2月11日(土) 引き続きゴー!

昨日テレビのチャンネルをポチポチと変えていたら、ちょうどMステで、ブルーハーツのトレイントレインの映像を流していました。
懐かしの◯◯特集みたいなやつだと思うけれど、こういう懐かし特集みたいなやつで、ブルーハーツが流れるといつも「今、人生が変わった人が何人いるんだろう!運命のアンテナがビビビビビ!って感じで」と思いニヤニヤしてしまいます。

ネットとかで自分で検索して出会うのとは、ビビビビビ!の感度が違う気がします。
自分はネットやスマホは「速度」と「量」が不向きでほとんど見ません。(ツイッターの140文字の文章も、それを書く為だけのアカウントで140文字にまとめて、それをレテパツイッター部に送って投稿してもらっています)

家ではテレビと本ばかり。(図書館まで徒歩3分!駅近物件より、図書館近物件の方が家賃高くて良いと思う)
最近はテレビの話をしても友人達は興味が無く「うちテレビ無いんだよね。つーかひろしはテレビめっちゃ見るんだね、、」と意外そうな顔をされます。(昨日の金曜ロードショー見た?と言ったら「見た見た。やっぱり金曜ロードショーで見るのは一味違うよねえ。魅惑の深海パーティーが云々、、とツーカーで話せる友人にツナオジェットボーイというのがいます。彼の素晴らしいアルバム「ファースト!!」がいつの間にかひっそりとサブスクで配信されていました。みんな聞いてみたら良い。そしてセカンドの「未完成」も素晴らしいアルバムなので配信される日を待ちましょう)


※あと、彼が新バンド「ヴィンセンツ」を組んだらしいです。2/26にデビューライブとの事。俺はレテパのスタジオがどうしてもその日しか入れないので行けないが、皆さん伝説の始まりを目撃してみましょう。

シンガーソングライターの脳みそとしては、テレビ視聴は最適だと思う。
40%くらいは画面を見ているが、残りの60%は画面から派生する自分の世界を旅してます。
そういう意味では、ラジオも読書もネットも、それ自体に集中してしまうので、その最中に歌は出来ないが、テレビ程度の遊びのある脳への刺激は、シンガーソングライター脳にはちょうど良い気がします。テレビ見てる最中には歌がよく出来ます。

ツナオさんと出会ったのは2005年くらい?かな。
俺は毎年自分の手帳に「自主企画に出てほしいかっこいいバンドリスト!」というのを書いています。
毎年増えたり、減ったりしていきますが、2005年からずっと彼の名前は燦然と輝いております。

そして、去年の2022年の手帳に新たに書き加えられた(エラソーに聞こえますかね?すげー謙虚な気でいます。芸術に対してだけは)かっこいいバンドに、、

「ほたるたち」
「ヤスエでんじゃらすおじさんバンド」

がいます。
その2組にオファーしてレテパシーズ企画をやる事にしました。

出てくれる、と決まった時の自分の喜びようを思い出すと「ああ、これが自分の全てなんだな」と再認識させられます。
大好きなバンドに大好きです。とドキドキしながら伝えて、出演を快諾してもらえる。
これは何よりも嬉しいんです。

ヤスエさんも穂高亜希子も、かなり昔からの知り合い。
だが、去年のライブを見ての感動は本当にすごかった。
この3組が順番にライブをしていくと、一体どんなことになるのでしょう。

答えを目撃しに来て下さいね。
お待ちしております!

PS.最近ライブハウスによく行くけれど、ただの発表会みたいなイベントが多い気がする。
なんか自分はおせっかい気質なので、オープンから終演退場の瞬間まで、全時間に自分の手垢を付けたくなってしまう。
良くも悪くも(まあ俺は良いと思ってますが)レテパ企画はこってりしてますので、ライブハウスの雰囲気は嫌いだなあ、というあなたもレテパシーズが好きならば信じてご来場してみてね。(レテパ企画はそこらへんの宗教なんかよりもよっぽど老若男女森羅万象全生物ウェルカムなんですよ)

PS.イベントタイトル「レテパシーロックフェスティバル」にしちゃいました。
「ロックなんて一番自分から遠い言葉だなあ」と思って生きてきましたが、なんか最近さすがにロックという言葉が可哀想な気がしてきたので使っちゃいました。
上から目線でごめん。ロック。

