11月29日(水) 大丈夫、うまくやっていけるさ

2023.11.25
新宿Marble
僕のレテパシーズ9thアルバム
「RADIO LETEPA」レコ発ライブ

1.四面道信号待ち
2.無色の歌
3.ヒーローと
4.イカレた人
5.最後のGB戦士
6.数学と国語
7.ホワイトアルバム
8.夏の中で
9.コード泥棒
10.そばにいる
11.まだもう
12.夏のアルバム
13.17
14.君しかいない
15.青春
16.クレイなジー
17.ハローグッバイファックユー
18.海へ行こうよ
19.空知
20.愛は風景

アンコール
21.小さな町で(友部正人cover)
22.カニハウス
23.さんちゃんへ〜突き抜けたバカ(キャットキャットワンワンズcover)

信じるっていうのはこういう事なんだな、と思えた夜でした。
今まで23年歌ってきましたが、この夜は一番歌に近づけたと思います。
歌そのものになれた、とすら思っています。

危ない綱渡りな時期もあったけど、こんなに元気に辿り着けた。
あとはどこまでも行進あるのみ。
本当によかった。めでたしめでたし。

新しい物語が始まると思います。
この旅はまだまだ終わらない。
上中下、全3巻の旅ならば、ついに上が終わった気分。
最高の結末。感動のラストシーン。
まさにクライマックス。

来てくれた皆さん。
目撃してくれてありがとう。
なんか自分も目撃している気分でしたよ。
「何を目撃したの?」って聞かれたらさ「レテパシーを見てたんだ。」って答えたい。
まあ、20曲目の歌詞の最後の1行の感じです。

愛はただの風景だから
僕も君も眺めてる

10曲目の「そばにいる」という歌は次作10thアルバムの歌だけど、この歌の歌詞もそうです。

そんな街の風景になれたら
なれてたら僕ら
そばにいる

こんな感じの夜でした。
そう思いませんか?
きっと、同じ気持ちだと思います。
ありがとう。愛してるよ。

これからも、懐かしい風が吹く風景のようなバンドでいたい。
あなたも素敵な風景でいて下さい。
そしたら僕ら「そばにいる」と思います。


PS.夏は普通に物干し竿に洗濯物を干しますが、今の時期は庭木にしか日が当たらないのでこうなります。
これはライブで着てたツナギ。
キラキラ光ってて、近くで見ると湯気が立っていた。
日光ってすごいなあ。
洗剤のいい匂いの蒸気を見てたらさ、なんか希望に満ちた気分になったよ。
「中巻」は素敵な事が続くような気がします。楽しみ。

PS.「自分が歌い出すキッカケになった人」の目の前で歌ったので、歌達も喜んでいました。
まあ父みたいなものですからね。
アンコールでは友部さんのカバーで「小さな町で」も歌いました。
17才〜18才の頃、この歌を何時間もリピートして聞いていた。
授業中も制服のワイシャツの中からイヤホンを通してバレないようにエンドレスで。
自分のくだらない人生とは関係の無い、遠い夏の夜の世界に逃げ込んで、安心した気持ちになっていたのでしょう。
でも、今回あらためてこの歌と向き合い、歌詞を紙に書き、何度も歌っていたら、あの頃とは違う歌に聞こえてきたんです。

まるで、あの頃の自分と今の自分が糸電話でつながっているような。
制服の中に忍ばせたウォークマンのイヤホンを通して、あの頃の自分に教えてあげているような。
アンコール、そんな気分で18才の自分に歌ってあげていました。

「大丈夫。うまくやっていけるさ。」

なんか、今も書いてて涙が出てきたよ。
ほんとよかったね。

「小さな町で」友部正人

小さな町で車を止めて
コーヒーを飲み本を読む
そんなことができるなら
そんなことがしてみたい

夜の向こうには何もない
ぼくらはどこへも向かってはいない
ラジオから流れるロックンロールが
ぼくらを古い時代に連れ戻す

制限速度の標識のように
君はぼくの前に立っていた
その時君はまだ18歳
ぼくらは制限速度を置き去りにした

光の中にたたずむ橋を
向こう側から渡ってみたい
ハンドルのない車みたいに
世界がぼくに近づくだろう

11月25日(土) 新宿Marble

2023年11月25日(土)

新宿Marble

僕のレテパシーズ「RADIO LETEPA」レコ発ライブ

開場18:30
開演19:00

前売3400円(1D別)
当日4000円(1D別)

