雪深い北国育ちの感覚なのでしょうが、昔から5月が一番好きです。
長い冬は白一色。雪解けの春に色が現れて、5月は新世界本番という感じです。
(白樺の若葉がサラサラと輝いているあの感じです)
もちろん東京の5月とは全然違う感覚なのですが、昔からのクセで東京にいても5月になると「新世界!がんばるぞ!」と爽やかに走り出したい気分になります。
で、僕のレテパシーズ。爽やかに走り出しましたよ。
レテパアー写定番スポットの先代ハダユキコの実家の屋上でパチリ。
なかなか爽やかな幸先の良い写真が撮れましたね。
新ピアニストの菊竹南さんは、10代からレテパを好きで、初めてライブを見たのは2013年2月22日の真夜中の新宿JAMだという優等生のエリートです。
先代のユキコとも仲が良く、子供相手にピアノを教えている、ところなんかも同じなんです。
写真見る限りはもう違和感なく馴染んでいるでしょう?
昔から裏方を手伝ったりしてくれていたので、俺の地獄期なんかもちゃんと知っていて、一度はツアー先の車内で当時のメンバー全員で一触即発の大喧嘩になりそうになった時に、菊竹南の一言でその場が収まり、収まるどころか爆笑の渦を巻き起こし、バンドはめでたく存続、みたいな珍事もありました。
この前、先代ドラマーの鈴木亜沙美に会った時に「次のピアニスト菊竹南だよ。」と伝えたら「あー、南ちゃんならあの時(上記の喧嘩止め)の度胸を見る限り大丈夫だね。」と太鼓判を押してくれていました。
先月末からスタジオでは猛特訓が始まっています。
「8th録り終わってからじゃないとごちゃごちゃするからダメ」とメンバー達に言われ、おあずけ状態だった9thの新曲達もついに解禁になりまして、バンドは正常に行進中です。
死んだ後、音楽博士がレテパシーズを解説するならば、今は「中期の初期の後期」といったところでしょう。
「RCはシングルマンからキヨシローがピアノを弾きだしたせいでメロディーが変わってしまい昔の直球メロディーじゃなくなった、という話を恐れて、古宮大志はピアノだけは弾くまい、と決めていたが、2011年の離婚のドサクサで真黒毛ぼっくすの大槻家に奪われた足踏みオルガンが最近大槻さんの断捨離モードにより無事返還されたので、古宮大志は寝ても覚めてもオルガンばかり弾いているから、ちょっとメロディーが変わった時期。でも恐れを知らないメンバーのおかげで、作詞作曲上のただの変化ではなく、音楽や文学の歴史にも一石を投じる新しい時代が始まってしまった、今思えば一番スリリングだった時期」
が所謂「中期の初期の後期」です。
なかなかイカレた良い時期に加入したね。
ここから先は特に楽しいと思うよ。
南ちゃん、よろしく。
PS.ちなみに9thの3曲目は「イカレた人」という歌です。
皆さん永遠に安心して長生きして、レテパのこれからをお楽しみに。