9月9日(水) 5thアルバム、6thアルバム制作状況

皆さん4thアルバム「ブルースマン」聞いてみました?どーでした?

最近は、3rd、4thのボーカル再録音や再マスタリングなどもあり、過去作をいじくり回してばかりいて、なかなか神経を使いましたが、これからは前だけ見ての新作制作なので、のびのびと思いっ切りイカれてやろうと思います。

今は6thアルバム「アコースティック」制作の真っ只中です。(ちなみに5thアルバム「レテパシー」と同時発売を目指しています。)
今作はボーカルは別録りなので、俺以外のメンバーの録音を先にやりまして、みんなのパートは終わりました。

6thの5曲目は「調布飛行場」という歌ですが、コードはAの一つだけ、というレテパでも最小コード数の歌になっています。
この歌で高野京介は凄まじいギターを弾いて、知恵熱まで出して、才能をいかんなく発揮しておりました。
「レテパには、やはりストラトだな。しかも俺と同じ年で同じ岩手出身のストラトを買ってきて改造したんだ。」と、彼の好きな紫色のストラトを用意してきたのですが、この改造が奇跡を起こしたらしく、ギターにはうるさいタカユキカトー(ベース&録音担当)も衝撃を受ける程の美音を奏でておりました。
結局、今作はこの紫のストラト1本で全曲録ってしまいました。(あ、「アコースティック」だけどアコギの曲は無いよ。全エレキだよ。)
エフェクターもギターも、好きな人が見たら興味あるんだろうから、写真の一枚でも撮れば良かったね。
俺は前作5thの録音の時から、傑作意識が強すぎるのか、メンバー録音時に集中し過ぎて激しい頭痛と吐き気に襲われるので、写真を撮る余裕はありませんで、すみません。(自分のパート以外の時だけね。歌う時は全然大丈夫。)
90年代のスキー靴みたいな見た目のギターでした。ライブで披露できたら良いですね。
あと、エフェクター関連では「やっぱりラットだね。」というタカユキ君と高野君の会話だけは覚えています。(あと俺は「トレモロ」というのが大好きな事が判明した。9曲目「猫との午前」でトレモロ大活躍するよ。)

昨日は暇だったので、歌の舞台の「調布飛行場」に行ってみました。
歌が出来たのは2008年だから、12年振りで記憶も曖昧でしたが、歌の舞台の調布飛行場に隣接した「武蔵野の森公園」に着くと、歌に出てくる「滑走路」「一番見渡せるベンチ」「貯水池」果ては「自分の足ばかり見ている30代と思われる男性」までちゃんといて、歌のまんま過ぎて、我ながら面白かった。
そして、忘れた頃に、ブーンとセスナが着陸。
アルバムが完成したら、皆さんも行ってみて下さい。
笑っちゃうくらい歌のまんまなので。
(まあ、どの歌もそうですが。いつか「レテパ歌舞台MAP」でも出すか。)

「調布飛行場」

調布市の離島行きの飛行場 やって来たプロペラはセスナ
平日の滑走路に降りて来た 今日ここに用のある家族

離着陸よく見える公園でも 一番見渡せるベンチで
30代と思われる男性 自分の足ばかり見ている

夏がやって来たのが今日の僕は 慣れない日焼け止めのニオイ
もう一機来るまで待ってるか だけども静かすぎる夏の空

貯水池の水 心通さずに見てる人達 神様みたいに
誰も何も見ていない そんな時 エンジン音 みんな見上げた

調布市の離島行きの飛行場

こんな歌詞です。
この頃は、近所に住んでいたので、暇な時よくここでボーッとしていました。

ちょうど、アルバムのジャケット撮影の場所を捜していたので、明後日またメンバーみんなで行って、撮影してみようと思っています。

色々と佳境で、ゆっくり文章を書けなくて、すみません。
でもあまり書かないと、心配してくれる人もいるので、とりあえずの乱筆で失礼。
とにかく、勝手に人生の集大成のクライマックスを迎えている気分になって燃えていますので、5th、6th、ご期待下さい。

「いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま」

病院のニオイ セーターのニオイ 急ブレーキでゴムが焼けるニオイ
思い出したのは岩見沢の事 僕の住んでた岩見沢の事

いなくなったのは僕の方じゃなく 岩見沢市の方がいなくなったのさ
僕は今でも12号線国道の放置自転車のつくる日陰で涼んでます

通る車 7割は札幌ナンバー 2割は旭川で 残りは見知らぬ土地

行ってみたのさ いつだって どこだって
いつも心だけはこの日陰で涼ませたまま

りょ~ゆ~の裏道 りょ~ゆ~は岩見沢のスーパー そこを歩いてくと放置自転車があって
サドルの錆がとってもいい感じ 僕の体も同じ部分が錆ていく

僕に触れた君は赤錆に気付くか 僕は覚えてる全ての風景を

なんだってやれるさ いつだって どこだって
いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま

今日はどこで何をしよう 何を言おうか 赤錆に吹く風を日陰で感じて

どうにでもなれるさ いつだって どこだって
いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま