1月20日(月) 11thデモ音源販売について

今年初めてのレテパNEWSです。
あけましておめでとうございます。
昨年は過去作達の大手術が残っていたので、前も後ろも見ながらの全方位戦闘状態、殺気立った新年スタートでしたが、今年からはもう前だけ。
レテパシーズは今年で結成15周年ですが、15年間で一番すっきりとした晴れやかな気分のスタートです。
まさに新年おめでとう!といった感じ。
たとえ綱渡りだとしても、晴れ晴れ。

2025年は、、

①11thアルバム
②僕のレテパシーズ詩集
③僕のレテパシーズに捧ぐ

を作りたい。
②はあと1曲出来たら1st〜12th用の120曲が揃うのでOK。
③は120曲への手紙のような文章を書いて1冊の本にしたい。
今年の夢はこの3つです。

「僕のレテパシーズに捧ぐ」正月に時間があったので書き始めてみました。
1stからアルバムの曲順で書いてみよう、と思いまずは「17」を書きました。
書き始めるともう一瞬で当時の教室に立っていた。
冷えた渡り廊下を渡り、雪を眺めながら図書室へと急いでた。
2曲目の「ロックンロールじゃ踊れない」も書いてみたけれど、この本を書く作業は今の自分にとってとても必要な時間なんだと思えました。
振り返りたい、という訳じゃ無く、ゆっくり1曲1曲と向き合いたい。といった感じかな。
手紙、小説、エッセイ、の様な文章を、深く考えずにバーっと書いています。
あまり長くてもキリが無いので、1曲1000文字程度と自分に制限をかけました。
このまま書いていけば今年中には本に出来るんじゃないかなあ。
レテパシーズがいつまで続くのかは分からないけれど、12thアルバムというのは自分の中では一つの区切りなんです。
もし13枚目以降もあるのなら、7th〜12th(2021年〜2026年予定)の6枚は「中期のレテパシーズ」と呼ばれる事でしょう。
なんて最近も考えていたので、先日公開したライブ映像のタイトルに「中期ライブ映像」と書いちゃいました。

【中期ライブ映像】僕のレテパシーズ/LIVE AT THREE

1.さよならの合図
2.T君の夏の歌
3.そばにいる
4.まだもう
5.夏のアルバム

撮影/白岩義行
2024.9.22 下北沢THREE

この映像の1曲目の「さよならの合図」は11thアルバム収録曲です。
11thアルバムの歌が出来た2022年後半から2023年前半にかけては、悲しみや音楽に取り憑かれたような時期で、全然弾けないくせにエレキギターのチューニングを直感で変則チューニングにして歌を作ったりして、自分で言うのもなんですが、今までに無い「大作」といった雰囲気のアルバムです。
録音作戦本部長のカニユウヤ(今年からライブブッキング本部長もカニ君です。レテパフェスのみ俺担当。よろしく!)も「今作の録音方法はかなりこだわりたいな。あの歌はあそこで、この歌はあそこで録って、、」と最高傑作を目指し新年早々、目をキラキラさせています。

なのですが、資金不足。
去年労働した金は全部バンドのみにつぎ込んでいるのですが(すまん。息子よ)過去作制作時の負債返済が凶暴で巨大なのです、、
まあ昨年のリミックス、リマスターで1st〜10th全部愛すべき名盤になれたから幸せなんですけどね。

で、考えた挙句思い付いたのが、、
メンバーに聞かせる為に録音していた「11thアルバム用の古宮大志宅録デモ」を販売しよう。
という作戦です。
このデモは歌が出来た直後にそのまま録音しています。
その時の気分で少し楽器を重ねたりもしています。
でも基本的にはあくまでもデモなので、録音物として絶対に完成させないようにしています。
それは、完成した完璧の状態だと、メンバーとアレンジする際にすでに色が付いていて支障が出てしまい、レテパシーズの可能性を狭めてしまう、という考えからです。
それでもなかなか素敵なデモらしく、関口萌はいつもスタジオでいきなり暗い深刻な顔になり「うーん、これじゃデモの方がいいな。」なんてネガティブな発言をかましたりします。
なので、音源としても未完成ながら魅力があるんじゃないかな。
関口萌は音楽に対しては真実一路な男なので。

というわけで、良かったらお願いします。
100枚限定。1枚3000円。
※売り上げは全額11thアルバム制作に使う事を誓います
※いつも通り俺が1人で配送作業するので、対応が少し遅れても許して下さいね
販売ページはこちら

では2025年もがんばろー!

PS.先程紹介した「中期ライブ映像」は菊竹南が歌詞を入れてくれました。
おかげさまでより素敵な映像になっているのですが、思いっきり歌詞を間違えている箇所があります。(映像の歌詞やアルバムの歌詞は、間違えたり、あえて変えて歌ったりした場合も掲載する歌詞は原詞を載せる事にしています)
ちょっと言い訳をすると、、
それは映像の4曲目「まだもう」の2番なのですが、

夕立が降った田んぼの道は 
自分の傘が一番高くて 
雷が落ちるかもしれないから
ずぶぬれて帰る なぜか楽しく

というのが正しいのですが、ライブの朝、テレビのニュースを見ていたら「野外フェスで落雷事故。観客数名が負傷。屋外で雷鳴が聞こえたら、こんな回避行動をとりましょう。」みたいなニュースをたくさんやっていて、それに影響を受けてしまったようで、、

雷が落ちるかもしれないから

の部分を、

雷が落ちると危ないから

と歌ってしまいました。
雷は危険だ!危ない!というテレビを見過ぎたようです。
最近の自分の脳はなかなかテキトーで面白い。

昨日もアルバイト先のコーヒーマシーンのコーヒー豆のカスを捨てる時に、いつもよりたくさん豆カスが入っていてずっしりとした感触で、なぜか息子の事を思い出した。
なぜだろう、と考えていたら、何時間も替えていなかった息子のずっしりとしたオムツの感じと感覚が似ていたからだと気付きました。
最近テキトーな自分の脳、我ながら愛おしく思う事が多いです。

PS.先日、小説を書く友人と飲んでいたら「今度太宰治賞が出来るらしいよ。」と言っていた。
友人は「太宰治賞なら私だろう。」と目をギラつかせていた。
俺も「いや、太宰治賞なら審査員に俺がいないとおかしいだろう。呼ばれて無いな。そんな賞は無効だ。」と言いました。
友人は「あ、審査する側のつもりなの?私は受賞側のつもりだったわ。」と笑っていた。
笑われて気付いたが、自分は当然審査する側だと思っていた。
今の自分の精神状態はかなり落ち着いているのだと思う。
ようやく1st〜10th全てを好きになれた、というのがこんなにも大きいのだな。
本当に心残りの過去作が多かったから。アル中の病的な精神錯乱のせいで。
15年間活動してやっと自信満々になれたから、自然に審査する側のつもりで話していた、という明るい笑い話でした。

PS.11thデモ早速注文してくれた方々ありがとうございます。
注文してくれた人の中に「過去作を持っているのですが、リミックスリマスター盤を持っていません。買えますか?」という質問をしてくださった方がいました。
過去作をお持ちでご希望の方には無料で送らせて頂きます。
ので、お気軽にお問い合わせ下さい。
悪いのは俺なので。

ご注文時の連絡欄に書いてくれても良いですし、レテパシーズのメール
letepathys@gmail.com
に問い合わせてくれても大丈夫ですよ。