出演
僕のレテパシーズ

【ゲスト】
友部正人

※チケット販売(イープラス)
https://eplus.jp/sf/detail/3936410001-P0030001

※お問い合わせ
080-3714-7554(Marble/15:00-19:00)
letepathys@gmail.com(僕のレテパシーズ)

※当日会場にてフライヤー提示または物販購入で「RADIO LETEPA缶バッジ」プレゼント。

11月23日(木) 純粋現象

さあ、あと2日です。
我々は最後のスタジオも終え、準備万端です。
セットリストも新旧織り交ぜた素敵な曲目になったと思います。
「伝説の2023.11.25のセットリストTシャツ」を作りたくなるくらいのセットリストだと思います。

Tシャツといえば「RADIO LETEPA」Tシャツを元メンバーのハダユキコが作ってくれました。
前から彼女に「このジャケはTシャツにしなきゃ勿体無いよ。」と言われていたのですが、時間に追われ(週4でバイトしてるしね!)諦めておりました。
いつまで経っても作ろうとしない俺を見て、業を煮やしたユキコが「じゃあ勝手に作っちゃうからね。そのかわり売り上げ何割か貰うからね!」と言い放ち、作ってくれました。

【RADIO LETEPAジャケTシャツ】
白とグレーの2色。
Lサイズのみ。
2500円。
各20枚の枚数限定販売。
11/25の会場のみでの限定販売。

で、一つ業務連絡を書くと、、

各所に置かせて頂いた「RADIO LETEPAのフライヤー」を持参すると「RADIO LETEPAの缶バッジ」が貰えるのですが、遠方から来てくれる人とか大変だろうなあ、と思い(新宿にも各所置かせて貰ってるが、ディスクユニオンとか、ちょっと遠回りですしね、、)このTシャツやアルバムとか、物販を買ってくれた人にもプレゼントする事にしちゃいます。
フライヤー持参の方の缶バッジも当日物販コーナーでお渡ししようと思っています。
開演前でも終演後でも好きな時に貰いに来て下さいね。

※「1st〜6thアルバムジャケ6枚セットTシャツ¥22000」の在庫もおかげさまで数少なくなりました。
買ってくれた方々、本当にありがとうございました。
おかげさまで在庫少なく、セット売りが難しくなったので、11/25は残った在庫をバラで販売しようと思っています。
粋にパッとセットで買ってくれた方々、ありがとう。お許しを。

さっきセットリストの事を書きましたが、今回のセットリストには次作10thアルバムからも5曲入っています。
この5曲、実は先月末にレコーディングをしました。
いつもはアルバム10曲をまとめて録音するのですが、今回はカニユウヤが「10thの歌はドッシリしてるので、10曲まとめてじゃなく、5曲ずつアレンジして録音しましょう。10月に5曲。2月に5曲。」と提案してくれたので、そういう運びとなりました。
せっかくなので歌詞を読んでから聞いて貰いたいな、と思ったので「歌詞」のページに載せてみました。
11/25のライブが終わったら消そうと思ってますので、今のうちに読んでみてね。
10thアルバムは全曲夏の歌。
タイトルは「夏のアルバム」です。
来年の初夏には出したいな、と思っています。

今日は長くは書きません。
前回、前々回のレテパNEWSに全て書いたので。
とにかく「RADIO LETEPA」を聞いてみてね。
そして大好きだったら11/25目撃してね。

昔はこの純粋現象を起こすのも大変でした。
無名の自主制作インディーのエンデンジャードスピーシーズ(絶滅危惧種)なバンドの「アルバムを聞いてもらう」のは一苦労だったので。
今はこの文章を読んだ数秒後には「四面道信号待ち」のイントロが始まります。
で、その25分後(今作はジャスト25:00でした)には「サンキューレディオレテパ。バイバイ。タラッタラタラララ🎵タラッタラタラララ🎵」となります。
で、余韻のままにチケット購入。
なんて純粋な現象だろう。最高に好き。

昔の方が良かったとかさ、ギャーギャー言う人もいるけれど、俺はこの2023年のやり方が一番純粋で大好きです。
歌が出来て、録音して、聞いてもらって、見てもらう。
邪魔者はいない。
歌とあなただけ。

まさに純粋現象。
これでダメなら純粋現象として悲しむのみ。
全然平気。余裕の行進。

では、ライブで会いましょう。
バイバイ。

PS.🎵タラッタラタラララのあの音はカニイヤン(カニ君の呼び名ね)の持っていたFMシンセ(KORG Volca FM)という見た目もかわいいマシーンです。
あのジングルを当日は生で聞けるかも知れませんよ。
色々用意しています。お楽しみに。