9月9日(月) 第5回レテパシーロックフェスティバルについて

第5回レテパシーロックフェスティバル開催します。

2024年10月25日(金)
東高円寺ロサンゼルスクラブ
「第5回レテパシーロックフェスティバル」

開場18:30
開演19:00
前売3000円(1D別)
当日3500円(1D別)
※第4回のチケット提示で半額になります
※今回のチケットは第6回の半額券になります

出演
川崎テツシ
犬丸二
僕のレテパシーズ

【food出店】
トムヤム酒場イーダ屋
※レテパ3代目ベーシストの飯田裕が出店してくれます

川崎テツシの歌を初めて聞いたのは2017年。
この年は、自分が生まれた1982年から2024年の現在まででも、断トツで辛い年だった。
自分ではコントロール出来ない類の困難に襲われていた。
そんな時、自分と同じ匂いのする人間に会えた。
目の前には絶望が広がっていたが「ほらね。やっぱり。ざまあみろ。」といった感じでニヤリと笑う事ができた。
当時死ぬ事ばかりを考えていた俺にテツシ君の「インナースカイ」は優しく響いた。
そして今、この歌を久し振りに聞いたけど、やはり優しく響くね。
2017年頃は「6枚のアルバムだけは、6枚のアルバムだけは」とそれだけを考えて生きていた。
2024年の今は「12枚のアルバムを完成させるんだ。そして13枚目以降がもしあるのならば、13枚目以降のレテパの事を後期のレテパシーズと呼ぶ事にしよう。」なんて思えている。
1th〜6thが初期のレテパシーズ。
7th〜12thが中期のレテパシーズ。
13th以降があるのならば、それは後期のレテパシーズ。

死にたかった2017年。
ほとんど死ぬ事なんて考えなくなった2024年。
今の方が歌を歌えている気がする。
でも、もしかしたら、死ぬ確率なんて、今の方が高いのかも知れない。
生きるとか死ぬとかどーでも良くなっている絶好調の今の自分を、早くテツシ君に見てもらいたいな。
きっと気に入ってくれると思う。

犬丸ニの歌を初めて聞いたのは2023年。
THEドイ(犬丸二の大泉咲さんがボーカルだった)のライブを見て、犬丸二の音源に辿り着いた。
THEドイも良い歌だな、とは思ったが、犬丸二にはそれに加えて衝撃があった。
すぐにライブを見に行こうと思ったけど、残念ながら犬丸二は活動休止していた。
なので「犬犬波」というアルバムを繰り返し繰り返し聞いていた。

30歳を超えて今と同じこと言ってないんじゃないのって、うるせー
本当に優しいことが言えないなら何も話すな

アルバムの4曲目「ボーイズアンドガールズキラー」のこの部分はいつも一緒に歌ってしまう。
そして5曲目「犬っ走り」の世界に浸りながら、色んな事を思い出す。
このアルバムの「犬っ走り」の長さはとても素晴らしい。
自分の今までの思い出全てに、喜怒哀楽が出現する寸前のギリギリのちょうど良いスピードで、トントントンって触れて走っている感じがする。
いつ聞いても薄曇りの明るさな懐かしい気分になれる。
実は去年、THEドイにもレテパフェスにオファーしたのだが、待てど暮らせど全然返事が来なかった。
なんか変だな、と思っていたら「実は解散する事になりました。」と返事が来た。
悲しかったけど、犬丸二が活動再開するというニュースが届いたので、西荻窪のフラットにドキドキしながら見に行った。
ステージの無い狭い会場なので、あまり前だと緊張するな、とは思ったが、犬丸二以外を目に入れたく無い気分だったので、1番前で見た。
ライブが始まる前、セッティングしながら大泉咲さんはマイクを通さないくらいの小さな声で「ああ、なんでこんなに酔っ払っちゃったんだろう。」「あー、もう一回トイレ行きたいな。」とか、ぶつぶつ呟いていた。
ファンの勝手なイメージだが、その日みたいな出演者たくさん出る系のイベントを主宰出来る感じの人では無いのでは?(繊細で気苦労が絶えない純粋な印象を持っている)と思っていたので、長い長い自主企画の主宰のトリの演奏前、全然平気じゃない彼女の感じは、納得出来たし、あーやっぱりね、と思えて少し笑ってしまった。
そしてそんな平気じゃない彼女を支えるベースの人とドラムの人(まだ名前が分からず、すみません)の演奏や態度も素晴らしかった。
素敵な3人組だ、よかったね、と思った。

