夕方になれば 君を思い出し
夜もおそくなれば 君の夢を見た
夏のはじめの 空を見上げて
広い窓ガラスの向うから 君の電話を待ってた

足の上に乗った 君のまぼろしと
何を話したか 忘れちゃったけど
早く消えろ、早く消えろって
くり返しつぶやいてたことは 一生忘れないだろう

さようなら 幸運が 
降りてくるという八月なら もうすぐそこまで来てたのに

コンビニで買った 安い花火持って
たこのすべり台の下でキスをした
一つの人生を降りてしまったら
僕はもっと素敵になれる 本気でそう思ってた

さようなら 偶然が
風の中 僕を置き去りにして 少し優しくもなれたけど

さようなら 幸運が
降りてくるという八月なら もうすぐそこまで来てたのにね

5thアルバム「レテパシー」収録
(2000年作詞作曲)