横須賀のかぼちゃ屋へ
スーパーカブニケツで
評判のバンド見に
夏のような5月に
君のナビはテキトー
カブじゃ捕まる道に
入らせて笑ってる
保土ヶ谷のバイパスで
夏のような5月で
ドブ板通りに着いたら
高めのバーガーショップへ
どーせ金なんて無いしさ
一番高いやつを食べようよ
評判のバンドはバンド名と違い素晴らしくは無かったが
きっとブルースが好きでさ
ひよっ子していてえらいと思った
樽に詰められたばかりの香りのしないウイスキーのようで
何十年か続けなよ ブルースになれよ
半島を横切って
STAY1万円の
古ぼけたラブホで
蚊に刺されて目覚める
夏のような5月に
白い壁の部屋なんかさ
ずっとバカにして生きてた
でも家具まで白いこの部屋は
蚊を見つけるのには便利だな
真夜中に裸で4匹も入り込んでた 全て退治して
電気消そうと思ったら
押し間違え有線がついちゃった
チャゲと飛鳥が誰かを殴りに行こうと相談している
僕らも殴りに行こうよ じゃまなウソ達を
翌日も快晴 夏のような5月 世間は連休中日
地元の人しか行かない 食堂も今日は賑わっているね
あなたが救った世界が 目の前にあるよな気がして笑う
何で笑った?と笑われ もう一度笑う
10thアルバム「夏のアルバム」収録
(2022年作詞作曲)