金曜日の深夜、東京を出発。
運転手は菊竹南とレテパ映像関連でおなじみの長谷川大。
行ってきまーす!
運転よろしくお願いしまーす!
※この2人は北海道出身だが、あちらでは面識は無かった。
ヤハタトシキは2012年発売の「LIVE AT MOTION」でレテパを好きになってくれた筋金入りのレテパヘッズ。
カニユウヤも南ちゃんも10代からレテパを聞いてくれてた人達。
そういう人達が演奏してくれると、歌達も喜んでいる気がします。
(ちなみに彼らがキッズだった頃、関口萌と俺はお互い別の荒くれ武闘派バンドでバチバチの仲でした)
レテパスタッフのソノダさんと待ち合わせなのでした。
※彼はそんじょそこらのバンドスタッフと違い、ピュア過ぎていわゆる「バンドを売る為の戦略」なんてものは一つも持ち合わせていない。
未だに「こんなにいい歌なのになー。なんでかなー。分っかんないなー。」の一点張り。
が、彼がいなかったら俺はとっくの間に終わっていた事でしょう。
この場を借りてありがとう。
なぜ、こんな所で待ち合わせかと言うと、彼の父に不幸があり、その打ち上げ(あえて「打ち上げ」と書かせて頂きます)で母との初めての2人旅行をしていたので、実家から岡崎SAまで真夜中3時間歩いて登場したという訳でした。
(父が亡くなった様子を俺に話した時の彼の顔が素晴らしく、俺はまた彼を好きになりました)
というわけで、この眠そうな4人+長谷川大で向かいます。
※カニユウヤ、関口萌は現地集合。
運転手2人の頑張りのおかげで早く着き、大阪の工業地帯で朝日がドーン!
俺はこういう夜から続くサンセットを見ると、浅川マキの「淋しさには名前がない」の「何にもいらない これからは 扉を開けたら 朝の光が」の部分がいつも頭の中を流れます。
貧乏バンドマン御用達でしょう「世界の大温泉」の前からの通天閣でパチリ。
1500円でずっと滞在できます。
着きました。ハードレイン。
今だから言うけど、俺は過去にこの店で良いライブを出来た事が一度も無かった。
さて今回はどうでしょう?
顔馴染みの超右腕と談笑していたら、チッツ登場。
俺は生粋のロマンチストなので、チッツのアルバムを聞きまくってるくせに、あえてYouTubeの映像とかは見ずに、まだネットが無かった頃のスターに会うような状態にしてこの時を迎えた。
ドキドキしながら「はじめまして!僕のレテパシーズのボーカルの古宮大志と言います!」と緊張のあまり大声で挨拶しているの図です。
それを見ている超右腕リリコの表情が素敵ですね。
オープン準備。
レテパ企画でお馴染みのラジカセ君。会場BGMはいつもこれで流してます。
なんか、変な理由かもしれないが、ライブハウスの大きなスピーカーからは、出演者が鳴らす音が第一音目であって欲しい気がしてしまうのです。
会場BGMもバンドの音も同じスピーカーから流れてると、なんかダレるというか好きじゃない。緊張感が無いというか。うーむ。伝わらないかな?
(こういうのをカニユウヤに言うと、全部バッチリ伝わるからいつも彼とは話が合います)
スタート直前のチッツ登場前に、前口上として言い訳的な挨拶で説明しましたが、、
作詞作曲家という意味では、歌が出来たら終了。
アルバム制作という意味では、録音したら終了。
なので、物販をせっせと用意するのは商人のする事だ!
自分は芸術至上主義者だからエンデンジャード〜のレコ発なのにエンデンジャード〜持ってくるの忘れました!(3枚だけ奇跡的に入ってた、、)
が、物販売れないと帰りのガソリン代が無さそうなので、今までセットで買ってくれた人達ごめんなさい!
この夜だけ「1st〜6thジャケ6枚セットTシャツ22000円」を1枚3000円でバラ売りしてしまいました。
許して下さい。(高いのに22000円セットで買ってくれた人達のおかげでアルバム作れました。本当にありがとうございました!)
おかげさまで当日券出せなかったのですが、アナウンス出来てなかったようです、、。
もし来て入れなかった人がいたら、ごめんなさい。失礼しました。
スタート直前。
前述の前口上的な言い訳中ですね。
「作詞作曲家という意味では、歌が出来たら終了なんです!ええと、、物販忘れました!」
ライブスタート。
分かるでしょうか。俺、泣いてます。
すげえカッコいいバンドを見つけて、聞きまくって、なんと共演まで出来るんだから、素晴らしい人生なんだろうな。
超右腕、ちゃんと全員が写っている写真が無くてごめんなさい。(終演後のリリコの素敵な写真を後で載せるから許して下さいね)
以下勝手な妄想感想です。(本人がどうだったかは分からん)
↓
チッツが素晴らし過ぎたのだろう。
ライブスタート時、ボーカルリリコは少し拗ねたような顔に見えた。
そしてライブが進むにつれて表情が変わっていった。
あのチッツの後の表情としては、一番純粋で素直な表情だと思う。
エンターテイメントやらショーやらプロフェッショナルやら、そんな言葉はリリコには通用しないね。
こういうところが好きなんだよなあ。
そして、その拗ねた表情では終わらなかった。
俺もリリコも昔はソロシンガーだったからね。お互い良い仲間見つけたね。元気にがんばろーね。
なんて思いながら見てました。
要するに素敵なライブでした。
そしてレテパシーズ。
リリコのMCを聞いていたら、急遽1曲目を変えたくなり「永遠に、たまに」から歌い始めました。
さあ、ハードレインで良いライブは出来たのでしょうか?
答えは次の写真にて。
これが答えだ!
この時カニユウヤは後ろで「すごい楽しい夜でした」と感慨深げに言っていた。言い方も良かった。
俺も同じ気持ちだった。
昔は客に「楽しかったです」と言われると「何が楽しかったんだろう?なんか違うな。分かってないな」と思ったものでした。
まあ「音楽」という歌の感じだったんだろうけど。
いつか「音楽Ⅱ」という歌が出来るかもね。(Ⅰが嫌いになった訳じゃないよ。出来た歌は全部ずっと好きです)
憧れの人達に褒められた。嬉しい。
「何が好きだったらこういうふうになるのだろう?何が好きなんですか?」と聞かれたから「いっぱいいるけど分かりやすく言いますと、ブルーハーツ、ブランキー、たま、の3本柱全部大好きタイプの人間です。こういうタイプは意外と少ない気がします。」と言ったら「俺らと同じや。」と言っていた。
俺は心の中でニヤリとしました。そんな気がしてたので!嬉しかったなー!
この2人は大学の軽音部?でコピバン仲間だったらしい。
それがこうやって対バンしてるんだから、これまた素敵な人生ですね。
先代のギタリスト高野京介がツアーで近所にいたみたいで、終演後に登場。
レテパの一番キツイ時期の3年間を支えてくれた男です。
おかげで今夜がある。ありがとね。
↓に+1曲目「永遠に、たまに」アンコール「17」でした。
※急遽、有料生配信もしました。(撮影/長谷川大)
https://twitcasting.tv/c:umedahardrain/shopcart/197149
で、2週間見れるとの事。ぜひぜひ。