があるんだなあ、と前に気付いていたので、何も変わらず張り切って練習出来ました。

2010年の結成以来、色んなメンバーがいたので、中には病的な遅刻魔や不安定なメンバーもいました。
あの頃はスタジオに誰かが来なかったりすると「何でこんな目に合わなきゃいけないんだ!」と自暴自棄になりがちでしたが、今は全くそんな事ありません。
ある日急に考え方が変わったとかではなく、12年間で色々あったからだと思います。
レテパシーズは歪で独特の活動になってしまい、後悔の多い12年のような気がしていたが、もしかしてすげえバッチリな過ごし方をしたのかもな、なんて最近思えるようになってきています。
まあ、それは今が好調だからなのでしょうね。
(こういうのを芸術至上主義って言うのでしょう)

3/21、ぜひ目撃してやって下さいね。
なんだかんだでロマンチストな5人なので、ユキコラストというシチュエーションに感極まって今までで一番のライブをすると思います。

充実した4人スタジオの様子↓

マンガも描きました。
(レテパTwitterに載せてもらったやつ、間違って画質が悪いやつになってしまったみたいなので、良かったらこちらでご覧下さい)

ひろしマンガ
第21話「バジリコブルースとAB型のブルース」

PS.カニイヤンはあまり声が大きくないから、何言ってるか聞き取れないことも多い。
が、射手座同士気が合うのか、聞こえなくても99%分かる。
が、さすがにバンド名は分からなかった。
小さい頃に初めて食べて衝撃を受ける食べ物はたくさんあるでしょうが、家の畑のバジルを使ったバジリコスパゲティーは衝撃だった記憶があります。
THE北の国からな家だったので、じゃがいも、玉ねぎ、人参、アスパラ、いちご、とうきび、大根、茄子、その他諸々、何でも家の野菜を食べていました。
じゃがいもの収穫は腐った芋が飛び散って臭いので嫌いでした。
人参やアスパラの葉っぱの部分が見た目的に好きだったのを覚えています。
今でも好き。

PS.スタジオ映像で話していますが、家出る直前にテレ玉でおにぎりあたためますか(北海道の番組)をやっていて、なんと故郷の月形町が出ていた。
ので、感極まって「月形」歌ってしまいました。
いつもいつもメンバーが変わったり、アルバム作りに追われたりで、なかなかライブで演奏出来ない過去歌もたくさんありますが、いつか過去歌オンリーワンマンショーとかやりたいなあ。
この感じじゃいつになるか分からないけどね。

先日も書きましたが、景気付けナイト生配信やる事になりました。
撮影は二宮ユーキ君。
二宮ユーキとの付き合いは長く「俺が小学生の頃に卓球台に右目上をぶつけて骨が陥没し、その影響で今も右目が少し小さく、撮影する際は左側から撮影されることを好む」とかも全部心得ていて、前作7th「クレイなジー」のジャケ撮影の際も気付いたらバッチリ左側から撮影してくれていました。
ので、当日も恐らくステージに向かって右側に陣取っていることでしょう。

まあ、それは冗談ですが(本当ですが)昔俺がギターや作曲(作詞はしてない&作曲は4割くらいかな)で参加していた古宮夏希&コークスが燃えている!や超初期のレテパシーズの映像、ジャケ写はほとんど二宮ユーキ撮影でした。
超初期のレテパシーズは俺のリセット癖のせいでほとんど映像が残っていませんが、廃盤になった「ぴりぴりのファースト」版の「ハローグッバイファックユー」のPVはYouTubeで見れます。
実は2014年くらいから最近まで非公開にしていたが、もう何でも良いやと思えるくらい今の状況がしっかりしてきたので、初期の記念を一つくらい残しておこう、と思い、また公開にしたのでした。
(冒頭は、今は無き東池袋オルグでのライブ〜江ノ島到着までをノーカット早送りにしてて面白いよ)

