ライブも無事終わり、スタジオでは6thアルバムのアレンジを考えています。
5thだの6thだのややこしいので、少しまとめると、、
昨年末からレコーディングしていたのは5th「レテパシー」。
今は録音が終わり、ミックス作業中。
で、5th完成~発売してから6thを作ろうか?それとも両方完成させて同時発売にしようか?と決めかねていましたが、この前みんなで話し合い、6thも作っちゃって同時発売、で良いんじゃない?という事になりました。
俺は昔から「バンドをやる事があったら、最後にブルーハーツみたいに、早い歌、遅い歌、で分けたアルバムを同時に作りたいな。」という夢があり、昨年の今頃は体調も悪かったので、これが最後だ、今こそ夢を叶えるぞ。と動き出したわけです。
今は元気なのでこれが最後かは分かりませんが、最後になっても後悔無いような2枚を作っていますので、もうちょっと待っててね。期待しててね。
6thのタイトルは昔から決めていて「アコースティック」です。
ライブが終わり、いよいよ6thのアレンジを始めるにあたってメンバーに言われた事は「タイトル、アコースティックだけど、楽器もアコースティックにするの?」でした。
で「いや、心意気がアコースティックなだけで、楽器は今まで通り。ただ「アズミ」とか「永遠に、たまに」みたいな、遅い歌がたくさん入るだけ。」と答えました。
先週の初スタジオでは「思わずブランキー」「廃墟」「調布飛行場」「旅に出るなら」「いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま」「猫との午前」をやりました。
今の所、名盤。
また、スタジオの様子などお届けしますね。
そして、この写真は何をやっているところでしょうか?
答えは「5thアルバム収録曲「東京の空で」のPVを撮影している」でした。
レテパへッズにはお馴染みの長谷川大君がこの曲でPVを撮ってみたい、と言ってくれたので、撮影が始まりました。
場所は以前書いた、引っ越し先のユキコの祖母の住んでいた空き家です。
※ちょっと前に「義祖母の介護」とも書いてややこしいから少し説明。
この空き家のユキコ祖母は痴呆で数年前から近所の高円寺の施設へ。
(その空き家に4/1までに引っ越す事になりました。)
この前、事情があり俺が介護したユキコ祖母は、もう一人の祖母でこれは東高円寺の祖母。(10日間2人で過ごしたが思い出したら笑っちゃうくらい俺はこの祖母と仲良くなった。)
父方も母方も高円寺付近から出た事のない一族なんです。
俺が持っているギターは、空き家にあった、多分フォークブームの70年代から弦が貼りっぱなしのギターで、4弦が切れてたが、監督がそのまま弾いて下さいと言うので、弾きました。
どんなPVになるのか楽しみですね。
50年分の大量の荷物の整理は大変で、業者に見積もってもらったら、どこの業者も50万以上はかかると言うので(俺も昔、不用品系でバイトしてたが、2トントラック5発分はあるので、50万は妥当。ちなみに金出すのは親族。)じゃあ、俺暇だから30万くれたら全部コツコツやるわって言ってみたら、親族会議を通ったので、毎日コツコツ整理しています。
名字に「古」がつくせいか、古い物が好きなので、いちいち手に取ってしまい全然進みません。
野良猫が懐いてきて、もう少しで家の中に入りそうです。
3月中には今のアパート(新居まで徒歩5分)を出なきゃなので、がんばります。
PS.それでは、整理して出てきたものを少し紹介。
おじいさん(13年前他界)はカメラに全てを捧げていたようで、カメラや写真の量がとんでもないんです。
暗室もあって、そこが俺の部屋になります。
右上の写真のタイトルは「刺青(深川にて)」色んな大会で賞を取ってたみたいです。
高円寺阿波踊りの素敵な写真もたくさん。ポスターの写真にもなってたみたいです。
おばあちゃんは日本舞踊の先生だったみたいで、着物がたくさん。にしても、桐箪笥はほんとにすごいね。入ってた着物だけは全て綺麗なままだった。
おばあちゃん18才(右)
就職の面接でじいちゃんが訪れた会社の事務員だったばあちゃんが、普通、穴あけパンチで二つずつ穴をあける所を、なぜか一つずつ穴をあけてるのを見て、可愛らしく思い一目惚れして、猛アタックしたとの事。
今は、鼠の糞とカビだらけですが、こういう在りし日の写真を見ると、がんばろー!とやる気が出てきます。
がんばる。まだまだまだまだ終わんないけど。