10月21日(金) やっとセットリストが決まった昨日のスタジオ

昨日はスタジオでした。最近はレコ発ライブの練習ばかりしています。
こう見えてレテパシーズはセットリストをかなり入念に考えて決めるタイプのバンドです。
まずは俺が家で考えて、その後散歩しながら頭の中で通してみます。(たまにその「脳内セット通し散歩」中に知り合いに会ったりしますが、恐らくかなりそっけない態度をとっていると思います。途中で止まると最初からになってしまうので、、すみません)それで全部通して良い感じだったら、今度は家で通して歌ってみます。それでも良い感じだった場合のみメンバーに伝え、みんなで通してみます。
だけどスタジオに持って行っても毎回一度では決まらずに、2〜3回は↑の作業を最初からやり直します。
30分〜40分のライブなら余裕なのですが、ワンマンともなると20〜30曲になるのでなかなか大変な作業です。

今回のレコ発ワンマンのセットリストも昨日やっと決定しました。決まってないうちは頭の中でチェックしながら歌っているので、なかなか大興奮とはいかないものなのですが、昨日は久し振りにレテパシー大放出の興奮状態(要は突き抜けるあの感じ)を味わえました。
「ほんと良いバンドになってきたね。」
「まだまだ伸びしろはあるもんですね。」
「考えてみたら南ちゃん入ってまだ半年だもんなあ。」
なんてメンバーとしみじみ話しながら帰りました。

昨日みんなから教えてもらったのですが、吉祥寺GOK無くなるそうですね。

↓この8thアルバムトレイラーはGOK映りまくってるから記念にここにも載せときますね。

レテパシーズは2nd「愛してるよ」7th「クレイなジー」8th「エンデンジャードスピーシーズ」の3枚のアルバムをGOKのアナログテープで録音しました。テープの音ももちろんなのですが「テープの残り残量があるから基本1発録音の1テイクしか残せない」という制約がバンドの気質に合っていて、上記3作とも独特の緊張感と思い切りの良さを出せた気がしています。GOKのおかげ。ありがとうございました。
ちょうど次の9thアルバムの録音方法も考えなきゃなあ、なんて時期に入っていた所だったので、さてどうしましょうかね。まあ、今のメンバーならどんな環境でもそれはそれで素晴らしいものを作れる気がするので、出たとこ勝負で最高傑作を目指す事にします。

バンドも好調、録りたい歌もある、が録音する金が無くなってしまったので、今日は何か売れるものでも無いかな?と思い、押し入れの中を整理してみました。が、占い師に「金儲けには完璧に向いていない」と断言されただけあって、ただただ思い出に浸る1日になってしまいました。(レテパシーズ結成の頃の古い手帳を覗いてみたらバンド名を模索していた形跡があって面白かった)
今までは「バンド名の由来は?」と聞かれたら「1人になれる歌、1人で聞く歌、だから「僕ら」ではなく「僕」。自分の知っているあのテレパシーのような愛の感覚をレテパシーと名付けた。だから僕のレテパシーズ。」と颯爽と答えていました。まあ、それに間違いは無いのですが、多少模索はしていたみたいです。全然覚えてないや。笑っちゃった。

PS.昔からレテパシーズを撮影してくれている、長谷川大がくれた高級パソコンで、いつもこのレテパニュースを書いていますが、今、焦げ臭い匂いと共に画面が真っ暗になってしまった。もうダメそう。さらば高級ジャンボパソコン。
こうなると非常に肩の凝る書きにくい環境になってしまったので、今日はここでおひらき。
バンド名模索ダサくて面白かったから、近日レテパツイッターにでも写真載せてもらいますね。

10月9日(日) 特典説明や1934年以来の寒い日の事

レテパシーズを脱退したハダユキコは今も菊竹南に過去曲の楽譜を作ってくれたりして(南ちゃんはクラシック畑だから楽譜好き。レコ発では過去曲も未来曲も8th曲もたくさんやるよ)関わってくれています。
そんなハダユキコから、、