そんなユーキ君の撮影なので、遠方の方にもばっちりレテパシー届けられる事でしょう。
(しかもハシリコミーズまで見れるなんて!)
「生配信はつまらない」と思ってしまっている人も、うちらみたいな「歌って、弾いて、サヨウナラ」といったシンプルなバンドの生配信はきっと気に入ると思います。
(轟音で世界再構築して最終的にどっかに連れてく、みたいなバンドだと配信じゃ全然ダメだと思うけど)

というわけで、買う人はこちら

先日はU.F.O.CLUBでしたね。
目撃してくれた人、ありがとう。
1組30分のお店のブッキングライブ、というと、俺らみたいな無名のバンドマンには悲しい思い出が多いと思いますが、この前のUFOはいい夜でしたね。
ブッキングは小林さんという人でした。ナイスな夜をありがとうございました。
(店のブッキングライブはつまらない!とボヤくより、良い時はサイコー、悪い時はサイテー、と言うのも大事なんじゃないかなあ、と思ったのでブッキングマン実名掲載失礼します)

俺らももっともっとがんばるぞー!と思いました。
まずはサイコーの8thです。
その為にはまず3/21ですげえライブをしなくちゃね。
UFOに出てた4組で、このバンドが好きあのバンドの方が好き、は皆さんそれぞれあるだろうけど、1番伸びしろがあるのは俺らな気がするなあ(単に完成度が低いだけかな?まあ完成させるのが目的ではないのは分かっているが、せっかく妙に張り切っているので優しくほっておいて下さい)と思いました。
希望に燃えています。がんばります。

PS.超初期のレテパシーズ(2010〜2014)
初期のレテパシーズ(2015〜2021.3)
中期のレテパシーズ(2021.4〜多分2030くらいまで)
後期のレテパシーズ(2030〜死ぬまで)

恐らくこんな感じ。
参考までに。

さあいよいよ3月です。
3/6と3/21で景気付けて、4月の8thアルバム録音終了でハダユキコは脱退です。
先日もスタジオでしたが、つくづく「いいバンドになったなあ」と思います。
それは「今のメンバーが最強!」とかではなくて(もちろんサイコーだが)今までのメンバーや今のメンバー、レテパシーズを好きな人達がレテパと過ごした全時間が、バンドを太く強くしているからだと思います。
色々危機もあっての、荒療治的なバンドの育て方だったかも知れませんが、結果オーライで、あとは伝説を作り続けるだけですね。

3/6のライブは8thの10曲全部と懐かしナンバーを2曲。
持ち時間30分で12曲で27分コースです。

3/21は8thの10曲で駆け抜けた後はユキコ脱退さよならパーティー。
懐かしナンバーを時間の許すかぎりぶちかます予定です。
スタジオで「ラストの歌はユキコ決めなよ」と言ったら「じゃあ〇〇やりたい!」と言って一同「はー、そうきたか。でもユキちゃんらしくていいね!」という感じでした。
楽しみですね。

あと、いつも生配信で見てくれていた遠方の人達をヤキモキさせてしまいました。
ごめんなさい。
今回も配信しようと思っていたのですが、色々あり詳細出せるまで時間がかかってしまいました。
が、無事配信する事は決定したので、ご安心を。
販売ページ等の詳細はもうちょっとだけお待ち下さいね。

話は変わりますが、最近はマンガやらスタジオの様子やらをレテパシーズtwitterに載せてもらっていて、twitter嫌いな人は取り残されてしまいますから、以下色々載せておきますね。

ひろしマンガ
第18話「祝・3周年」

ただただ6コマ目がおぞましいですね。
我ながら目を背けたくなる位の描写力です。
でも、よかった。おめでとう俺。

第19話「作曲時の変なクセ」

そう。このクセは昔からあります。
まあ、一度出来た歌は書き直したり捨てたりしないタイプなので、他人に歌わせての印象でどーこーする訳では無いのですが。
たくさんいてパッと思いついた4名しか描けなかったが、自分の好きなボーカリスト達に自分の歌を歌わせると「あら!名曲じゃん。お前そんなにいい歌だったのか!」なんて明るい気分になれるのでいいクセだと思います。
アルバムが出来た!素敵なライブだった!は他の人も目撃するから伝わりやすいが「次のアルバムの歌が10曲出来た!」の達成感はなかなか伝わりにくいと思います。
でも、もしかしたら人生で1番嬉しいかも、と思えるくらい嬉しいものなんです。
気が向いたらラジカセツイートでデモをかけて貰うかもしれません。
せっかちソングライターにウンザリせず、優しくお付き合い下さいね。

