10月30日(土) 「才能がなかったんだろ」解説

ずっとこのページを読んでくれている人には、何もかも承知の歌だと思うのですが、新しい人の為に少し解説。

僕のレテパシーズはCDは作るが配信はしていなかった。
が、昨年からサブスク配信をはじめて1st,2nd〜と、もったいぶって1枚ずつ過去作を配信していった。
が、2ndまで配信した時に全然人気が無いことにあらためて気付き、絶望していたら出来た歌です。
 
証拠資料↓


(あ「北」0回じゃなく5回になってる。なぜだろう?間違えたのかな?何にせよ事実と異なる事を歌ったのは後にも先にもこれだけだと思うので許して)

あと、俺は忘れていたんですが、過去にこういう事も書いていたみたいです。
(お客さんが教えてくれた。2020.8.5のNEWS)

(才能がなかったんだろ作曲のきっかけについて)

母が「ひろしに才能があるのは分かるけど、聞く方に才能がなかったら、どうするの?」と言いやがったので、それもこの歌が出来るキッカケになりました。
(この母は俺が17才の頃に「これからは歌を歌う事にする。」と伝えたら「反対。歌はやめときなよ。詩だけにしなよ。古宮家は歌が下手なんだから。」とほざいたことがある。)

こんな感じかな。
あとは聞けば分かるから解説不要ですね。

ちなみに冒頭(冒頭後も)のシンセは俺が弾いています。
小学生の頃は母の影響(今も現役で弾いている)で俺もピアノを習っていたが、所謂嫌々習っている子供だったので、全然好きになれなかった。
癇癪持ちの完璧主義者だったから、曲途中でミスすると癇癪を起こしまたはじめから弾き直す。それを延々と繰り返す。
なのでいつまでたっても先に進めず、最後には泣いて暴れる。

ですが、耳だけは褒められました。
絶対音感的な観点から。とても才能があると。
「じゃあなんでそんなに音痴なんだよ」との声が聞こえてきそうなので簡単に説明。

話す、で足りるなら話すべき。
足りないから、歌う。
話す時に「声色」「音程」「大きさ」なんて気にしない。(する人は訓練を受けた嘘つきだね)
気にするのはもっと別のこと。
歌う、は、話す、の進化版であって、別物では無い。
ので、話すように歌う、しか出来ない。
(が、それを余裕で超えた素晴らしい歌手もいますね。俺はここが気に入っていますが)
(昔はもっと喋る声と歌声が同じだった。が、それだと喉がすぐにダメになり慢性の気管支炎になり、果ては声帯ポリープができて4ヶ月間も声が出なくなった経験から、2014年にポリープ防止の訓練を受け、そこから歌声が少し変わっていますが、なるべく最小限にしたつもりです)

意味分からないかな?いつかちゃんと書きますね。
他にも何個か理由あるし。
(あと、読み直してみて思ったが、これは歌い出した頃から続いていた感覚なんですが、今はまたちょっと違うかもな。まあ、せっかく書いたし残しときます。歌い出した頃は、話す声と歌う声が1ミリも変わらないように注意してた)

「才能がなかったんだろ」でシンセ弾いてみたら鍵盤ブームがやって来まして、なんだかんだ毎日弾いています。
役に立たなかったと思っていた、小学生の頃のピアノ教室も、多少は意味があったみたいで、脳が「お、やっぱり使ったか。残しといて良かったよ。1992年頃のピアノの記憶。ほら思う存分使い給え」といった感じで、割とすぐに、指と心が直結して動くようになってきました。

PS.この歌はメンバー全員が歌っていますが、気付いたことがある。
ヤハタトシキと関口萌の歌声は似ている。
録音を聞いて「あれ?ちゃんと二人共歌った?」と疑ったら声が似ていて一つに聞こえたのでした。

そして、カニユウヤと俺の声もタイプ的には同じ。
なので「俺に万が一があったら、カニーニーがギターボーカルになってレテパシーズを続けてね」と伝えて了承を得てますので、皆さんもそのつもりで。
ちゃんと超音痴なところも素敵なんです。

PS.俺が唯一手放しで天才と呼べる人がいるのですが(事情があり名前出せません)その人から古い足踏みオルガンを2004年にもらいました。
ですが、2011年の離婚引っ越しのドサクサで真黒毛ぼっくすの大槻ヒロノリの家にずっと置いたままになっていました。
(離婚後、元嫁が大槻さんちに転がり込んだため。話題になった「家ついてって〜」のテレビで大槻さんが酔って滅茶苦茶に弾いているオルガン)
昔「あれ、返して欲しいなあ」と言ったら「嫌ですよ。弾くんですよ」と言われたのだが、今引っ越しの断捨離モードみたいで「ひろし、オルガン引き取って」と連絡してきた。
で、毎日弾いています。今の自分の感覚にとても合う楽器です。
あの頃は全く弾かずに本とか載せる台になっていましたが、今はオルガンも嬉しそうです。
おかえりオルガン。いつかレコーディングにも登場してね。

PS.あ、カニユウヤも俺も沖縄びいきなので沖縄の呼び方「ニーニー」から「カニーニー」と呼んでいます。