「せっかくのレコ発なんだから先着特典くらい作ったら?」と言われ、

「うーん。もう一銭も無いしなあ、、♫高円寺の北口のアコムでー♫(by.ロックンロール)」とおどけたら、

「せっかくだから金借りてでも作りなよ」

「じゃあ金は何とかするから、デザイン等よろしく」

「しゃーねーなあ」

ということで、彼女が作ってくれました。

「光り輝く絶滅危惧種キラバッジ」

届いたやつを「どうだ!」と見せられた時、思わず「参りました。これで千客万来です」とひれ伏してしまうほど、カッコ良かったです。
(ビックリマンというよりはドキドキ学園のキラリ方で素敵。ドキドキ学園派だったので)

ハードレイン、シェルター、共に個数限定の先着予約で貰えます。
ハードレイン20個、シェルター30個くらい残ってるとの事。
「自分はエンデンジャードスピーシーズ(絶滅危惧種)だ!しかも光り輝いている!」というタイプの人はぜひ手に入れて付けて下さいね。

PS.近頃は大阪のレコ発で対バンする超右腕(スーパーウワンと読むよ)やチッツ、最近知ったピーナッズの2枚のアルバムや、LIFE IS WATER BANDばかりを聞いて暮らしています。
性格的に一度好きになったら同じアルバムをとことん繰り返し聞くタイプなので、音楽を聞くというよりは、自分の人生の一時期一緒にいてもらう、という感覚の聞き方になります。
何年後かに久し振りにそのアルバムを聞いたら懐かしくて泣いてしまう、そんな聞き方です。

PS.去年の夏の終わりは、7thアルバム制作の真っ只中でした。
毎アルバム、レコーディング自体は武闘派バンドといいますか、小細工せずに練習の成果をいっせーのせで大爆発させるのみ!というタイプの録音方法だから瞬殺で終わりノーストレスなのですが、ミックス等の作業になると色々神経質になり、毎作調子を崩すので、7thの時は「何か音楽とは関係のない、それでいて毎日気が紛れる娯楽は無いかな?」と思い探し、見つけたのがヤクルトスワローズでした。(いつもは毎日テレビですが、神宮もカブで20分と近いのでよく行きます)

その去年の7thの頃の自宅での応援中、瀕死のボロボロの状態でうちに入り込んできた野良猫の名前も「サンタナ」と名付けました。(ヤクルトの外人。彼が三振して画面から消えた瞬間に縁側から入って来たので)
サンタナはもともといる老黒猫のホタテとは距離を置き、たまに喧嘩をしながらも、いつしかうちに居着いたのでした。

この一年、決してじゃれあったりくっついたりしなかった二匹でしたが、一昨日のとても寒い日(1934年以来との事。俺はそのあたりの文学がとても好きだから「ああ、あの人達はこんな季節外れの寒さの中、いったいどんな一日を過ごしたんだろう?」なんて、一人妄想にときめいていました)猫とは正直なもので、ついに、、

ホタテは赤ちゃんの時に拾ったから、他の猫とくっついて眠ったのは母猫以来12年振りだと思います。

よほど嬉しかったのでしょう。
一日の大半を町内のパトロール(この前ハクビシンをどこまでも追いかけていた、、)に費やすサンタナの帰りを待ちわびて、今、屋根の上で眠っちゃいました。(開け放った窓から聞こえる季節外れのピーナッズの夏の歌が黒猫の夢の中にまで聞こえている事でしょう。幸せな猫だ。が、ここまで色々あったからなあ。晩年はのんびりで良かったね)

レテパのメンバーでも「夏が好き、冬は嫌い」「冬が好き、暑いのは嫌」とか色んな人がいますが、俺はもう全部が懐かしくて好きですね。
ふるさとの北国の季節はもちろん、東京の全ての季節も。
良い年のとり方をしてるのかもね。ラッキー。
もうすぐ40才。青木世代だ。

PS.そういえば前に「黒猫はもう死にそう。夏を越せないだろう。皆様今までサンキュー」って書いた気がするな。
なんか、持ち直しました。ガリガリにはなったけど。