12月11日(木) 銃を撃つまであと3時間

あと3時間、日付が変わったら11thアルバムリリースです。
(配信サイトは→ https://linkco.re/TsyYb2S9)

2025年12月12日リリース
11thアルバム「おるたな」

1.ホンダ
2.さよならの合図
3.the world is mine
4.愛してる
5.SAIL AWAY
6.若いバンド
7.真鶴漁港
8.岩見沢デパート変遷史
9.おるたな
10.次回予告なホーリーナイト

このジャケ、俺が作りました。
作っていた2時間の記憶はありません。
歌が出来る時もいつもそうです。
出来て、簡単な録音をして、そのまま2、3日放って置くのですが、どんな歌か覚えていないのです。
最近読んだ、ある詩人の対談集に書いてありましたが、そういう時の事を彼は「お筆先」と呼んでいました。
左脳じゃなく、右脳で書いてるんだそうです。
「世界」が持つ過去と未来全ての記憶を使って。

今回、俺の右脳のお筆先は黒い銃のジャケを作ってくれました。
11thアルバムにぴったりだと思いました。

全ての嘘を撃ち殺す銃です。
迷わずに自分の頭を撃ってね。
死ななかった人はワンマンで会おう!

今はこれに尽きます。
12/15の15周年ワンマンの予約は現在26枚。
11thアルバムリリースは12/12。
3日もあれば十分だろう。
それくらいのアルバムだと思っています。
月曜日、満員のシェルターで会いましょう。

11thの歌の作曲時期は2022年6月28日の「愛してる」に始まり、2023年4月11日の「ホンダ」で終わります。
2023年の5月には子供が産まれる予定だったので「出来たら子供が産まれる前に11thの全10曲揃ってたいな。12thは父になってからのアルバムにしたいな」なんて思っていました。
なので、ホンダが出来た時は「おー!さすがホンダさん!えらい!」と大喜びした記憶があります。(ホンダは人名、ホンダクミコ。20年以上前、彼女と見た石狩の海だ)

「愛してる」は2022年の6月なんだな。
ずっと音源だけを聞き続けてたあるバンドのライブを新宿のロフトへ見に行った。
音源と違い、ライブはまだまだ未熟な弱々しさで、会場の雰囲気もライブハウス特有の嫌な感じだった。
呼吸するのも辛そうだったそのバンド、まもなくちゃんと壊れてしまった。
純粋な本物のバンドは壊れやすいね。
不純な偽物のモノマネバンドはいつもずけずけと図々しいのに。
助けてやれなかったなあ。助けてほしそうだったのに。
ライブを見た数日後、この歌が出来ました。
せめてこの歌が、たくさんの人の頭を撃ち抜きますように。

さっきも書いたが、次作12thアルバムは父になってからのアルバムです。(もう全10曲揃ってます。えへん。数字が違うと気持ちが悪いので、毎アルバム全10曲と決めています)
俺は昔からなぜか、他人の「父になった後の作品」に感動する傾向にあったので、自分も作れて嬉しいのです。(自分が不安定なので、他人の安定期の作品に惹かれたのかな?特に10代の頃はそうだったと思う)
15周年ワンマンでは12thの2曲も初お披露目です。
「渋滞」という歌と「楽しかったから」という歌。

結局、離婚して、恋人も出来て、12thアルバムは息子の歌や恋人の歌やポーグスのシェインが死んだ時の歌や癲癇で死んだ猫の歌やらでカオスです。
まあ、でもなんか俺なりに安定してますよ。
息子は最近俺の事を「しろ」と呼びます。(ひろしを逆にして簡略化か?)

レテパシーはどんどん大きくなるばかり。
こんな感じの時、きっと全てがうまくいくのだろう。

では、シェルターで!

2025年12月11日
古宮大志

PS.12thの2曲、15周年ワンマンの2曲目とラストという重要な位置で歌うからな。
歌詞掲載しちゃおうかな。
11thの3時間前だというのに気が早くてすみません、、
よかったら読んでみてね。
12thは来年中に出したい。
なんか勝手に区切りな気がしてるので、12thのタイトルは「最後のアルバム」というタイトルにもう決めています。

よし、なんか清々しい気分なので、最後にどかーんと叫んじゃいますね。

「レテパとⅡララで音楽の世界を変えたいんだー!!!!!!!!!!!」

見てろよ。よろしく。

「渋滞」(2024年1月13日作曲)

渋滞は遠くまで 渋滞は続いてて

ほんとのペーパーだからさ 運転は免除で
後部座席でチャイルドシートの手をつなぐ

僕らの世代がよく言う 懐かしの場面
「親が車で聞くサザン」の親になっている

渋滞で僕らは 渋滞で微睡んで

車が流れ出したなら 家なんてすぐだ
このまま手をつなげたなら 幸せなんだろう

嫁の実家の車にはJ-POPばかり
「親が車で聞くサザン」の親になっている

渋滞は遠くまで 渋滞は続いてて

渋滞で僕らは 渋滞で微睡んで

「楽しかったから」(2025年2月26日作曲)

楽しかったから 誰が何と言おうと
壊滅的な最後だったとしても
やっぱり僕は

白んでく海と山と森超えて一人きり
もといた所へ帰る時に
同じ速度 走る君と目が合ってさ
少しだけ並んで走っただけ

見てた人は言うんだろう
何時間?何週間?何年?何十年?
人間達の単位じゃ計れない一瞬の速度で
雨のしずく一粒だけ目が合う時の短すぎる永遠の中で

それから僕は一人で もといた所へ行き
さっきまでいた君の顔思い出すよ しずくと目が合うようだ

楽しかったよな

楽しかったから 誰が何と言おうと
壊滅的な最後だったとしても
やっぱり僕は 大丈夫だろう