第20話「ロシアのルイアームストロング」

昨日早起きしたらNHKでやってました。
戦争が始まる何年も前にやっていたやつの再放送だと思います。
朝の6時くらいにやってて、もっとたくさんの人が見る時間にやればいいのになあ、と思い、描いてみました。

PS.マンガ全話まとめたページはこちら
(写真とかもチラホラ入れてみたのでぜひ)

PS.第19話の4コマ目の1曲だけタイトルのみで歌詞が書いていないのに気付いてニヤリとしたあなたは、異常なくらいのレテパヘッズですね。
そうです。その通りです。さすが。未来をお楽しみに。

PS.最近のスタジオの様子の中で話していますが、、、

2人で楽しんできたみたいです。(俺も誘われたが金無いから断りました)

ヤハタトシキの黄色い手袋は、俺の手袋です。
(厳密にはこの前の帰省時にかわいいから強引に奪い取った母親の除雪用の手袋)
雪には黄色がよく似合います。
故郷の空知の雪解けの頃は、残雪の中からヤチブキや福寿草が黄色い花をのぞかせます。
俺が淡い色は嫌いでハッキリした色が好きなのはこのせいだろうと思います。
(6thアルバム収録「炭住の赤い屋根に」の赤い屋根も同じ現象ですね)

ライブ入りました。
4月の録音までにこれ以上は入れないので、ハダユキコはラスト2回になります。

2022年3月6日(日)

東高円寺U.F.O.CLUB

「キィキィ A GOGO!!」

開場/18:00
開演/18:30

前売/2500円(1D別)
当日/3000円(1D別)

出演
spo-kyz(大阪)
モテギスミスバンド
のっぺら
僕のレテパシーズ

※レテパは4番目、20:30〜

キャンセルになってしまった2/9のセットリストでやると思います。
カッコいい12曲で27分コース。

あと、前に書きましたが、文明の進化により「ひろしマンガ」の画質が著しく向上しました。
これを機に全話まとめたので、見てみてね。
↓画像を押すと見れます

PS.改めてマンガ全部見てみたが、最初のあたりは野球ネタが多いですね。
毎回アルバムミックスに入ると、悶々とする待ちの期間が長いので、何も考えずに日にちが経つような娯楽を用意することにしています。
この場合、音楽や本や映画(まあ、音楽や本や映画の内容によるんだろうが)は向いていなく、野球観戦とかが最適です。
前作7thのミックス時期の9月くらいから、スワローズを全試合応援しまくっていたので、マンガにも反映されたというわけでした。

PS.大きな転機となった2020年2月21日の復活ライブから2年が経ちますね。
出来る準備は全てやって、もしこれでダメだったら「6th終わったら解散」or「もし新曲が出来ちゃったら録音オンリーのバンドになろう」と決めていました。
記念すべき日となったこの日のライブのパスは珍しく捨てずにとってあります。
のっぺらの企画でした。あれから2年振りの対バンか。
おかげさまですげー好調になれました。
あのグッドタイミングで呼んでくれてのっぺらには勝手に大感謝しています。
(ライブ怖かったから、のっぺら企画じゃなかったら出てなかっただろうし)

というわけで3/6と3/21で景気付けて、熱の冷めないうちに8th録って、ユキコは脱退。
そんな感じです。

↓2020年2月21日のパスとその時の物販のデモCDのジャケ代わりの写真。
なんでこんな写真にしたんだろう?
あの頃はまだちょっとふわふわとふざけきっていたな。
今は大真面目ですが。
が、朝起きて「あ、、やっちまったな」という表情が上手く表せている気がします。