PS.世界中に溢れる「ロック」「ロックンロール」という文字の95%は俺の人生に水を差すような白々しさを与えたが、思いっきり「ロックンロール」の世界の人なのにずっと好きだった人に鮎川誠さんがいました。
先日亡くなってしまったと聞いて、大切な思い出を思い出しました。

以下、大切な思い出

2000年9月3日
自分は北海道岩見沢緑陵高校の進路未定の3年生でした。
進路未定と言っても色々あると思いますが、、

「とにかく世界中で一番キレイな音を出したい」と病的に思い込み、ひたすら一人でアルトサックスを吹き続けた高校2年生が、3年生の時に友部正人の「反復」(「ベストセレクション」というアルバム。歌手になったきっかけは?と問われたらこのアルバムになります)を聞き衝撃を受けてフォークシンガーになろうとした。(その前のハイロウズやブルーハーツ体験では衝撃は受けたが、自分でやろうとは全く思わなかった)

早速東京に旅立ち、ぴあ(ライブハウス情報が載っていた)を片手に「ライブ出演オーディションライブ!参加費1000円」みたいなやつに片っ端から出たが、全部門前払いされた。(あの時の冷たい対応。一生店名忘れません)

「これだ!歌だ!」と「反復」により希望に満ち溢れたのに、全部門前払い。(ちゃんと友川かずきや遠藤ミチロウとかがスケジュールに載っている、自分を分かってくれそうな店に行ったのに)

2000年9月3日は、まさに絶望状態「真の進路未定」の時期でした。(この1ヶ月後の10月1日に札幌東区161倉庫に救われる事になります)

自分は岩見沢にある実家に住んでいましたが、2才〜13才まで住んでいた隣町の我が故郷月形町でこの日「メロンジャム」という野外ライブフェスがあったのでした。
※メロンが特産品だからメロンジャム
※北喜常というライブレストランのオーナーが主宰していた
※北喜常には高田渡とかもライブをしに来ていて、親が見に行っていた。(泥酔した父はなんと渡さんのツアー車に乗せられて帰って来た事がある)

毎年、地元のアマチュア(月形刑務所の刑務官がメンバーのバンド「Jailhouse」が歌う「Jailhouse Rock」なんかが名物?だった気がする)とか、大都市札幌からちょっと偉そうなセミプロみたいなバンドが来ていました。

が、この年は「東京からすごいバンドがやってくる」というので、久しぶりに大好きな月形の空気も吸いたかったし、行ってみる事にしたのでした。


※実家の壁に今も貼ってあるポスター(長津さんの名前もありますね!)

その後の事は、先日レテパツイッターに載せてもらったこの140文字が全てかな。

以下引用

地元の小さなお祭りにすごいバンドがやって来るという。
半信半疑で会場に着くと謎の生物が全力で何かをやっていた。
何をしてるのかは分からなかったけど「全力」なのと「自分の味方」なのはハッキリと分かった。
味方がいるなら頼もしいぞ、と進路未定の17才は自分も歌う事にしたのでした。(古宮大志)

※140文字(ツイッターは140文字が最大)では書ききれなかったのですが、本当は「歌う事にしたのでした」よりも「歌う事をやめない事にしたのでした」と書きたいところでした。

調べてみたら、その頃のシーナ&ロケッツのスタッフの方?のホームページがありまして、セットリストを載せてくれていました。

これ見て思い出したが、ラストは確かに「Johnny B. Goode」でした。
英語苦手なので歌詞の意味は分からなかったが「なんとでもなるからゴーだよ。大志。ゴーゴー!」と言われた気がして、とっても元気になったのを思い出しました。

思い出したらまた元気になりました。

そしてスタッフの方のページに載っていた、この写真の赤マル。
多分、俺ですね。

ずっと続いていくのです。
シーナ&ロケッツ、あの日はありがとうございました。
引き続きゴー!します。

PS.2/7で断酒4年になりました!
詳しくは専門的に長くなるので書きませんが、

レテパシーズが自分の全て→そしてそれは飲酒すると終わってしまう

というシンプルで最強の方程式が、この4年間の断酒を成功させてくれました。
メンバーだけでなく、レテパシーズを必要としている人達がいないと、この方程式は最強にはなりません。
おかげさま、だと勝手に思っております。
勝手にありがとう!
これまた引き続きゴー!ですね。