先日はレテパシーズのライブでした。
セットリストはこんな感じ。
1.さよならの合図
2.愛してる
3.若いバンド
4.SAIL AWAY
5.ホンダ
6.おるたな
7.まだもう
8.夏のアルバム
30分のセットだったので、過去作から入る余裕が無かったのもありますが、ご覧の通り今は11thレコーディングモード全開なのです。
11thの歌は1曲1曲が重い?長い?ドーン?といった感じなので、歌っててどうしても1曲1曲ライブの流れが切れる感じがします。
なので逆らわずに自然体で、1曲終わる毎に喋りたいだけ喋っていたら、ライブ後に玄人風のお客さんから「今日は1曲1曲大切に歌って話してて、ソロライブの時の雰囲気に似てましたよ。もちろんバンドの演奏が凄いので演奏は全然違いますけど。」と言われた。
俺はソロの時代が長かったので、バンドに合わせて歌うのに苦労した。
レテパを始めても最初の数年は上手くいかず、その後は酒でごまかしてたら、あんな顛末になってしまった。
最初の頃はよく「あーあ、ソロだったらいつでも良いライブ出来るのになあ。」と上手くいかなかったレテパライブの帰り道に思ったものだ。
でも今は、ソロよりもレテパの方が自分の本当の状態だと思えている。
こんな日が当然みたいな顔してやって来るなんてなあ。
あの頃の自分に教えてあげたい。
焦るな焦るな、悲しい顔したひろし君よ。大丈夫だから。
この日は俺の大好きな大泉咲という歌手が主宰のイベントでした。
大泉咲の出番は自分の直前だったので、集中するのに振り切って彼女のライブは見ませんでした。
でも、見た友人達はみんな大絶賛してた。
彼女のアルバム「一人っ子計画」はとても素晴らしいので、ぜひ皆さん聞いてみてね。
1曲目〜最後の13曲目まで、彼女は少しずつ明るくなっていくのです。
そういう曲順になっています。
なので、ぜひ通して聞くように。
その前の週には急遽新宿のマーブルでソロライブをしました。
その日はのっぺらが出ていました。
今年の2月にのっぺらのライブを見て、その時のライブが素晴らしすぎて、俺はしばらく大騒ぎしてたのだが、今回も無事かっこいいままだった。
「無事かっこいいまま」って感覚分かるかなあ?
水の綺麗な場所に住んでいた魚が、濁った場所ではいつまでもスイスイ泳げないだろう、という感覚が俺には恐怖観念のように付き纏っている。
25年間ライブハウスで歌ってきたからな。
たくさんの魚の死骸を見てきたからな。
でも、のっぺらは無事にスイスイどころかビュンビュン泳いでた。
次の朝起きると「星座」という歌が出来た。
のっぺらの3人の事を歌った歌なのだが、これはレテパではやりません。
それがどういう意味なのかは、また近いうちに書けると思います。
①昨年11月に出た10thアルバム「夏のアルバム」のレコ発ライブを今年の夏にやるぞ!
②「僕のレテパシーズ詩集」を今年中に出すぞ!
③「僕のレテパシーズに捧ぐ」を今年中に出すぞ!
※全120曲に捧げる120の文章を少しずつ書いています
④11thアルバムを今年中に出すぞ!
という夢を以前にもこのレテパシー通信で書きましたが、少し事情が変わってきました。
④以外は今年は実現しないでしょう。
でも、全て良い感じなのです。
新たな未来予想図はかなりの独自ルートですが、これは子供の頃からの性分なのでしょうがない。
どーせ同じ所に到着するんだから、おもしろルートを選ぶんだ。昔から俺は。
また近々ちゃんとお伝えします。
お楽しみに。
2025年7月30日
古宮大志
PS.最近息子が喋り出した。言語爆発とはこの事なのか。
今の所、彼は乗り物にしか興味が無いので「キシャポポ!」「デンシャ!」「ショボシャ!」「カンコーバシ!(観光バス)」とか乗り物関連用語しか喋らないのだが、最近ようやく「ヒロシ!」と言うようになった、と噂には聞いていた。(離婚して別に住んでるので、1週間に1度しか会わない。ので、俺は「ヒロシ」の現場には遭遇してなかった。呼んでよ、と言っても俺の顔を見て「キシャポポ!カンコーバシ!」としか言わない)
が、この前遊びに行った時の帰り際、いきなり「ヒロシバイバイオートバイ!」と言い放った。
俺は感動して「お前は日本初のラッパーになるぜ!」と褒めてやった。
彼は嬉しそうな顔をして「デンシャ!キシャポポ!」と叫んだ。
PS.先程書いた「玄人風のお客さん」とはレテパ初代ドラマーの五月リョウタ君です。
彼のバンド「5月と夜のバス停」の名曲「ドリンク&ミュージック」は皆さん聞きましたか?
魚達がスイスイ泳ぎ続けますように。
みんなで祈ろう、がんばろう、急ごう。