文章/カニユウヤ
「エゾエンゴサク」という花をご存知でしょうか
自分は知らなかったです
知ったのは約半年前
「ひろしデモ12th」にあった歌詞からでした
雪解けの水を吸って短い期間に咲く、北海道の春の花です
植物に関して全く詳しくないのですが、植物の話を聞くのは好きです
植物の名前をたくさん知っていると、道端に生えているものが目に入ってくるようになります
そういう豊かな散歩をしてみたいと思うのですが、暗記が苦手なのでそうもいかないです
大志さんは自然と「自然」のことを知っている人なので、わざわざ覚えようとしていないと思います
自分が生まれ育った地は、練馬区で、そこにあった自然といえば、畑に生えてる練馬大根(細身の大根)くらいでした
育った土地の植物のことをたくさん知っているというのは、とても羨ましく、美しいことだと感じています
デモを聞いた時、「エレキギターの音、入れたくないなぁ」と思ってしまいました
エレキギターはとてつもなく大きなエネルギーを瞬間的に放出する楽器です
そのエネルギーは植物っぽくなく、近しい生き物といえば「ソリを引っ張る6匹の犬」です
植物はもっと、ゆっくりで静かなエネルギー
ハーモニカとか、そういう方が合うんじゃないかなぁと
ということで、アレンジの際にエレキギターを封印しました
アコギを持ってきて、なんとなくコードを弾くのですが、なぜだかしっくりこない
「代わりに鍵盤ハーモニカでこういうメロディを弾いてほしい!」
と伝えようとした時、エフェクターボードの隅にあったボトルネックが目に入ります
ボトルネックとは、瓶の飲み口を10cmほど切り出したようなもので、ギターのネックに当てると、音程がシームレスに変わります
ここから先は、言葉ではなく実際に聞いてみて欲しいのですが、結果として「植物のエネルギー」を無事表現できたと思います
12thが世に出るのが楽しみです
PS.
カニ君から「最後にエゾエンゴサクの写真があれば添付して欲しいです。」とリクエストがありましたので、北海道月形町南耕地神社にひっそりと咲くエゾエンゴサクをどうぞ。手前のフキノトウも良い感じ。今年の春に僕の父が撮影して送ってくれました。(古宮大志追記)







