うちは古い家なので、縁側があります。
ここで育った義母によると、縁側は昔から野良猫の通り道だったそうです。
そう聞いては我慢出来ないので、餌をおいてみたら、色んな猫がやってくるようになりました。
そして、最近は狸も食べに来ます。(この話をするとよく「ハクビシンじゃないのー?」と言われるが狸です。)
中央線と高円寺の歴史を紹介する際にはよく「こんな狐や狸しかいない、雑木林に線路をひいてもしょうがない」みたいなエピソードが出てきますが、まだいるんだな。
この辺りは関東大震災で焼かれた東の方のお寺が沢山引っ越してきて、周りは寺だらけだから、狸もまだ住めているのでしょう。
うちに来る猫(と狸)
・ニコタマ
名前の由来↓
初登場の際、あまりの貫禄にこの界隈のボスだとすぐに分かった。
食べっぷりも堂々としたものだった。
去り際に、立派なキンタマを見せてくれて、うちの猫はメス2匹なので、玉を見慣れていないユキコが「ニコタマ先輩!」と大興奮し、以来ニコタマ。
・ハナピンク
名前の由来↓
鼻がピンク。
一番食べに来る。
ニコタマの女。一緒に来ることもたまにある。
・ハニーバニー(旧名、ミケ)
名前の由来↓
先日マスタリング作業で煮詰まり、俺はちょっとヤバくなっていた。
そこで、気分転換に「パルプフィクション」を初めて見た。
ユキコの誕生日プレゼントに、なぜか五月リョウタ君がくれたDVDだ。
それを見たら「おい大志。間違ってないから、そのままゴーだ。」と、アウトロー達に励まされた気がした。
最高の気分だった。
で、出てくるチンピラ強盗の「ハニーバニー」みたいなわめき声で、近所全猫といつも喧嘩してるから、ハニーバニーと呼んでいる。
・ヨモギ
名前の由来↓
ヨモギ猫。
が、これは北海道弁らしい。
こちらでは、キジ猫。キジトラ。
・ニセホタテ
名前の由来↓
多分、裏の家の猫。
うちの黒猫ホタテ同様、黒猫なのでニセホタテ。
隣は保育園なのですが、子ども達が毎朝「あ、ジジだー。」とニセホやホタテを見て、喜んでいます。
うちのホタテの場合はデブなので「お腹に赤ちゃんいるんだねー。」とママさん達から勘違いされています。
・狸
縁の下で夜な夜な変な声が聞こえるから、子猫かな?と思い、夜通しずっと呼んでいたら、出てきたのは狸だった。
その後も、夜中に近所で、変な声で鳴いていたのを聞いた。
声のトーンから恋人を探しているのだと、すぐに分かった。
こんな街中で恋人なんか見つかるのかな、と心配していたら、一昨日、恋人と一緒に餌を食べに来た。万歳。
オスは少しだけ食べて、あとはメスにあげてた。
うちには狸の置物がたくさんあるから、何かしら安心できるものを感じ取ったのかな?夜中によく来る。
・雀
引っ越し当初は、決まった3匹しか来なかったが、2階の窓から毎日話しかけていたら、どんどん増えて今は20羽くらい来る。
「レコーディング疲れたよー。もうだめだー。」
「チュンチュン。」
「これで評価されなかったら、家出するわ。全部やめる。」
「チュンチュン。」
こんな感じです。
・ホタテ
飼い猫。
引っ越ししたての頃、お外デビューで調子こき、近所の猫達の規律を破り色々滅茶苦茶やったので、みんなに嫌われている。
一度、寄って来たニコタマの頭を叩いてしまい、それが評判を下げる決定打となった。
縁側の窓はすりガラスなので、餌を食べる猫の色やシルエットで、誰だか分かる。
ニコタマを本当は好きみたいで、ニコタマが食べている時だけ、女っぽい動きでウロウロする。
他の猫の時は、ウーウー威嚇する。
一度、狸に額を傷つけられて帰ってきた。
結構ショックを受けていた。
猫以外の敵を知ったからか、それ以来、他の猫には少し優しくなった気がする。
・5月
飼い猫。癲癇(テンカン)持ち。よく倒れて痙攣する。
引っ越しから半年、やっと2階に上がれるようになった。(癲癇のせいか、運動神経が悪い。)
1階は日が差さないから、太陽を求めて2階に来る。
太陽への執着が強く、前のアパートでは太陽欲しさに身を乗り出しすぎて、4階から2度も落下している。
2度とも死にかけたが、復活した。
まあ、こんなところです。
PS.ハナピンク。
狸カップルを撮影出来たらまた載せますね。
PS.ホタテはかぶりものが好きなので、お土産に貰ったメロンのネットを付けたら、そのまま出かけていった。
保育園から「あの猫、怪我してるんだね。」と聞こえてきた。
PS.長野県のお月様、まであと4日ですよ。