学校の窓を全て開けたように 昼の風はアルトサックスを
通って僕の肺に入り それからまた出て音を鳴らす
僕が自転車で走った距離に 僕の息継ぎが転がっていく
僕の声がおかしな音なら 昼の風は僕の地獄だ