8月16日(火) 8thアルバム発売に寄せて

いよいよ明日リリースですね。
(今夜24時には聞けると思います。配信はこちら!)

2022年8月17日リリース
僕のレテパシーズ8thアルバム
「エンデンジャードスピーシーズ」

1.実家のハイロウズのリストバンド
2.年末年始音楽番組感想
3.島崎智子へ
4.161倉庫
5.エンデンジャードスピーシーズ
6.雪解け
7.さよならさよならB.B.B
8.ライブハウス
9.大丈夫このまま
10.僕ら

Vo.古宮大志
G.カニユウヤ
B.ヤハタトシキ
Key.ハダユキコ(録音終了後脱退)
Dr.関口萌

録音,ミックス/馬場友美
録音場所/Gok sound
マスタリング/風間萌
ジャケットデザイン(版画)/古宮大志

以上が今作の詳細。

では、ちょっとだけご挨拶。
(はじめまして!の人もいると思うのでその体で、、)

はじめまして。
僕のレテパシーズのボーカルの古宮大志(ふるみやひろし)といいます。
2000年、17才の頃から歌を歌い出しました。
古いフォークやブルースが好きだったので、最初はソロでやってました。
そして2010年、このバンドを結成しました。
今作収録の「ライブハウス」を聞けば分かると思うのですが、ライブハウスの馴れ合いの雰囲気に馴染めず(時には素晴らしい出会いもあったが)「この雰囲気の中で活動するのは自分の性格だと難しそうだな。誰か商人にさっさと売ってもらおう!」と考え、2010年〜2014年位までは人任せな気分で活動していました。
で、商人もちらほら現れたのですが、自分の深刻になっていくアルコール依存症の問題などもあり(2019年2月〜おかげさまで断酒継続しています。今月で3年半!)全てうまくいきませんでした。
2015年の1stアルバム「僕を殺せるのは僕だけさ」からは覚悟を決め「全て自分達でやろう。とりあえず過去の歌達を録音して全部残すんだ!」とソロ時代2000年以降の歌を録音しだしました。
体調の悪化もあり、途中で止まることもありましたが、2021年4月、6thアルバムを完成させ、レテパでの演奏で残したい過去曲の録音は全て終わりました。

この6thアルバム「アコースティック」までの60曲は2000年〜2019年までの歌がごちゃ混ぜになっています。
故郷、南空知の雪の降る歌や、札幌での恋の歌、東京に来てからのホームシックの歌や、やっと好きになった東京での夏の歌、たくさんの出会いや別れの歌。
このバンドがいつか終わった時に振り返ったら1st〜6thは「初期のレテパシーズ」と呼ばれる気がしています。
大きく言ってしまえば60曲入りのベストアルバムとも言えると思います。

「人生でやれなくて後悔している事はありますか?」と質問されたら「17才〜37才までの20年間、作曲した歌をその時に録音してあげれなかった事」と答える事にしています。
が、前作7thアルバム「クレイなジー」からはついにそれが出来るようになりました。
今作8thアルバム「エンデンジャードスピーシーズ」は2021年に出来た10曲が収録されています。
体調も完全に回復し、他人の歌やライブにも触れるようになったので、色々な刺激を受けて出来た歌が多いと思います。
聞けば分かると思いますが「エンデンジャードスピーシーズ」も去年好きになったあるバンドの事を歌っています。

「エンデンジャードスピーシーズ」とは「絶滅危惧種」という意味です。
歌が出来た時は他人のバンドの事だったのですが、まあ自分達も同じようなものだし、今後「キャッチコピーは?」と聞かれたら「光り輝く絶滅危惧種!」と答えようと思っています。颯爽、朗らか、高らかに。

最後になりますが、、、
今日もレテパはスタジオでした。
次(9th)のアルバムの事でメンバー全員頭がいっぱいです。
アレンジもほとんど終わりました。
が、名実ともに「絶滅危惧種」なので、このままでは次作の制作は難しいんです。
借金も含めて全部使い果たしてしまいました。
金を貸せ、とは言いませんので、もしレテパを気に入ったら「カッコいいバンドがいるぞー!」と大切な友人や恋人に教えてあげて下さいね。
知ってさえもらえたら、後は歌が自分で何とかすることでしょう。(資本主義に属さない完全自主制作バンドだから、知ってもらうまでが大変なんです、、)

大切な人に教えてあげた後は、もちろん1人で聞いてもらって構いません。
僕のレテパシーズの「僕」は「僕ら」じゃなくて1人になれる歌、1人で聞く歌、と思って「僕の」と名付けたんです。

あれから12年。
「僕ら」なんて歌が出来るなんて思いもしなかったな。
今作の10曲目です。
では、アルバムの中で会いましょう。

2022年8月16日21時45分
8thアルバムリリースの前日に

僕のレテパシーズ
古宮大志