11月10日(火) ありがとうタカユキカトー

5th6thアルバムの録音、そしてベースを担当してくれた、タカユキカトー。
大任を果たしたので、ここでお別れです。(メンバーとしてね。仲良いままです。一応。)

去年の春、酔っ払いの俺に嫌気が差して、4th制作の途中で消えてしまったエンジニアの代わりに、馬場友美とタカユキカトーが登場して助けてくれた。
その時にも「6枚のアルバムだけは」と呪文の様に言い続けていたら、タカユキが5thと6thのベースと録音をやってくれる事になって、ここまで辿り着けた。

ひとえにミュージシャンが純粋に音楽を愛する気持ちから「ほんといいバンドなんだから、ここで終わってはもったいない。」と言って、金にもならないのに一肌脱いでくれたタカユキカトー。
素晴らしい演奏、録音、本当にありがとう。

一生自慢できる2枚になりました。
タカユキ君もみんなに自慢してね。

PS.これは、5thの録音時だから、去年の暮。

PS.これは、2014年付近。
2013年「ぴりぴりのファースト」と2015年「僕を殺せるのは僕だけさ」の間にあった、幻の1年、4人体制の頃の写真。
タカユキはギター担当でした。この頃のタカユキのフレーズを何曲かはなえもんが引継いで、僕を殺せるのは〜で使っている。
君しかいない、の間奏と後奏の一周目のギターとか。
ちゃらんちゃらんちゃらんちゃらんちゃらん、ってやつだね。
色んな事があったな。

プロフィール写真

11月9日(月) 「ブルースマン」またいじりました

2019年に発売した4thアルバム「ブルースマン」
今年のサブスク解禁にともない、ボーカルを新録して8月に配信スタートしたのはご承知のとおりです。
その後、5th6thのミックス(馬場友美)やマスタリング(中村宗一郎)の中で色々と学んだら、もう少しカッコよくなる気がしたので、馬場、中村両氏にリミックス、リマスタリングしてもらっちゃいました。
熱心なレテパヘッズの人は気づいたかもしれませんが、先週一度配信サイトから消えまして、今また復活しています。
今あがっているのは、本当の最終版です。
もう死ぬまで一生いじりませんし、死んでも勝手にいじらないで下さい。(イタコでも使って俺の承諾を得て下さい。)
良かったら、聞いてみてね。

https://linkco.re/bmbEzEaU

PS.2019年「ブルースマン」録音時のギター高野京介の足元。

PS.同じく2019年録音時。
ヘッドフォン固定のビニール紐がヘッドギアのようだ。
この時のボーカルが気に入らなく、今年再録した。再録してよかった。

11月8日(日) 全部終わりました

全部終わりました。

去年の暮に5thアルバムの録音をして、2月には久しぶりの復活ライブがあり、その後6thアルバムのアレンジに3ヶ月程かけて、夏に録音。
その頃、友人の死をきっかけに、たくさんたくさん思うところがあり、ずっと嫌っていたサブスクでの配信を決断。
(大げさに聞こえるかもだが「決断」でした。名字に「古」がつくせいか、新しいものは理由なく嫌ってしまう事が多い。)
まずは過去作品を、と1st、2ndを配信するも全然聞かれず、ムカついて出来た「才能がなかったんだろ」を緊急配信。
(「サブスクは最後まで聞かれないよ。」とか言うバカがいたので、最後まで聞かないと意味が180度変わる歌にした。)
そして、アル中放置時代の録音の3rd、4thのボーカルを配信を機に録り直したくなり、ボーカルのみ新録。
9月、10月は5thと6thのミックスとマスタリングで、本当に色々と学び、考えさせられました。
苦しい時もありましたが、最後は美しい気持ちになれました。
レテパの集大成。2枚の名盤が出来ました。思い残すことはありません。

全部終わったな、と思った時、振り返ったのは、5thの録音が始まった去年の暮ではなく、新レテパ結成1stアルバムの頃の2015年でもなく、旧レテパ結成の2010年でもなく、歌い出した2000年、17才の頃からの旅が終わった、そんな感じでした。

子供の頃から人の言うことを聞かず、全て自己流に極端にやって来ましたので、6枚のアルバムを作りあげるのに、20年。
気付いたらこんなに遠くまで歩いてきてしまった。もうどこへも帰れそうにありません。
(旅が終わったのに、帰れないのなら、一生旅人決定です。)

2017年以降体調が悪くなってからは「6枚のアルバムが完成するのなら、完成した瞬間に死んでもいいので、6枚のアルバムだけは。」と、何度念じたか分かりません。
あんなに念じたのに、全然死にそうも無いので、名盤2枚がどのくらい評価されるか、絶望か希望をしっかりと見届けてやろうと思っています。

せっかちなので、今までの自分なら、2枚まとめて発表してそれでオシマイでしたが、今回は周りの言うことを聞いて、一般常識的な小出し小出しで発表していこうと考えが変わりました。
大して変わらないかも知れませんが、アルバム発表前にアルバムから先行シングルを配信したりして、出来る範囲で宣伝に努めようと思っています。

というわけで、年内に2枚全部発表は無さそうです。
待ちくたびれた方、ごめんなさい。
でも、内容良いから許してね。
この名盤2枚でレテパがどう評価されるのか、一緒に目撃してみましょう。
ダメなら一緒にグレましょう。非行に走ろう。楽しいよ、きっと。

20年の長い旅は終わりましたが、レテパは続きます。
37才が何言ってんだ、と思われるかも知れませんが、17才からの青春がやっと終わった感じです。

17才〜37才が新米。
37才〜57才が若手。
57才〜77才が中堅。
77才〜が名人。

ブルースや沖縄民謡やアイヌの古老の武勇伝なんかが好きなので、こんな感じに思っています。

6枚作り終わった時の気分で解散するか決めよう、と思っていたのですが、全然解散する気になりませんでした。
多分解散するような気がしていたのですが。
しょうがないね。
ざまあみろ(レッツゴー)です。

PS.ハローグッバイファックユー でも水田の光
(故郷月形町南耕地、7月の田んぼにて)