衝撃のセカンドアルバム「愛してるよ」こちらでサブスク配信始まりました。
2016年。正直このあたりから、第一次連続飲酒が始まり、かなり記憶が曖昧ですが、写真は残っていますので、それを元に過去を振り返ってみようと思います。
それでは解説スタート。
ジャケットデザインは谷口正造さん。
1st収録曲「君しかいない」のPVも作ってくれた方です。
録音当時のメンバーです。
1stでベースだった寺中四が抜けて、飯田裕が加入しました。
他は1stと同じメンバーです。
ちなみに寺中さんは2015年の秋田ハイコーフェスの帰り道に脱退しました。
2016年のハイコーフェスの直後にはユキコトーキョー脱退。
2017年のハイコー直後にはなえもん脱退。
そう。レテパシーズとハイコーフェスはただならぬ関係でした。
当時のポスター。
最後まで飯田裕はこの自分の顔が気に入らなかったらしく、文句垂れてた。
「愛してるよ」ツアーの日程。
今は健康的になり、カブに乗ってどこまでも旅人モードですが、当時は、外泊嫌い、めんどくさい、集団行動嫌い、と、俺が渋るので、こんな5箇所の日程を組むのにも、メンバーに苦労させた気がします。
昔誰かに「え!?バンドも集団行動に入るの?」と驚かれたことがあるが、超集団行動だと思う。
今は好きも嫌いも超えた、酸素よりも必要な存在になってしまったが。
当時はまだバンドマンになり切れていなかったと思う。
CD購入特典。
3種類あって「タワレコ」「ヴィレッジヴァンガード」「その他店舗」で特典が分かれていた。
これは「B盤」中身は、ブランキージェットシティ「赤いタンバリン」のカバー。
あと、ビートルズの「インマイライフ」を俺が適当な日本語に訳して、レテパで演奏したのも入ってるはず。
「H盤」ハイロウズ「即死」のカバー。
ハイロウズで好きな歌3つあげろと言われたら「即死」「見送り」は絶対に入る。
もう1曲は気分によるが今日聞かれたなら「アウトドア派」かな。こんな天気にピッタリ。
「P盤」ピーズの「クズんなってGO」のカバー。
名曲だし、当時の気分に合ってた。
これも特典だと思う。
はなえもんが絵を書くの好きだったし、飯田裕も行動的だったので、2016年あたりから俺は、ほとんどただ歌うだけだった。
これもそう。絵もギターも素敵。
当時を知る人からよく「はなえもん、天才だったのにもったいないですね。今、何をしてるんですか?」とか聞かれる。
俺達は後悔ばかりだが、常に最善を尽くしてきたと思う。
とにかく「愛してるよ」聞いてみて下さい。
全部投げ出して、ここまでのアルバムを作ったのに、売れずに黙殺されるという屈辱だけでも、気が狂ったっておかしくないんだ。
そう思います。
でも、少ないながらも「愛してるよ」を愛してくれたあなた達がいなければ、間違いなく6枚目まで辿り着けずに死んでいたと思います。
ほんとあとちょっとなんだからがんばります。
ここからは「愛してるよ」収録曲のPV解説。
「札幌ナンバーの最後」
監督は、はまいばひろやさん。
いーちゃんの知り合いで、俺ははじめましてだった。いい人だった。
撮影場所は忘れたが、監督は事前に入念なロケハンをしてくれていて、俺達は言われるがままにがんばった。
多分千葉とか?の海を中心に撮影したんだと思う。
1日で撮影が終わる予定が、終わらず(演奏してるシーンが終わらなかった。)あの場所から近い漫画喫茶で仮眠を取り、日の出とともに残りの撮影をした。
映像の最後のシーンは、撮影的にも本当にラストシーンだったので、メンバーみんなの終わったー!という解放感がにじみ出ていると思います。
「ロックンロール」
監督は、はなえもん。カメラは長谷川大。
歌詞の冒頭が「高円寺の〜」なので撮影も高円寺でした。
はなえもんが張り切って衣装も用意してくれて、素敵なPVになりました。
俺らはキヨシロー〜ヒロト、マーシー〜レテパ、という世代なので、先輩達同様「PVは適当にふざける」という伝統が染み付いてしまっていて、最近の(流行に敏感な友人が、たまには色々見た方がいいですよ、と見せに来る。)映像自体が感動できるPV、歌をより良く感じさせるPV、が好きな人から見ると時代遅れのポンコツかもしれません。
が、太宰さんも言っていましたが、作家は一つの時代しか生きられないのかもしれない、というのは、本当な気がします。
俺の曾祖父ちゃんは太宰さんで、じいちゃんはキヨシローとか1950年生まれのフォークの人達で、父母はヒロトやマーシーで、その子供なんです。
売れてないだけで、歌いだしたのは2000年だからね。
2000年代。2010年代。そんで2020年代か。
最近の音楽事情はクソだ、という人もいるが、俺が始めた2000年頃も変わらずクソだったよ。だから大丈夫よ。
「東区が恋しくて」
アルバムデザインを担当してくれた、谷口正造さんが作ってくれたPV。
「東区が恋しくて」「君しかいない」はレテパのポンコツPVというよりは、谷口正造の「作品」ですね。
「ハローグッバイファックユー」
長谷川大が作ってくれました。
2015年頃〜2016年頃までのレテパの映像が色々見られます。
このPVを作ってくれていた時にユキコトーキョーの脱退が急遽決まったので、映像最後のあたりはユキコ多めな気がします。
PVが終わると、2016年のハイコーフェスのライブが丸々入っています。
音は悪いですが、ボロボロの果てのロックンロールが映されていると思います。
ブルースマンでもパンクスでもなく、ロックンローラーという感じです。
アンコールで「赤いタンバリン」を歌っています。
以上、長くなりましたが「愛してるよ」解説でした。
次回は7月30日サードアルバム「永遠に、たまに」が配信されます。
お楽しみに。
PS.昨日は6th「アコースティック」の練習でした。
ブルーハーツの「ダグアウト」とマーシーの「夏のぬけがら」で出来ている俺のアコースティックな部分が全開の最高傑作になるような気がしています。
自信満々なので「愛してるよ」を絶賛できるわけです。
がんばる。祈っててね。
ほんと、今も昔も素敵なメンバーに恵まれています。
変わった人が多かったけどね。
PS.あ、書き忘れてた。
「愛してるよ」録音は馬場友美。
吉祥寺のGOKにて。
アナログテープ?オープンリール?
俺はよく分かってなかったが、アナログ録音でした。
このサウンドに近づきたい人は参考にしてね。