川崎テツシ、犬丸二、二組ともまだまだ書きたいけれど、もう少し近くなってからまた書きます。
今日はとりあえず、ご報告。
ご予約お待ちしています。

以下は少しだけ近況報告。
得意の日記風でお送りします。

○/○
3rdアルバム「永遠に、たまに」のリミックスを行う。
台風が接近していたが、元嫁のユキコは「湘南で行われるaikoの野外フリーライブ」を見に行くと言って嵐の中を飛び出したので、俺が息子のお守り当番。
しょうがないので、高円寺の家を会場にして息子を抱えながら作業する。
参加メンバーは馬場友美、カニユウヤ。
いつもの通り、まずは2人で作業してもらい、完成したやつを俺が聞いて微調整。
カニババ2人が作業している時は、作業内容を知りたく無いので、別室で息子に絵本を読ませて待っていた。
「あいうえお絵本」みたいなやつが食い付きが良いので読んでいたら「た」のページのタコの絵を見た後に立ち上がりタコのぬいぐるみを持って来たので驚いてしまった。
「そ」のページの空の絵を見た後は、窓の外の空を指差した。
へー、母親に仕込まれてやがるな、と思っていたら、下の階のカニババに呼ばれ作業に戻る。
そしてそこからが怖かった。
息子を膝に乗せながら「ユーレイ」という歌を聞いていたら、いきなり息子が立ち上がり、仏壇の遺影達を指差しちゃった。
「いやいや、さすがに偶然だろう、、」と思い、膝の上に戻すのだが、またすぐに遺影達を指差してしまう。
うーん、超能力ベイビーになってしまっているな。(まだ1才半)
まあ多分、成長と共に普通の人間になるのだろう。

3rdアルバム「永遠に、たまに」リミックスリマスター盤は今月中には皆さんに聞いてもらえると思う。
期待してていいよ。すごいから。

○/○
ユキコ、息子、と共に大槻さんのお見舞いへ。
ユキコには「あんた1人でやってるの?」と離婚の心配をしてくれていた。
俺には「いやあ、俺はもう死んだよ」と30分で5回くらい言っていた。
だけど先輩、幕はまだ下りてはくれないらしいですよ。
アンコール、アンコール。
もう少しだけ一緒に夢を見てみましょうよ。

※以下後日加筆

大槻さん関連?で一つ面白い事があったのを思い出した。
ので、以下加筆します。

○/○
元々嫁から、文章無しでこの画像だけが送られて来た。

俺は一瞬で全てを理解してニヤリと笑った。
こういうのがレテパシーだよな。最高。
時間とか関係無く、ただ風に吹かれて生きている人達だけが繋がっていれるのだと思うよ。

と、ここで結びたいところだが、意味分からない人の為に以下補足。

僕のレテパシーズ9thアルバム「RADIO LETEPA」の収録曲「ホワイトアルバム」に出てくるエピソード。
※以前解説をレテパツイッターに載せてもらっていたので、その画像も添付します。

2000年、20才の頃。
その頃はバイトもやめてしまい、ちょうどプラプラしていた。
出会って2ヶ月の女と同棲を始める事になり、相手のご両親に挨拶に行った。
すると、その父は「この娘は中学を辞めて以来、コソコソ色んな男と付き合っていたみたいだが、挨拶に来たのはお前が初めてだ。気に入った!」という事になり、俺もその頃マイブームだった「男はつらいよ」の歌を大声で歌ったりして意気投合。
「ところで結婚はしないのかい?」と聞かれたものだから「ああ、しますします。もうしちゃいましょう。」という事になり、そのまま出会って2ヶ月で籍を入れてしまった。(俺は大失恋の後で少しヤケになっていた)
その後も、こののんべえの義父とは気が合い、よく飲んだのだが、ある日「おいひろし。このレコード棚にあるビートルズのレコードを全部お前にやる。今すぐ持っていけい!」という事になった。
で、酔っ払ってるし、ビートルズには詳しく無かったし、義父も泥酔してるし、で「ホワイトアルバム」だけ見逃してしまったのでした。

最近義父はレテパの「ホワイトアルバム」を聞いてくれたのだろう。
いきなりこんな画像が送られて来たものだから、俺はレテパシーを感じ、ニヤリと笑った、というお話でした。

ちなみに、この話がなぜ大槻さんに関係があるのかというと、真黒毛ぼっくすのアルバム「夢の旅」収録曲の「大浜海岸へ」の中で大槻さんの事を怒鳴り散らしている男と、このホワイトアルバムの義父が同じ男なのです。
俺が離婚した後、この義父は大槻さんの義父になったので。(現在は大槻さんも離婚済み)
ただの札幌の床職人の男が東京のバンドの2つの歌に出てくる、というのは痛快ですね。
それだけ魅力的な男なのでしょう。
イカれてはいたけれど、頭の良い人だった。

以上、書き忘れていたので後日加筆でした。
多少大槻さん関連という事でここに載せたかった。

さあ、がんばろう。
「夢の旅」はまだ続くみたいだぞ。