通りに座って ちょっと酔っぱらって 見ていたものは車の流れ
一台一台の車の色を 僕はていねいに 目に溶かし込んだ

ちょうど二千台を溶かし込んだ時 出来上がったのは緑がかった青
僕には それが なぜか 青信号に見えたんだ 行くよ

どこへ ここじゃないとこへ ここじゃない所もすぐにここになる
だから僕はいつもここにいるよ そうだな 北の中の北

北北西でもなく北北東でもなく 僕の大好きな北の中の北
僕の言葉は雪だな 溶けてぬれるのが 君の顔ならいいな

このまま僕はここにいるよ 君がさっきいたように 冬もさっきまでいたよ
このまま僕は北にいるよ 君が僕を好きなように 僕も僕が好きだよ

うちわをあおいで 空気を動かす 思い出したのは22回分の夏
新しい街では季節は 浮浪者のようにじっとうずくまる

東京にいる 札幌にいた アラスカに行きたい 沖縄はどこ
月形で見上げ 岩見沢で見た 君に会ったのは真夜中の海

新しい風は 僕の体と 街を半分に 平等に吹く
それを知らないお前なんかと話したもんだからすぐに死にたいよ

朝の天気予報では知らない南の町だけが雨
僕がその時思った事を 君がのぞきこんでくれたらいいな

このまま僕はここにいるよ 君がいなくなったように 冬もいなくなったよ
このまま僕は北にいるよ 君が僕を嫌いなように 僕も僕が嫌いだよ

北を見すえる目玉が 行き過ぎて地球をぐるっと一回り
たまには星が上にあるのも 気に食わない時がある

いつか いつでもいいから なんだったら今でもいいよ
北を冬の終わる瞬間を僕の歌に出来たらいいな

ラララ…

2ndアルバム「愛してるよ」収録
(2005年作詞作曲)