4月20日(火) 明るく終わろうとしたんだね、偉いぞ昔の自分

僕のレテパシーズ6thアルバム「アコースティック」
本日配信スタートです。(こちらで聞けます)

「アコースティック」

1.旅に出るなら
2.いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま
3.廃墟
4.春
5.調布飛行場
6.夕立が降ってる
7.炭住の赤い屋根に
8.月形
9.猫との午前
10.思わずブランキー

今までも色々書いたので長々とは書きませんが、このアルバムで解散(というよりは全て終わり)にするつもりでした。
ですが、まだ続けることにしました。
終わるつもりだった選曲時、選んだ10曲目最後の歌が「思わずブランキー」
今は選曲していた自分を抱きしめたいような気分です。
明るく終わろうとしたんだね。偉いぞ昔の自分。

というわけで、多分最高傑作。
一足先に聞いてくれた、奈良美智さんが素敵なコメントをくれました。
カッコいいチラシも作りました。今印刷中です。
届いたら世界中に配るつもりなので、街中を探して手に入れて下さいね。
(うちの店に置いてやるよ、という方は御一報下さい。世界中に送るので)

「アコースティック」とは使用楽器の事ではありません。
初雪の白さや、なんて明るい夕立や、あの頃の恋や、いなくなった人達や季節。
要するに「何もかも懐かしい」という意味です。
アコギなんか一切使ってない。
いつもの完全武装のレテパシーズです。

それでは皆さん1st〜6thまで60曲ぶっ続けで聞いたら、間髪入れずにひろしデモの「青春」を聞いて感動してね。
「青春」は6thまで全部完成したよ、という歌なんです。

「青春」

青春が終わったよ 青春が今、終わったんだ
青春だったなんて事 終わって気付くというのは本当だな

38で終わったよ 20年以上続いたんだ
さらば青春の光とか言うけど影の方が強かったな

書き終えた遺書は紙ヒコーキにして飛ばす事はなく
廃校の校舎の壁にかけたままの校歌のようにさ

美しくかかげとく

青春の道づれに悲しませたあなたの事も
全ては歌という名の遺書の中に書いたからゆるしてほしいんだ

青春のそのあとがどうなるかは分かってるんだ
すずしい風が吹く僕の心の中ではこの先ずっときっと

間違えた遺書も燃えるゴミにして捨てる事はなく
書き直すすべを知らない僕ならばそのまま忘れて

美しく放っておく